何かの目的で新聞の過去記事を見ていたら、全然関係のない別のおもしろそうな記事が目に入って、つい読みふけったりすることがあります。
インターネットでも同様で、今回の記事もそのたぐいです。
<赤い鷹の日本のぞき見(붉은 매의 일본 엿보기)>という韓国ブログに、「日本人の友人が韓国の中学校で受けた衝撃(일본인 친구가 한국 중학교에서 받은 충격)」というタイトルの記事がありました。(→コチラ。自動翻訳→コチラ。)
その内容はというと、韓国の中学校で「韓国の地図を描いてごらん」という先生の指示に対して、生徒たちは北朝鮮も含めた朝鮮半島全体の図を描くというのです。
つまり、下の図ですね。
それを見て、日本人(の生徒?)は驚いたとのこと。
日本人だと、韓国の地図といえば下のような図をイメージするのではないでしょうか?
あ、これは少しずいぶん雑ですが、私ヌルボによる略図です。
描き方のコツ(笑)は、
①左向きにすわったウサギを思い浮かべながら一応朝鮮半島全体を描いておいて、(中国の山東半島・遼東半島から描くのがミソ。)
②真ん中へんで38度線を描いて、
③38度線と交叉させて左下から右上に現在の軍事分界線を描いて完成。
④少していねいに、済州島を描く場合もあります。鬱陵島は省略。
※朝鮮半島全体をウサギとみることについては以前から大きな問題(!?)とされている。「トラとみるべきだ!」との強い反論があるのですが、この件についてはまたいずれ。
で、記事によると、ブログの管理人(韓国人)も同じく朝鮮半島全体を描くとのこと。
友人の日本人が、今度は「韓国の人口はどのくらい?」と訊ねると、「以前は4千500万くらいだったが、最近5千万人を超えた」と答える。
日本人が重ねて質問。「なぜ地図は北朝鮮まで描きながら、人口は北朝鮮を含めないのか?」
これに対して、ブログ管理人氏は「なるほど、言われてみればそうだなー」という反応なんですね。
人口の他にも「韓国の特産物」という場合も北朝鮮は含まれていないそうです。
自動翻訳では、この「韓国の特産物」という部分がなぜか「韓国料理」と訳されています。
しかし、私ヌルボ思うに、「韓国料理」「韓式店(韓国料理店)」の場合の「韓」は「韓服」「韓屋(韓国伝統家屋)」等々と同様朝鮮半島全体をイメージしているのではないでしょうか?
このブログ記事、タイトルに「衝撃」とあるので見てみたのですが、そんなに衝撃的な内容ではありませんでした。
しかし、韓国人自身の韓国イメージを知る上で、なかなか興味深い記事ではありました。
あ、そういえば、以前韓国人ネイティブの先生から聞いた話を思い出した!
韓国の天気予報で「中部地方」といえばどのあたりだと思いますか?
韓国の真ん中辺といえば、私ヌルボが6月に行った聞慶(慶尚北道北西部)方面かな、と思ったら間違い。朝鮮半島全体からみての中部地方というわけで、具体的には「ソウル特別市、仁川広域市、京畿道、江原道、忠清北道、忠清南道」が該当します。
国際結婚でソウル在住の方の<ソウルなう☆韓国生活ブログ>というブログにも関係記事がありました。(→コチラ。)
これもやっぱり「朝鮮半島全体が韓国」というイメージが前提になっているんでしょうね。いや、イメージというより国としての理念の問題?
今度韓国人にあったら「韓国の地図を描いてみて」と言ってみようかな?
韓国とは直接関係ありませんが、ことのついでに日本の略図をヌルボなりに描いてみました。
いやー、恥さらしですねー。(笑) 沖縄・佐渡・淡路等の皆さんゴメンナサイ。能登半島・伊豆半島等々の皆さんも。北海道の方が九州より大きいことは知っているんですが・・・。
恥の上塗りで世界略図も。
大体は一筆で描けますね。左上の赤丸からスタートして・・・。
台湾・フィリピン・インドネシア・ニュージーランド等々の島国の皆さん、インドシナ半島・アラビア半島その他多くの半島で暮らしている皆さん本当にゴメンナサイ。
ではこのへんで失礼します。
インターネットでも同様で、今回の記事もそのたぐいです。
<赤い鷹の日本のぞき見(붉은 매의 일본 엿보기)>という韓国ブログに、「日本人の友人が韓国の中学校で受けた衝撃(일본인 친구가 한국 중학교에서 받은 충격)」というタイトルの記事がありました。(→コチラ。自動翻訳→コチラ。)
その内容はというと、韓国の中学校で「韓国の地図を描いてごらん」という先生の指示に対して、生徒たちは北朝鮮も含めた朝鮮半島全体の図を描くというのです。
つまり、下の図ですね。
それを見て、日本人(の生徒?)は驚いたとのこと。
日本人だと、韓国の地図といえば下のような図をイメージするのではないでしょうか?
あ、これは
描き方のコツ(笑)は、
①左向きにすわったウサギを思い浮かべながら一応朝鮮半島全体を描いておいて、(中国の山東半島・遼東半島から描くのがミソ。)
②真ん中へんで38度線を描いて、
③38度線と交叉させて左下から右上に現在の軍事分界線を描いて完成。
④少していねいに、済州島を描く場合もあります。鬱陵島は省略。
※朝鮮半島全体をウサギとみることについては以前から大きな問題(!?)とされている。「トラとみるべきだ!」との強い反論があるのですが、この件についてはまたいずれ。
で、記事によると、ブログの管理人(韓国人)も同じく朝鮮半島全体を描くとのこと。
友人の日本人が、今度は「韓国の人口はどのくらい?」と訊ねると、「以前は4千500万くらいだったが、最近5千万人を超えた」と答える。
日本人が重ねて質問。「なぜ地図は北朝鮮まで描きながら、人口は北朝鮮を含めないのか?」
これに対して、ブログ管理人氏は「なるほど、言われてみればそうだなー」という反応なんですね。
人口の他にも「韓国の特産物」という場合も北朝鮮は含まれていないそうです。
自動翻訳では、この「韓国の特産物」という部分がなぜか「韓国料理」と訳されています。
しかし、私ヌルボ思うに、「韓国料理」「韓式店(韓国料理店)」の場合の「韓」は「韓服」「韓屋(韓国伝統家屋)」等々と同様朝鮮半島全体をイメージしているのではないでしょうか?
このブログ記事、タイトルに「衝撃」とあるので見てみたのですが、そんなに衝撃的な内容ではありませんでした。
しかし、韓国人自身の韓国イメージを知る上で、なかなか興味深い記事ではありました。
あ、そういえば、以前韓国人ネイティブの先生から聞いた話を思い出した!
韓国の天気予報で「中部地方」といえばどのあたりだと思いますか?
韓国の真ん中辺といえば、私ヌルボが6月に行った聞慶(慶尚北道北西部)方面かな、と思ったら間違い。朝鮮半島全体からみての中部地方というわけで、具体的には「ソウル特別市、仁川広域市、京畿道、江原道、忠清北道、忠清南道」が該当します。
国際結婚でソウル在住の方の<ソウルなう☆韓国生活ブログ>というブログにも関係記事がありました。(→コチラ。)
これもやっぱり「朝鮮半島全体が韓国」というイメージが前提になっているんでしょうね。いや、イメージというより国としての理念の問題?
今度韓国人にあったら「韓国の地図を描いてみて」と言ってみようかな?
韓国とは直接関係ありませんが、ことのついでに日本の略図をヌルボなりに描いてみました。
いやー、恥さらしですねー。(笑) 沖縄・佐渡・淡路等の皆さんゴメンナサイ。能登半島・伊豆半島等々の皆さんも。北海道の方が九州より大きいことは知っているんですが・・・。
恥の上塗りで世界略図も。
大体は一筆で描けますね。左上の赤丸からスタートして・・・。
台湾・フィリピン・インドネシア・ニュージーランド等々の島国の皆さん、インドシナ半島・アラビア半島その他多くの半島で暮らしている皆さん本当にゴメンナサイ。
ではこのへんで失礼します。
韓国の中部地方がソウル周辺とは日本人感覚では不思議ですよね。なぜ北朝鮮まで含めて見るのかと。
ヌルボさんがおかきになった朝鮮半島の地図御上手ですよ!わたしは描いたことなかったので感心してしまいました^ ^
ソウルいるかさんのブログは、韓国ならではの記事がいろいろあって、とても興味深いです。
それから「祝☆1歳 」等々の娘さんの写真、ホントにかわいいですねー。
これからも読ませていただきます。
ヌルボさんの記事更新の速さに、いつも全然ついていけてないわたくしめ。
楽しく読ませていただいた記事にコメントを書くにも、1週間、2週間、あれこれ考える時間が必要なので、いつもかなりタイミングがズレて申し訳ありませんが。。。
朝鮮半島地図のはなし。
申京淑さんの推薦図書目録の中に『古山子』というのを発見して読んでいたところに、ヌルボさんがこの記事を書かれたので、コメントせずにはいられない!と思って早や2週間・・・
19世紀初めに、極めて正確な朝鮮半島全図を彫った古山子김정호、韓国の伊能忠敬、ぐらいの知識しかなかった私には衝撃的な一冊でした。
身分の違い、時の政権の対応の違い等々。
また、こちらに書かれている国境問題について、非常に繊細な政治問題であったことなど。
大東輿地図他、古山子の残した地図と本は残っているものの、彼自身についての記録は皆無に近い状態だそうで、小説の内容はほとんど作者박범신の創作のようですが、面白かったです^^
ぜひ、古山子に対するヌルボさんのご意見をお聞きしたいです! ブログ内検索してみましたが、ヒットしなかったので。
すでに記事にされておりましたら、申し訳ございません。リンクを教えてください!
http://www.yes24.com/24/goods/3423347?scode=032&OzSrank=13
私が金正浩について知ったのは、北朝鮮映画「朝鮮地図物語―金正浩の生涯」を観たのが最初です。その場所と年が思い出せなかったので今調べてみたら、今は無い渋谷のシードホールで、1991年(!)だったようです。
その内容は、コチラの崔碩義さんの文章をご参照ください。 →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/30c6ed161f621a44bb304b0f88c34391
私も崔碩義さん同様伊能忠敬のことを思い浮かべました。そして、その業績に対する当時の政治・社会的背景の大きな違いについても同じ感想を持ちました。
ウィキペディアに、「興宣大院君に献上したところ、その精巧な地図を見て、国家機密を漏らしたという罪で投獄され、その版木は没収焼却されたと言うが、事実ではない」と書かれているのも今知りました。アレレです。しかし彼の経歴さえよくわからないこと自体彼にとっても朝鮮の文化・社会にとっても不幸なことです。
私は彼について書かれた子ども向けの本(?)を以前買ってきたのですが、ツンドクになっていることを思い出しました。
・・・というわけで、記事にするとしてもまだずっと先になりそうです。
地図の持つ軍事的な意味・役割については、小林茂 「外邦図」(中公新書)が興味深かったです。日露戦争前、朝鮮で日本人測量技師が殺された話等々。コチラの記事は書くつもりだったのに、まだ書いてなかったです。
のんきさんのコメントのおかげでいろんなことを再確認できました。
※映画「朝鮮地図物語―金正浩の生涯」はネット通販で出ているようですね。
北朝鮮で制作された映画があるのですね。ぜひ観てみたいと思います。
映画の解説を検索したところ、「国のために地図が必要であると考え」制作を始めた、となっていました。
朴範信(先日はハングルが文字化けして失礼しました)の小説『古山子』では、金正浩は1811年の洪景来の乱制圧軍に武器など持ったこともない父と兄が駆り出され、朝廷から渡されたいい加減な地図を頼りに命じられた集合場所を目指す途中、山で道に迷って死んでしまった、という設定になっており、「国のため」ではなく「百姓が生き延びるため」に正確な地図が必要だと痛感したのが始まりとされています。
両班ではない一介の中人が、どうしてここまで正確な地図を完成させるに至ったのか、未だによくわかっていない、ということなのでしょうね。
できあがったもの(地図)が素晴らしいだけに、想像を掻きたてられて興味深いです。
「いつか」のヌルボさんの記事を楽しみにしています^^