ほぼ同じ意味でも、微妙にニュアンスの異なる言葉があります。
A「少しお金貸してよ。小銭がなくて自販機のドリンクが買えないんだよ。」
B「はい、200円でいいよね。」
この場合の少しは実際に少額なのですが・・・。
A「失業しちゃって大変なんだよ。ちょっと貸してくれないかな?」
B「いくらくらいだ?」
A「10万円なんだけどさ。」
このちょっとは、必ずしも少額とは限りません。(10万円が少額という人もいでしょうが・・・。) A君の低姿勢な(丁重に依頼・要求をする)ようすを表す、軽い意味の副詞といった感じですね。
韓国語の「조금」を辞書で引くと、「程度や分量が少ない(こと)」「時間が短い(間)」という意味の名詞・副詞と説明されていて、「좀」はその「조금」の준말(縮約語)であると最初に記されています。
ところが、この2つの言葉の用法は上記の日本語の「少し」と「ちょっと」に相応するのですね。すなわち「조금」=「少し」(実際に少ない)で「좀」=「ちょっと」(必ずしも少ないとはかぎらない)。
例を挙げてみます。
목적지에는 조금 더 걸어가야 됩니다.
目的地までもう少し歩かなければなりません。(実際にもう少しの距離(or時間))
미국이면 좀 머네요.
アメリカだとちょっと遠いね。(実際は遠いが、日本語でもこう言うことはありますね。)
장기는 룰을 조금 아는 뿐이에요.
将棋はルールを少し知っているだけです。(実際に初心者)
바둑이라면 좀 두는 거예요.
囲碁ならちょっとやるんですよ。(実は自信がありそうな感じかも・・・。)
좀が実際に「少し」を指す場合もありますが、そこらへんは前後の会話やフンイキで判断。ま、日本語のニュアンスと似ていますね。
私ヌルボ、韓国語はちょっとやるんだけど、英語はちょっとダメなんだよね。 (←韓国語はまずまずだが、英語は全然ダメ、・・・ということ^^;)
あと、この좀で留意すべきは語順。初~中級のテキストに出てるかな?
日本語だと「ちょっと○○を見せてください」、「ちょっとこの○○を食べてみて」で全然問題なしですが、韓国語の場合は「○○をちょっと見せてください」、「この○○をちょっと食べてみて」のように用言の直前に置きます。
여권 좀 보여 주시겠습니까 ?
ちょっとパスポートをお見せいただけますか?
길을 좀 가르쳐 주십시오.
ちょっと道を教えてください。
지금 시간 좀 있어?
今ちょっと時間ある?
주말 정도는 푹 좀 쉬고 싶어.
週末くらいはちょっとゆっくり休みたいなあ。
日本語の「もうちょっと」は、韓国語では「좀 더」と語順が逆になります。「조금 더」も同様。※「좀 더」はふつう分かち書きにします。
좀 더 기다려주세요.
もうちょっと待ってください。
좀 더 자고 싶다.
もうちょっと寝たい。
조금 더 먹어주세요.
もう少し食べてください。
A「少しお金貸してよ。小銭がなくて自販機のドリンクが買えないんだよ。」
B「はい、200円でいいよね。」
この場合の少しは実際に少額なのですが・・・。
A「失業しちゃって大変なんだよ。ちょっと貸してくれないかな?」
B「いくらくらいだ?」
A「10万円なんだけどさ。」
このちょっとは、必ずしも少額とは限りません。(10万円が少額という人もいでしょうが・・・。) A君の低姿勢な(丁重に依頼・要求をする)ようすを表す、軽い意味の副詞といった感じですね。
韓国語の「조금」を辞書で引くと、「程度や分量が少ない(こと)」「時間が短い(間)」という意味の名詞・副詞と説明されていて、「좀」はその「조금」の준말(縮約語)であると最初に記されています。
ところが、この2つの言葉の用法は上記の日本語の「少し」と「ちょっと」に相応するのですね。すなわち「조금」=「少し」(実際に少ない)で「좀」=「ちょっと」(必ずしも少ないとはかぎらない)。
例を挙げてみます。
목적지에는 조금 더 걸어가야 됩니다.
目的地までもう少し歩かなければなりません。(実際にもう少しの距離(or時間))
미국이면 좀 머네요.
アメリカだとちょっと遠いね。(実際は遠いが、日本語でもこう言うことはありますね。)
장기는 룰을 조금 아는 뿐이에요.
将棋はルールを少し知っているだけです。(実際に初心者)
바둑이라면 좀 두는 거예요.
囲碁ならちょっとやるんですよ。(実は自信がありそうな感じかも・・・。)
좀が実際に「少し」を指す場合もありますが、そこらへんは前後の会話やフンイキで判断。ま、日本語のニュアンスと似ていますね。
私ヌルボ、韓国語はちょっとやるんだけど、英語はちょっとダメなんだよね。 (←韓国語はまずまずだが、英語は全然ダメ、・・・ということ^^;)
あと、この좀で留意すべきは語順。初~中級のテキストに出てるかな?
日本語だと「ちょっと○○を見せてください」、「ちょっとこの○○を食べてみて」で全然問題なしですが、韓国語の場合は「○○をちょっと見せてください」、「この○○をちょっと食べてみて」のように用言の直前に置きます。
여권 좀 보여 주시겠습니까 ?
ちょっとパスポートをお見せいただけますか?
길을 좀 가르쳐 주십시오.
ちょっと道を教えてください。
지금 시간 좀 있어?
今ちょっと時間ある?
주말 정도는 푹 좀 쉬고 싶어.
週末くらいはちょっとゆっくり休みたいなあ。
日本語の「もうちょっと」は、韓国語では「좀 더」と語順が逆になります。「조금 더」も同様。※「좀 더」はふつう分かち書きにします。
좀 더 기다려주세요.
もうちょっと待ってください。
좀 더 자고 싶다.
もうちょっと寝たい。
조금 더 먹어주세요.
もう少し食べてください。
実は私もなんとなくは思ってはいましたが、正確なところは知りませんでした。
たまたま先生に教わったことを備忘録的に書いた記事で、私自身学習途上。「まだまだ遠かったです」状態が続いています。チョグムシクやるばかりですね。
ノムモッチョ(So cool)