私ヌルボ、生まれは名古屋だもんで、名古屋弁には郷愁めいたものを感じています。
名古屋弁の特徴は、母音が8つあることで、アイウエオの他に、連母音のaiがæ:に、uiがy:に、oi→œ:にと変化した3つの母音が加わります。(8母音説を否定する見方もあるようですが・・・。)
ただ、近年は昔ながらの名古屋弁の話者は非常に少なくなってるようです。そういえば、以前は「ハヤシもあるでョ~」で知られる(?)南利明のように、名古屋弁をウリにしていた俳優もいましたが、この頃は誰がいるか・・・。作家では清水義範がそれなりに、ってとこですかねー。
以前、1988年のオリンピック開催地の投票で名古屋がソウルに勝っていたとして、その開会宣言を名古屋弁でやったらどうなっていたか、というのを誰だったか、漫才だか漫談の人がやってたのをかすかに記憶しています。
およそこんな感じ。
「第24回オリンピアード名古屋大会の開会を宣言する。」
→「でゃあ24きゃあオリンピャアド名古屋てゃあきゃあのきゃあきゃあを宣言する。」
ま、軽い宴会芸にはなりますかねー。
あ、当ブログは100%韓国ネタというのが大前提だった。
上記の例のように、特定の母音が他の地方と異なるという特色を持つという方言は韓国にもあって、代表例が慶尚道方言。次のように変化します。
・・・ということを、先週韓国語の先生から教わりました。(忘れないうちにブログにメモって感じですかねー。)
①ㅕ → ㅐ
②ㅓ → ㅡ
①の具体例が、まさに「慶尚道(경상도.キョンサンド)」。これが「갱상도(ケンサンド)」となります。
(自分の地元の呼称からしてなまるというのは、茨城県出身の父がそうでした。正しくは「イバラキ」ですが、「エバラギ」との中間音のようなはっきりしない発音をしていました。)
ㅕ → ㅐのよく聞く例に「몇 개(ミョッケ)」→「맻 개(メッケ)」というのがある、との先生の説明に、現地での経験豊富なお酒の好きなTヒョン(兄貴)は「よく聞いたねー」と即座に反応。
私ヌルボが思い出したのは、ずいぶん以前に韓国語入門テキスト付録のカセットテープで「며칠간(ミョッチルガン)(何日間)はよくメッチルガン(매칠간)と発音されます」と説明されていたこと。あの著者は慶尚道の人から韓国語を習ったのかな?
先生の経験では、以前パスだか切符だか失くした韓国人が「トンゲン、トンゲン」というのが(当時は)意味がわからなかったそうです。標準語だと「東京(동경.トンギョン)」というところを、慶尚道の人で「동갱(トンゲン)」と言ってたんですね。
※今、東京はそのまま「도쿄(トーキョー)」という方が多いようです。
②の例は、ヌルボ自身体験的に知りましたよ。
思い出したくないことですが、釜山のタクシー内に不注意でカメラを置き忘れて、警察に連絡し、交番(파출소. 派出所)で事情聴取。そこでお巡りさんからの質問の1つが「지급이 뭡니까?」。 え、「지급(チグプ)」が何ですかって、何のこと? 「至急(지급)」でもないようだし・・・、と考えていると、今度は英語で尋ねてきました。「I’m a policeman,and you?」 ああ、そういうことなの。「지급」じゃなくて「직업(チゴプ.職業)」ね。・・・というわけで、カメラを代価に(涙)慶尚道方言の基本形の1つを学習したのです、とほほ。
先生は、オマケに忠清道方言の母音変化についても少しふれました。
忠清道では、ㅜ(u)の前にyのついたㅠ(yu)の他に、ㅡ(ɯ)の前にyのついた、ハングルでは表記不能のyɯという音があるそうです。ㅡのように口を横に引っぱってユと発音するのですが・・・。
※갱상도でググると、慶尚道関係のいろんなサイトがヒットしました。
その中で、<釜山語の練習 短い文章いろいろ>という動画がありました。イントネーション等わかりやすいです。
続編の<<釜山語の練習 あいさつと返答>→コチラと、<久しぶりに友人と会った時>というのもあります。→コチラ
さらに、次のようなおもしろいのも・・・。何をしゃべってるかは、ヌルボの場合、何度も止めて字幕を見なければわかりませんが・・・。(KBS2「自由宣言」より) 「가 가 가」と、「가」が連続するのはおもしろいですね。韓国のブログを見ると、これが6つも7つも続くというのもあるそうです。この件はまたいずれ。
名古屋弁の特徴は、母音が8つあることで、アイウエオの他に、連母音のaiがæ:に、uiがy:に、oi→œ:にと変化した3つの母音が加わります。(8母音説を否定する見方もあるようですが・・・。)
ただ、近年は昔ながらの名古屋弁の話者は非常に少なくなってるようです。そういえば、以前は「ハヤシもあるでョ~」で知られる(?)南利明のように、名古屋弁をウリにしていた俳優もいましたが、この頃は誰がいるか・・・。作家では清水義範がそれなりに、ってとこですかねー。
以前、1988年のオリンピック開催地の投票で名古屋がソウルに勝っていたとして、その開会宣言を名古屋弁でやったらどうなっていたか、というのを誰だったか、漫才だか漫談の人がやってたのをかすかに記憶しています。
およそこんな感じ。
「第24回オリンピアード名古屋大会の開会を宣言する。」
→「でゃあ24きゃあオリンピャアド名古屋てゃあきゃあのきゃあきゃあを宣言する。」
ま、軽い宴会芸にはなりますかねー。
あ、当ブログは100%韓国ネタというのが大前提だった。
上記の例のように、特定の母音が他の地方と異なるという特色を持つという方言は韓国にもあって、代表例が慶尚道方言。次のように変化します。
・・・ということを、先週韓国語の先生から教わりました。(忘れないうちにブログにメモって感じですかねー。)
①ㅕ → ㅐ
②ㅓ → ㅡ
①の具体例が、まさに「慶尚道(경상도.キョンサンド)」。これが「갱상도(ケンサンド)」となります。
(自分の地元の呼称からしてなまるというのは、茨城県出身の父がそうでした。正しくは「イバラキ」ですが、「エバラギ」との中間音のようなはっきりしない発音をしていました。)
ㅕ → ㅐのよく聞く例に「몇 개(ミョッケ)」→「맻 개(メッケ)」というのがある、との先生の説明に、現地での経験豊富なお酒の好きなTヒョン(兄貴)は「よく聞いたねー」と即座に反応。
私ヌルボが思い出したのは、ずいぶん以前に韓国語入門テキスト付録のカセットテープで「며칠간(ミョッチルガン)(何日間)はよくメッチルガン(매칠간)と発音されます」と説明されていたこと。あの著者は慶尚道の人から韓国語を習ったのかな?
先生の経験では、以前パスだか切符だか失くした韓国人が「トンゲン、トンゲン」というのが(当時は)意味がわからなかったそうです。標準語だと「東京(동경.トンギョン)」というところを、慶尚道の人で「동갱(トンゲン)」と言ってたんですね。
※今、東京はそのまま「도쿄(トーキョー)」という方が多いようです。
②の例は、ヌルボ自身体験的に知りましたよ。
思い出したくないことですが、釜山のタクシー内に不注意でカメラを置き忘れて、警察に連絡し、交番(파출소. 派出所)で事情聴取。そこでお巡りさんからの質問の1つが「지급이 뭡니까?」。 え、「지급(チグプ)」が何ですかって、何のこと? 「至急(지급)」でもないようだし・・・、と考えていると、今度は英語で尋ねてきました。「I’m a policeman,and you?」 ああ、そういうことなの。「지급」じゃなくて「직업(チゴプ.職業)」ね。・・・というわけで、カメラを代価に(涙)慶尚道方言の基本形の1つを学習したのです、とほほ。
先生は、オマケに忠清道方言の母音変化についても少しふれました。
忠清道では、ㅜ(u)の前にyのついたㅠ(yu)の他に、ㅡ(ɯ)の前にyのついた、ハングルでは表記不能のyɯという音があるそうです。ㅡのように口を横に引っぱってユと発音するのですが・・・。
※갱상도でググると、慶尚道関係のいろんなサイトがヒットしました。
その中で、<釜山語の練習 短い文章いろいろ>という動画がありました。イントネーション等わかりやすいです。
続編の<<釜山語の練習 あいさつと返答>→コチラと、<久しぶりに友人と会った時>というのもあります。→コチラ
さらに、次のようなおもしろいのも・・・。何をしゃべってるかは、ヌルボの場合、何度も止めて字幕を見なければわかりませんが・・・。(KBS2「自由宣言」より) 「가 가 가」と、「가」が連続するのはおもしろいですね。韓国のブログを見ると、これが6つも7つも続くというのもあるそうです。この件はまたいずれ。