1つ前の記事で
「昼間から呑む」の感想を記しました。先に観た
「素晴らしい一日」とともに、ナットクの佳作でした。本ブログ
3月1日の記事で「一昨年の「韓国映画ショーケース2009」で上映された韓国映画10本は粒ぞろいだったかも」と書いたのは間違っていなかったようです。(まだ観ていない作品は
「バンドゥビ」「ヒマラヤ」「携帯電話」「ヨガ教室」「執行者」と5つもありますが・・・。)
さて、先週の記事に載せたもの以外で、韓国映画上映情報を
<シネマコリア>で見ると、おっ、5月28日(土)18:00~と31日(火)15:40~、
アテネ・フランセ文化センターで
金綺泳(キム・ギヨン)監督「下女」(1969)のビデオ上映があるではないですか。春の恒例企画「映画の授業」の中で、「映画史上の名作や重要作など必見の11作品」の1つとして上映されるとのことです。私ヌルボ、実は未見なので、この機会にでも観に行こうかな。
★★★ Daumの人気順位(5月17日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①なくな、トンズ(韓国) 9.6(1083)
②あなたを愛しています(韓国) 9.6(1515)
③サニー(韓国) 9.5(1308)
④クレヨンしんちゃん 9.4(54)
超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(日本)
⑤茂山日記(韓国) 9.4(21)
⑥番人(韓国) 9.2(77)
⑦小さな村の小さなダンサー 9.2(76)
⑧世界で一番美しい別れ(韓国) 9.1(246)
⑨逮捕王(韓国) 9.0(518)
⑩ワイルド・スピード MEGA MAX 8.8(451)
若干の順位変動はありましたが、初登場はありません。観客動員数好調の「サニー」、評点も高いです。
【専門家による順位】
①トスカーナの贋作 8.3(6)
②Another Year 8.0(6)
③茂山日記 7.9(11)
④番人(韓国) 7.6(6)
⑤ウルトラミラクルラブストーリー(日本) 7.5(2)
⑥豆満江(韓国) 7.4(7)
⑦告白(日本) 7.3(9)
⑧Source Code 7.3(6)
⑨REDLINE(日本) 7.3(3)
⑩ジェイン・エア 7.2(4)
初登場は⑨だけ。日本映画とはいえ、このテのアニメは私ヌルボの苦手なジャンルで、認知さえしてませんでした。ヌルボ同様全然知らなくて、ちょっと好奇心のある方は→
公式サイトで。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月13日(金)~15日(日)] ★★★
「サニー」、さらに観客数アップ
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・サニー(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・616,435・・・・・・・・・・・・1,775,321・・・・・・・・・648
2・・Source Code・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・222,885・・・・・・・・・・・・1,080,873・・・・・・・・・433
3・・逮捕王(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・5/04・・・・・・・・・135,149・・・・・・・・・・・・・・724,291・・・・・・・・・400
4・・マイティ・ソー・・・・・・・・・・・・・・4/28・・・・・・・・・131,219・・・・・・・・・・・・1,638,622・・・・・・・・・385
5・・ワイルド・スピード MEGA MAX・・4/20 ・・・・・・92,341 ・・・・・・・・・・・・1,561,922・・・・・・・・・328
6・・肉蒲団 3D ・・・・・・・・・・・・・・・・5/12・・・・・・・・・・45,515・・・・・・・・・・・・・・・58,250・・・・・・・・・304
7・・倩女幽魂 ・・・・・・・・・・・・・・・・・5/12・・・・・・・・・・39,091・・・・・・・・・・・・・・・48,223・・・・・・・・・278
~A CHINESE FAIRY TALE
8・・クレヨンしんちゃん(日) ・・・・・・5/05 ・・・・・・・・・35,688・・・・・・・・・・・・・・344,788・・・・・・・・・259
超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
9・・危険な顔合わせ(韓)・・・・・・・・3/31・・・・・・・・・・20,376・・・・・・・・・・・・2,544,241・・・・・・・・・175
10・・劇場版イナズマイレブン(日)・・5/05・・・・・・・・12,432 ・・・・・・・・・・・・・123,105・・・・・・・・・137
最強軍団オーガ襲来
【「サニー」のポスター。800万人を超えたカン・ヒョンチョル監督の前作「過速スキャンダル」の域に達するか?】
ふつう2週目以降は観客数が減っていくものですが、1位「サニー」は先週の約38万人から1.5倍以上の驚異的伸びを示し、他を圧倒。200万人を超えは目前で、どこまでいくか注目。
1~5位は先週と同じ。6・7位が新登場です。
6位は「
世界初の3Dポルノ」というふれこみの香港映画で、原題は「3D肉蒲團之極樂寶鑑」。中国の古典官能小説「肉蒲團」を基に明代の淫らな宮廷の様子を描いた作品とのことです。韓国題は「옥보단3D」。英語題は「3D Sex and Zen: Extreme Ecstasy」ですが、なんで「Zen」が関係あるの?(笑)
4月14日から公開した香港では、「アバター」の初日収益を超えるという大フィーバーから、「早くも続編制作の可能性が高い」とのことです。
しかーし。
<DAUM映画>でネチズンの評価を見ると、およそこんな酷評はめずらしい、という最低レベルで、★ゼロか半分だけのオンパレード! 「星をやるのが惜しい。金を出すのが惜しい」とか、「これより最悪はないだろう。・・・官能的という感じより汚らしくて変態的という思いが先にくる」とか、「美しくも俗っぽくもなく、感動的でもなくおかしくもない映画・・・時間のムダ!!」等々・・・。
もしかして、作品そのものだけでなく、香港のor韓国の人たちの感覚の違いというのももしかするとあるのかもしれません。
※映画とは直接関係ないですが、ウィキで
「肉蒲団」を見ると
「韓国の金弘道の「春画十図」に影響を与えた作者未詳の十六葉の春画冊(「玉香行水図」など)と、未央生と妻の玉香が物語中で見る春画として元代の画家・趙孟頫の「三十六幅春画冊」(韓国ドラマ「イ・サン」の図画署の画員・李チョンもどちらかの存在を知っていた)で知られる。韓国で「東廂記」「北廂記」などの好色文学に影響を与える」とあって、思わぬところで朝鮮文化史の勉強になりました。
7位は、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(1987)のリメイク版。原題を見るとオリジナルも同じ「倩女幽魂」だったんですね。韓国題は「천녀유혼」です。