▸6月15日(金)、池袋の新文芸座に行ってきました。けっこう観に行ってた旧文芸座の閉館は97年。そして新文芸座ができたのは00年。もうそんなに経つのですね・・・。ところが私ヌルボ、新文芸座は今回が初めて。これまでは観たい映画は新文芸座にかかる前に他で観ていたので・・・。建物は当然一新していますが、客層やフンイキはちゃんと受け継がれていると思いました。翌16日からは<梶芽衣子映画祭>(28日まで)が組まれていて本人もいらっしゃるし、29日(限定上映)には<緊急上映 追悼・西城秀樹>があるし、とヌルボのような昭和の人間にはホッとするような懐かしさを感じさせる空間です。
▸その新文芸座で観たのは、あやうく見逃すところだった韓国映画「悪女/AKUJO」。前々週の「犯罪都市」に続いて、これも中国朝鮮族がらみの犯罪アクション。「ミッドナイト・ランナー(青年警察)」公開に際して抗議の声を上げた中国朝鮮族の気持ちがわかります。(→コチラ。) この2作品の他にもいろいろあるし・・・。※「哀しき獣」(2010)「共謀者」(2012)「新世界」(2013)「海にかかる霧」(2014)「コインロッカーの女」(2015)「女は冷たい嘘をつく」(2016)と、こんなにたくさん!
▸で、ふと思ったのは、近年池袋西口の北方面がチャイナタウン化しつつあるということ。ということでその辺りを周ってみました。案の定、中国食堂といっても東北地方のものが多く、<延辺>の文字が入った朝鮮族系の店も相当数あるようです。
▸18日はヒューマントラストシネマ有楽町で「夜の浜辺でひとり」を鑑賞。いつものホン・サンス監督作品に新しい要素も加わったような・・・。主演のキム・ミニと監督との間の不倫騒動にもふれられているのが興味深いところ(笑)。
★★★ NAVERの人気順位(6月19日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.61(1,463)
②(-) 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(日本) 9.39(31)
③(4) バナナソングの奇跡(韓国) 9.38(60)
④(3) グレイテスト・ショーマン 9.37(12,823)
⑤(2) ボムシェル:ヘディ・ラマー・ストーリー 9.35(55)
⑥(6) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.24(895)
⑦(7) ゴッホ~最期の手紙~ 9.20(5,218)
⑧(-) 霊魂の巡礼道 9.11(35)
⑨(5) 映画しまじろう まほうのしまの だいぼうけん(日本) 9.07(101)
⑩(10) アイ・フィール・プリティ 9.06(1,576)
②「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」だけが今回の新登場です。「機動戦士ガンダム」のTV放映開始が1979年。顧みれば当時の同僚が「早く帰ってTV見なくちゃ」と気もそぞろでした。彼より5、6歳ばかり年上だった私ヌルボはすでにそうしたコンテンツに関心が向かなくなっていて、現在もその延長線上にあります。ということでコメントなし、です。韓国題は「동전사 건담 디 오리진Ⅵ: 탄생 붉은 혜성」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) 牯嶺街少年殺人事件[デジタルリマスター版] 9.00(6)
②(-) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
③(3) エセルとアーネスト 7.75(4)
④(4) バーニング(韓国) 7.69(13)
⑤(5) 共同正犯(韓国) 7.67(9)
⑥(6) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑦(7) 瑞山[ソサン]開拓団(韓国) 7.50(2)
⑧(8) ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 7.29(7)
⑨(9) 七月と安生 7.17(6)
⑩(10) デトロイト 7.13(8)
⑩(10) 遺伝 7.13(8)
②「顔たち、ところどころ」だけが今回の新登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績6月15日(金)~6月17日(日) ★★★
韓国の犯罪コメディ第3作「探偵:リターンズ」が1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(18)・・探偵:リターンズ(韓国) ・・・・・6/13 ・・・・・・・・・686,805・・・・・・・1,030,204・・・・・・・・9,052 ・・・・・・・1,040
2(1)・・ジュラシック・ワールド/炎の王国・・6/06 ・・・・667,617・・・・・・・4,752,807・・・・・・・42,116 ・・・・・・・1,230
3(20)・・オーシャンズ8・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・・355,082 ・・・・・・・・620,953・・・・・・・・5,593・・・・・・・・・821
4(2)・・督戦[トクジョン](韓国) ・・・・・・・5/22 ・・・・・・・・・126,707・・・・・・・4,826,917・・・・・・・41,466・・・・・・・・・567
5(4)・・アイ・フィール・プリティ・・・・・・6/06 ・・・・・・・・・・27,189 ・・・・・・・・179,501・・・・・・・・1,598・・・・・・・・・168
6(3)・・遺伝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/07 ・・・・・・・・・・17,956 ・・・・・・・・148,312・・・・・・・・1,309・・・・・・・・・135
7(5)・・ポケットモンスター・・・・・・・・・・6/06 ・・・・・・・・・・17,870 ・・・・・・・・173,455・・・・・・・・1,312・・・・・・・・・326
ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(日本)
8(新)・・鉄くずの騎士 ラスティの物語2・・6/13・・・・・・・・5,582 ・・・・・・・・・12,396・・・・・・・・・・・95・・・・・・・・・226
9(6)・・デッドプール2・・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・・5,576・・・・・・・3,777,732 ・・・・・・・34,125・・・・・・・・・・63
10(59)・・顔たち、ところどころ・・・・・・・6/14 ・・・・・・・・・・・4,338 ・・・・・・・・・・5,966・・・・・・・・・・・50・・・・・・・・・・53
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・3・8・10位の4作品です。
1位「探偵:リターンズ」は、2015年の「探偵:ザ・ビギニング」で歴代級未解決事件(?)を解決した推理コンビ、漫画喫茶マスターのカン・デマン(クォン・サンウ)と広域捜査隊出身の刑事ノ・テス(ソン・ドンイル)がいよいよ探偵事務所を開業し、元サイバー捜査隊のエース、キリギリス(イ・グァンス)まで迎え入れて探偵としての第一歩を踏み出します。しかし、夢と現実は大違い。待っていても事件はなく、生活費が心配で、警察署を訪ねてこっそり営業を操業開始します。そして、いよいよ待った末にやって来た最初の依頼人。成功報酬はなんと5万ウォン! 自信満々で事件を引き受けた3人ですが、疑わしい証拠が続くうち、混乱に陥り始めます・・・。原題は「탐정: 리턴즈」です。
3位「オーシャンズ8」はアメリカのクライムアクションで、「オーシャンと十一人の仲間」(1960)のリメイクの「オーシャンズ11」(2011)の、後続作品の1つ。オリジナルは刑期を終えた切れ者の窃盗犯ダニー・オーシャンが犯罪のプロ10人を集めて・・・という話だったのが、本作では元恋人の裏切りで5年間刑務所で暮らしていたダニーの妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が、仮釈放されるとすぐ頼もしい仲間のルー(ケイト・ブランシェット)と一緒に総勢8人の仲間で新しい作戦を計画する、というもの。この8人、皆女性です! (いやー、犯罪組織の分野でも女性の進出が著しいってことか。) 韓国題「오션스8」。日本公開は8月10日です。
8位「鉄くずの騎士 ラスティの物語2」はドイツのアニメ。すべてが鉄くずでできた魔法の王国スクラップランドの城で、ドラゴンのコールや少女ボーと暮らす鉄くずの騎士ラスティは、臆病なお調子者ですが、明るくて温かい心の持ち主。2012年の前作に続く本作は、ぜいたくしか知らないマグネシア姫のためにスクラップランドがピンチに陥るところから物語がはじまります。しかも、とんでもないことに、すべてが騎士団のせいになって、騎士団は存廃の危機に。苦境に陥ったラスティですが、ある日偶然に地下室で子供の幽霊に会い、貴重な情報を得ることに・・・。韓国題は「토니스토리2:고철왕국의 친구들」。韓国では前作も劇場公開されましたが、日本ではDVDだけだったので、今回も?
10位「顔たち、ところどころ」は、「5時から7時までのクレオ」(1961)や「幸福」(1965)等で知られる先駆的な女性監督アニエス・ヴァルダ(90歳)と、54歳年下のストリートアーティストJR(ジェイアール)がフランスの田舎を旅しながら、村の人たちと接しながら、作品を一緒に作り残していくというロード・ムービースタイルのドキュメンタリー。カンヌ映画祭で最優秀ドキュメンタリーに贈られるルイユ・ドールに輝いた作品です。韓国題は「바르다가 사랑한 얼굴들」。日本公開は9月ですが、おりしも明日から横浜みなとみらいで開かれる<フランス映画祭 2018>(6/21~24)(→コチラ参照)の中で上映されます。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・劇場版ポケットモンスター・・・・・・6/06・・・・・・・・・・17,870・・・・・・・・・・・173,455 ・・・・・・・・・1,312・・・・・・・・・326
ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(日本)
2(新)・・Ryuichi Sakamoto: CODA(日本)・・6/14・・・・・・・・・・・3,261・・・・・・・・・・・・・5,469・・・・・・・・・・・・49・・・・・・・・・・47
3(4)・・ボムシェル:ヘディ・ラマー・ストーリー・・6/07・・・1,816・・・・・・・・・・・・・6,626・・・・・・・・・・・・53・・・・・・・・・・34
4(新)・・ザ・ペンション(韓国) ・・・・・・・・・・6/21・・・・・・・・・・・1,131・・・・・・・・・・・・・1,131・・・・・・・・・・・・11・・・・・・・・・・・6
5(30)・・オーケストラ・クラス・・・・・・・・・・6/14・・・・・・・・・・・1,006・・・・・・・・・・・・・1,604・・・・・・・・・・・・13・・・・・・・・・・39
2・4・5位の3作品が新登場です。
2位「Ryuichi Sakamoto: CODA」は、坂本龍一の楽曲制作現場や多様な活動等を撮りつつ、彼の音楽の原点を探ったドキュメンタリー。日本では昨年11月に公開されました。韓国題は「류이치 사카모토: 코다」です。
4位「ザ・ペンション」は、韓国のドラマ。誰にでも特別な記憶と物語がある空間、ベッド。あるペンションを訪れた主人公たちが、さまざまな事情の見知らぬ人物と会い、そこのベッドで経験される4つの物語をオムニバス形式で描いた作品。原題は「더 펜션」です。
5位「オーケストラ・クラス」は、フランスのドラマ。日々の生活の中で腕が鈍り、演奏の楽しさを失ったバイオリニストのシモン(カド・メラッド)はステージを離れて、パリ19区にある小さな小学校で音楽教育プログラムの講師として子供たちを教えることになります。ところが、わずか30秒でさえも集中できない子供たちを前に自信喪失。コントロール不能とあきらめかけていたそんなある日、こっそり授業を覗き見ていた生徒アーノルド(アルフレッド・ルネリー)と出会ったシモンは、彼に卓越した才能を認め、これまで感じられなかった新たな希望を見出します。そして、無茶苦茶だった子供たちも音楽を通じて変わり始めます・・・。韓国題は「라 멜로디」。日本公開は8月18日です。
▸その新文芸座で観たのは、あやうく見逃すところだった韓国映画「悪女/AKUJO」。前々週の「犯罪都市」に続いて、これも中国朝鮮族がらみの犯罪アクション。「ミッドナイト・ランナー(青年警察)」公開に際して抗議の声を上げた中国朝鮮族の気持ちがわかります。(→コチラ。) この2作品の他にもいろいろあるし・・・。※「哀しき獣」(2010)「共謀者」(2012)「新世界」(2013)「海にかかる霧」(2014)「コインロッカーの女」(2015)「女は冷たい嘘をつく」(2016)と、こんなにたくさん!
▸で、ふと思ったのは、近年池袋西口の北方面がチャイナタウン化しつつあるということ。ということでその辺りを周ってみました。案の定、中国食堂といっても東北地方のものが多く、<延辺>の文字が入った朝鮮族系の店も相当数あるようです。
【中国東北料理の専門店(左)。中国マーケットの草分け・陽光城(中)の店頭にはチマキ等と共に韓国のチャメも。】
▸18日はヒューマントラストシネマ有楽町で「夜の浜辺でひとり」を鑑賞。いつものホン・サンス監督作品に新しい要素も加わったような・・・。主演のキム・ミニと監督との間の不倫騒動にもふれられているのが興味深いところ(笑)。
「朝鮮日報」6月15日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
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권상우+성동일=포복절도 강대만(왼쪽)과 노태수는 경찰이 해결하지 못한 사건을 풀어보려 하지만 일은 계속 꼬여만 간다. | 《週末の劇場街》で紹介 「探偵:リターンズ」 クォン・サンウ+ソン・ドンイル=抱腹絶倒 [写真説明] カン・デマン(左)とノ・テスは解決できない事件を解こうとするが、コトはもつれていくばかりだ。 「オーシャンズ8」 上ネタで作る微妙な味 ★★☆ 「遺伝」 どの面でも格別な恐怖 ★★★☆ 「Ryuichi Sakamoto: CODA」 目と耳が洗われるよう ★★★ | |
上記の作品については先週または以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(6月19日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※[記者・評論家による順位]とも、評点の後の( )は採点者数。初公開から1年以内の作品が対象。
①(1) ダンガル きっと、つよくなる 9.61(1,463)
②(-) 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(日本) 9.39(31)
③(4) バナナソングの奇跡(韓国) 9.38(60)
④(3) グレイテスト・ショーマン 9.37(12,823)
⑤(2) ボムシェル:ヘディ・ラマー・ストーリー 9.35(55)
⑥(6) KING OF PRISM -PRIDE the HERO-(日本) 9.24(895)
⑦(7) ゴッホ~最期の手紙~ 9.20(5,218)
⑧(-) 霊魂の巡礼道 9.11(35)
⑨(5) 映画しまじろう まほうのしまの だいぼうけん(日本) 9.07(101)
⑩(10) アイ・フィール・プリティ 9.06(1,576)
②「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」だけが今回の新登場です。「機動戦士ガンダム」のTV放映開始が1979年。顧みれば当時の同僚が「早く帰ってTV見なくちゃ」と気もそぞろでした。彼より5、6歳ばかり年上だった私ヌルボはすでにそうしたコンテンツに関心が向かなくなっていて、現在もその延長線上にあります。ということでコメントなし、です。韓国題は「동전사 건담 디 오리진Ⅵ: 탄생 붉은 혜성」です。
【記者・評論家による順位】
①(-) 牯嶺街少年殺人事件[デジタルリマスター版] 9.00(6)
②(-) 顔たち、ところどころ 8.86(7)
③(3) エセルとアーネスト 7.75(4)
④(4) バーニング(韓国) 7.69(13)
⑤(5) 共同正犯(韓国) 7.67(9)
⑥(6) ゴッホ~最期の手紙~ 7.50(8)
⑦(7) 瑞山[ソサン]開拓団(韓国) 7.50(2)
⑧(8) ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 7.29(7)
⑨(9) 七月と安生 7.17(6)
⑩(10) デトロイト 7.13(8)
⑩(10) 遺伝 7.13(8)
②「顔たち、ところどころ」だけが今回の新登場です。この作品については後述します。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績6月15日(金)~6月17日(日) ★★★
韓国の犯罪コメディ第3作「探偵:リターンズ」が1位に
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・週末観客動員数・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(18)・・探偵:リターンズ(韓国) ・・・・・6/13 ・・・・・・・・・686,805・・・・・・・1,030,204・・・・・・・・9,052 ・・・・・・・1,040
2(1)・・ジュラシック・ワールド/炎の王国・・6/06 ・・・・667,617・・・・・・・4,752,807・・・・・・・42,116 ・・・・・・・1,230
3(20)・・オーシャンズ8・・・・・・・・・・・・・6/13 ・・・・・・・・・355,082 ・・・・・・・・620,953・・・・・・・・5,593・・・・・・・・・821
4(2)・・督戦[トクジョン](韓国) ・・・・・・・5/22 ・・・・・・・・・126,707・・・・・・・4,826,917・・・・・・・41,466・・・・・・・・・567
5(4)・・アイ・フィール・プリティ・・・・・・6/06 ・・・・・・・・・・27,189 ・・・・・・・・179,501・・・・・・・・1,598・・・・・・・・・168
6(3)・・遺伝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/07 ・・・・・・・・・・17,956 ・・・・・・・・148,312・・・・・・・・1,309・・・・・・・・・135
7(5)・・ポケットモンスター・・・・・・・・・・6/06 ・・・・・・・・・・17,870 ・・・・・・・・173,455・・・・・・・・1,312・・・・・・・・・326
ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(日本)
8(新)・・鉄くずの騎士 ラスティの物語2・・6/13・・・・・・・・5,582 ・・・・・・・・・12,396・・・・・・・・・・・95・・・・・・・・・226
9(6)・・デッドプール2・・・・・・・・・・・・・・・5/16 ・・・・・・・・・・・5,576・・・・・・・3,777,732 ・・・・・・・34,125・・・・・・・・・・63
10(59)・・顔たち、ところどころ・・・・・・・6/14 ・・・・・・・・・・・4,338 ・・・・・・・・・・5,966・・・・・・・・・・・50・・・・・・・・・・53
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・3・8・10位の4作品です。
1位「探偵:リターンズ」は、2015年の「探偵:ザ・ビギニング」で歴代級未解決事件(?)を解決した推理コンビ、漫画喫茶マスターのカン・デマン(クォン・サンウ)と広域捜査隊出身の刑事ノ・テス(ソン・ドンイル)がいよいよ探偵事務所を開業し、元サイバー捜査隊のエース、キリギリス(イ・グァンス)まで迎え入れて探偵としての第一歩を踏み出します。しかし、夢と現実は大違い。待っていても事件はなく、生活費が心配で、警察署を訪ねてこっそり営業を操業開始します。そして、いよいよ待った末にやって来た最初の依頼人。成功報酬はなんと5万ウォン! 自信満々で事件を引き受けた3人ですが、疑わしい証拠が続くうち、混乱に陥り始めます・・・。原題は「탐정: 리턴즈」です。
3位「オーシャンズ8」はアメリカのクライムアクションで、「オーシャンと十一人の仲間」(1960)のリメイクの「オーシャンズ11」(2011)の、後続作品の1つ。オリジナルは刑期を終えた切れ者の窃盗犯ダニー・オーシャンが犯罪のプロ10人を集めて・・・という話だったのが、本作では元恋人の裏切りで5年間刑務所で暮らしていたダニーの妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)が、仮釈放されるとすぐ頼もしい仲間のルー(ケイト・ブランシェット)と一緒に総勢8人の仲間で新しい作戦を計画する、というもの。この8人、皆女性です! (いやー、犯罪組織の分野でも女性の進出が著しいってことか。) 韓国題「오션스8」。日本公開は8月10日です。
8位「鉄くずの騎士 ラスティの物語2」はドイツのアニメ。すべてが鉄くずでできた魔法の王国スクラップランドの城で、ドラゴンのコールや少女ボーと暮らす鉄くずの騎士ラスティは、臆病なお調子者ですが、明るくて温かい心の持ち主。2012年の前作に続く本作は、ぜいたくしか知らないマグネシア姫のためにスクラップランドがピンチに陥るところから物語がはじまります。しかも、とんでもないことに、すべてが騎士団のせいになって、騎士団は存廃の危機に。苦境に陥ったラスティですが、ある日偶然に地下室で子供の幽霊に会い、貴重な情報を得ることに・・・。韓国題は「토니스토리2:고철왕국의 친구들」。韓国では前作も劇場公開されましたが、日本ではDVDだけだったので、今回も?
10位「顔たち、ところどころ」は、「5時から7時までのクレオ」(1961)や「幸福」(1965)等で知られる先駆的な女性監督アニエス・ヴァルダ(90歳)と、54歳年下のストリートアーティストJR(ジェイアール)がフランスの田舎を旅しながら、村の人たちと接しながら、作品を一緒に作り残していくというロード・ムービースタイルのドキュメンタリー。カンヌ映画祭で最優秀ドキュメンタリーに贈られるルイユ・ドールに輝いた作品です。韓国題は「바르다가 사랑한 얼굴들」。日本公開は9月ですが、おりしも明日から横浜みなとみらいで開かれる<フランス映画祭 2018>(6/21~24)(→コチラ参照)の中で上映されます。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・・上映館数
1(1)・・劇場版ポケットモンスター・・・・・・6/06・・・・・・・・・・17,870・・・・・・・・・・・173,455 ・・・・・・・・・1,312・・・・・・・・・326
ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(日本)
2(新)・・Ryuichi Sakamoto: CODA(日本)・・6/14・・・・・・・・・・・3,261・・・・・・・・・・・・・5,469・・・・・・・・・・・・49・・・・・・・・・・47
3(4)・・ボムシェル:ヘディ・ラマー・ストーリー・・6/07・・・1,816・・・・・・・・・・・・・6,626・・・・・・・・・・・・53・・・・・・・・・・34
4(新)・・ザ・ペンション(韓国) ・・・・・・・・・・6/21・・・・・・・・・・・1,131・・・・・・・・・・・・・1,131・・・・・・・・・・・・11・・・・・・・・・・・6
5(30)・・オーケストラ・クラス・・・・・・・・・・6/14・・・・・・・・・・・1,006・・・・・・・・・・・・・1,604・・・・・・・・・・・・13・・・・・・・・・・39
2・4・5位の3作品が新登場です。
2位「Ryuichi Sakamoto: CODA」は、坂本龍一の楽曲制作現場や多様な活動等を撮りつつ、彼の音楽の原点を探ったドキュメンタリー。日本では昨年11月に公開されました。韓国題は「류이치 사카모토: 코다」です。
4位「ザ・ペンション」は、韓国のドラマ。誰にでも特別な記憶と物語がある空間、ベッド。あるペンションを訪れた主人公たちが、さまざまな事情の見知らぬ人物と会い、そこのベッドで経験される4つの物語をオムニバス形式で描いた作品。原題は「더 펜션」です。
5位「オーケストラ・クラス」は、フランスのドラマ。日々の生活の中で腕が鈍り、演奏の楽しさを失ったバイオリニストのシモン(カド・メラッド)はステージを離れて、パリ19区にある小さな小学校で音楽教育プログラムの講師として子供たちを教えることになります。ところが、わずか30秒でさえも集中できない子供たちを前に自信喪失。コントロール不能とあきらめかけていたそんなある日、こっそり授業を覗き見ていた生徒アーノルド(アルフレッド・ルネリー)と出会ったシモンは、彼に卓越した才能を認め、これまで感じられなかった新たな希望を見出します。そして、無茶苦茶だった子供たちも音楽を通じて変わり始めます・・・。韓国題は「라 멜로디」。日本公開は8月18日です。