先週水曜日(5月11日)、シネマート新宿で「昼間から呑む」を観てきました。
1日1回しか上映していないんですねー。それも13時からとは・・・。
まあ、おりしもそんな時間だし、タイトルに合わせて飲みながら観るかと思って売店を見たら、やっぱりありましたねー、ソウルマッコリ\\300。しかし私ヌルボは炭酸系はちょっと苦手なのでハイボール\\250を選んでしまいましたが・・・。公式サイトによると14・15日に続き21・22日にもにっこりマッコリの試飲をやるとのこと。なんにしろ、実際映画を観てみると、やっぱり飲みながら観るのが正解ですねー。「ハッハッハ、こいつカワイソーだなー」などと笑ったりしながら・・・。
ヌルボが観に行った映画としては30人を超える大入り(?)とはいっても、座席数335もある映画館ですから、韓国映画ファンとしては平日とはいってもこの4~5倍は入ってほしいところ。
さて肝心の映画について。
冒頭部分だけは公式サイトにも各映画評でも具体的に記されているので、本サイトでも少し詳しく紹介します。
冒頭から4人の若者が飲み屋で飲んでるシーン。もういきなり本論から始まってます。失恋した青年を、3人の友人が元気づけようとしている図です。
日本人が抱いている韓国人男性のイメージとして、「声がでかい」「自己主張が強い」「外向的」等があるかもしれませんが、日本人にもいろいろあるように、韓国人男性にも小心で優柔不断な人間もいて、この失恋青年ヒョクチンもその1人。
飲んでいるうち、友人の1人が「気晴らしに皆で一緒に旅に出よう」と提案します。いや、提案というよりかなり強引な勧誘ですね。目的地は江原道の旌善(정선.チョンソン)。旌善アリランで有名で、映画「春の日は過ぎゆく」のロケ地として有名で、それからウォンビンの出身地ということは彼のファンなら知ってるはずですよね。
さて、ヒョクチンは強く誘われても気乗りがしない雰囲気で「犬の世話があるから」などと逃げていたのが、なぜか最後に自分の方から「行く」と言って決まり。
そして翌朝ソウルを発って旌善のバスターミナルに降り立ったヒョクチン。あたりを見まわしても友人は誰もいない。1人で有名という五日市を訪ねて行くと市の日はもう過ぎていて閑散としている。食堂に入って名物のじゃがいもソバに焼酎。
電話をかけると「ごめん。まだソウルの家にいる。今起きたところで、他の2人は寝てる。今日は用があってそっちには行けないが、後から合流するから」と、そんなにすまなくもなさそうな口ぶり・・・。
たいていの日本人だったら「何だって!?」と大声をあげるところでしょう。激怒しても当然かも・・・。いや、それ以前にこういうことにはまずならないでしょうね。
ところがヒョクチンの場合は激怒はせず、しょうがないな、という感じ。そのままソウルに帰ろうとも思うが、結局は友人が電話で「先輩がやってるペンションに電話しておくから・・・」とか「自然が美しい。ぜひ行くべきだ」とかの相当に強引な物言いに、結局は一人で先輩の勧める道を行く。たどりついたヘンなペンション。部屋で所在なくここでも1人酒。ところが隣室にも若い女性1人の泊り客がいて・・・。
・・・とその後も2人酒、3人酒とか、飲む場面が次々と。「焼酎やウイスキーなど蒸留酒の1人当たりの消費は、韓国が世界最多」という最近の報道がうなづけます。
また、上述の冒頭の友人の、旅を勧めるというより、おしつけがましい、いや、それどころか有無を言わせぬ強引さも、韓国人っぽいですねー。親切心からなんでしょうが、おせっかいというか、ありがた迷惑というか・・・。その後も同じようなキャラの人物が登場してきます。
しかし、こんな「いいかげんで、無責任で、おしつけがましくて、酒好きで・・・」等々の言葉を非難・罵倒ととらないでください。逆に人間臭さがあっていいなーと思えてくるんですよ。
パンフに世界各地の映画祭等で上映された時、国によって人の笑うシーンが違う、とのノ・ヨンソク監督の言が載っていましたが、共感の笑いという点は共通しているでしょう。
韓国人の国民性(?)のおもしろさと、もう1つの要素は、詳述はしませんが、小心者ではあってもヒョクチン君、積極的なアタックはしなくてもフツーの男性としてフツーに女性の方になびいていってしまう。そのあたりのおかしさが次々に繰り広げられます。
とりたてて感動作、名作という映画ではないにしても、この作品に描かれた酒好きでいいかげんな韓国人のように、この映画も味のある愛すべき映画でしたね。アルコールが入ったこともあって、心地よく帰途につきましたよ。
1日1回しか上映していないんですねー。それも13時からとは・・・。
まあ、おりしもそんな時間だし、タイトルに合わせて飲みながら観るかと思って売店を見たら、やっぱりありましたねー、ソウルマッコリ\\300。しかし私ヌルボは炭酸系はちょっと苦手なのでハイボール\\250を選んでしまいましたが・・・。公式サイトによると14・15日に続き21・22日にもにっこりマッコリの試飲をやるとのこと。なんにしろ、実際映画を観てみると、やっぱり飲みながら観るのが正解ですねー。「ハッハッハ、こいつカワイソーだなー」などと笑ったりしながら・・・。
ヌルボが観に行った映画としては30人を超える大入り(?)とはいっても、座席数335もある映画館ですから、韓国映画ファンとしては平日とはいってもこの4~5倍は入ってほしいところ。
さて肝心の映画について。
冒頭部分だけは公式サイトにも各映画評でも具体的に記されているので、本サイトでも少し詳しく紹介します。
冒頭から4人の若者が飲み屋で飲んでるシーン。もういきなり本論から始まってます。失恋した青年を、3人の友人が元気づけようとしている図です。
日本人が抱いている韓国人男性のイメージとして、「声がでかい」「自己主張が強い」「外向的」等があるかもしれませんが、日本人にもいろいろあるように、韓国人男性にも小心で優柔不断な人間もいて、この失恋青年ヒョクチンもその1人。
飲んでいるうち、友人の1人が「気晴らしに皆で一緒に旅に出よう」と提案します。いや、提案というよりかなり強引な勧誘ですね。目的地は江原道の旌善(정선.チョンソン)。旌善アリランで有名で、映画「春の日は過ぎゆく」のロケ地として有名で、それからウォンビンの出身地ということは彼のファンなら知ってるはずですよね。
さて、ヒョクチンは強く誘われても気乗りがしない雰囲気で「犬の世話があるから」などと逃げていたのが、なぜか最後に自分の方から「行く」と言って決まり。
そして翌朝ソウルを発って旌善のバスターミナルに降り立ったヒョクチン。あたりを見まわしても友人は誰もいない。1人で有名という五日市を訪ねて行くと市の日はもう過ぎていて閑散としている。食堂に入って名物のじゃがいもソバに焼酎。
電話をかけると「ごめん。まだソウルの家にいる。今起きたところで、他の2人は寝てる。今日は用があってそっちには行けないが、後から合流するから」と、そんなにすまなくもなさそうな口ぶり・・・。
たいていの日本人だったら「何だって!?」と大声をあげるところでしょう。激怒しても当然かも・・・。いや、それ以前にこういうことにはまずならないでしょうね。
ところがヒョクチンの場合は激怒はせず、しょうがないな、という感じ。そのままソウルに帰ろうとも思うが、結局は友人が電話で「先輩がやってるペンションに電話しておくから・・・」とか「自然が美しい。ぜひ行くべきだ」とかの相当に強引な物言いに、結局は一人で先輩の勧める道を行く。たどりついたヘンなペンション。部屋で所在なくここでも1人酒。ところが隣室にも若い女性1人の泊り客がいて・・・。
・・・とその後も2人酒、3人酒とか、飲む場面が次々と。「焼酎やウイスキーなど蒸留酒の1人当たりの消費は、韓国が世界最多」という最近の報道がうなづけます。
また、上述の冒頭の友人の、旅を勧めるというより、おしつけがましい、いや、それどころか有無を言わせぬ強引さも、韓国人っぽいですねー。親切心からなんでしょうが、おせっかいというか、ありがた迷惑というか・・・。その後も同じようなキャラの人物が登場してきます。
しかし、こんな「いいかげんで、無責任で、おしつけがましくて、酒好きで・・・」等々の言葉を非難・罵倒ととらないでください。逆に人間臭さがあっていいなーと思えてくるんですよ。
パンフに世界各地の映画祭等で上映された時、国によって人の笑うシーンが違う、とのノ・ヨンソク監督の言が載っていましたが、共感の笑いという点は共通しているでしょう。
韓国人の国民性(?)のおもしろさと、もう1つの要素は、詳述はしませんが、小心者ではあってもヒョクチン君、積極的なアタックはしなくてもフツーの男性としてフツーに女性の方になびいていってしまう。そのあたりのおかしさが次々に繰り広げられます。
とりたてて感動作、名作という映画ではないにしても、この作品に描かれた酒好きでいいかげんな韓国人のように、この映画も味のある愛すべき映画でしたね。アルコールが入ったこともあって、心地よく帰途につきましたよ。