※参考図書からの引用は、次のような略号で記した。
「中国歴史散歩 1」(山川出版社.1993)=[歴]
「地球の歩き方03~04 大連と中国東北地方」(ダイヤモンド社.2002)=[地]
谷崎光「北京の愉しみ」(角川春樹事務所.2004)=[北]
岡田和裕「満州辺境紀行」(光人社.2003)=[満]
◎4日目:8月4日(水)
長白山・国際観光酒店 | ・6:30起床。雨。昨日晴れて良かった。朝食、昨日の北の服務員たちが皿を運ぶ。 ・KBSのモーニングワイドは幼児期に米・蘭・ノルウェー等に養子に出された20~30代の韓国人の親探しの特集。帰国後ハングルサークルの先生に聞いたところでは、韓国は生活苦その他の理由により<入養>はかなり多いらしい。 【国際観光酒店の正面。】 | |
8:00~9:13 | (バス) | ・現地ガイド沈さん「チョウン アッチム(よい朝)」と挨拶。(「グッドモーニング」の直訳韓国語) ※以下沈さんの言葉は緑色。 ・「図們の北朝鮮国境でビデオはダメ。以前韓国人がそれを編集してドラマに使ったのを北が抗議した。」 ・「昨晩のサッカーは中国がイランに、日本がバーレーンに勝った。」 ・「韓国は日本に20年遅れ、中国は韓国に30年遅れ、北は韓国に50年遅れていると言われる。」 ・対向車にパトカー。ゆっくり走るパトカーの後続車がたまっているのはいずこも同じ。 ・(北京からのガイド)申さんの先祖は慶尚北道の尚州。祖父の代までは牛革の族譜があった。沈さんの家の族譜は文革でなくなった。持ってる人は反動とされた。 ・「法輪功の事件は大変だった。」 ・「ホテルで韓国のテレビは観られても一般家庭では外国放送は観られない。」 ・「朝鮮族は教育熱心で大学進学率も高い。」 ・「日本でデートの時彼女の分を払おうとしたらキモチ悪いと言われた。また寿司屋で皿を洗ってたら社長が入ってきて君はやらなくてよろしいって・・・。コチラの社長はそんなことしない。」 ・「インターネットの普及率は5%くらい。1時間3元のPC房がある。ケータイの値段は1000~6000元。」 ・沿道に新装の「銀星歌広場」がある。カラオケね。「虹鱒魚場」も。 ・このバスの運転手氏は経験13年。外国人客の場合は経験10年以上とされている。 |
9:13~9:22 | 蜂蜜直売所(休憩) (店⑦) | ・途中で雨はあがった。サービスの蜂蜜を飲む。付近に養蜂箱が並ぶ。以前みた北朝鮮のものとは大分形が違う。 |
9:22~11:10 | (バス) | ・「胡錦濤、江沢民も長白山に来たが、天気が悪かった。小平が来た時には晴れて天池が見られた。」 ・「チベットでは3人の息子が持てる。兄が亡くなると妻は弟がもらう。雲南のダイ族は正月3日間は浮気OK。朝鮮族は酒と歌と踊りが好きというイメージ。北京の人は熱いお茶を飲みながら新聞を読む。」 ・「3月8日は女性の祭り。(国際婦人デー)男性は50元くらい出し、女性は100元くらいもらう。また女性が欲しいという物を食べる。6月1日は子供の日。9月3日は延辺独自の成立記念日。」 ・「3年前初めて北朝鮮に行った。税関でボールペンやタバコをやると2度目からはフリーパス。北ではお金があっても買い物できない。」 ・「延辺観光の弱点はトイレ。政府が整備していない。ふつうのホテルでもトイレにペーパーがない。」 ・「皿洗いの時水を使ってたら「なぜ湯を使わないのか?」といわれた。中国はで湯は高いのです |
11:10~11:30 | 福満山珍城(休憩) (店⑧) | ・これまでと大差ない特産品かな? 延吉の地図購入。5元。 ・ここの前庭にもあの「世界人類が平和でありますように」が! |
11:30~13:00 | (バス) | ・11: 45頃明月湖ダム横通過。11:49仁坪料金所。(この道は有料道路。)その先、集落にやはり薬屋はある。中国語だと药店。石門鎮を過ぎる。道の表示に<長春至琿春公路>とある。 ・12:08五虎峰トンネル。 ・12:54プルハートン川の橋を渡る。 ・延吉の市街へ。規模は大きくない町だが、車は昨日朝より多くにぎやか。 |
13:00~13:35 | 延吉・冷麺王 (昼食) | ・店は延吉の中心街にある。 ・ここの冷麺、思ったよりマイルドな味。 【店の前の道。ここでも建設中のビルが見える。】 【インターネット関係の店か? 店名は「跨时代」とある。】 |
【10年後の付記】
・長白山・国際観光酒店の外観の写真は撮ってなかったと思ったら、朝1枚撮っていました。
朝だけ少し雨が降っていましたが、昼には晴れていていて、天候にはとても恵まれた旅行でした。
・今読み直すと、現地ガイドの沈さんが「韓国は日本に20年遅れ、中国は韓国に30年遅れ、北は韓国に50年遅れていると言われる」と言っていたんですね。
実は私ヌルボ、2010年に本ブログで「<飲み屋談義> 日韓を分ける24年差の歴史」という記事(→コチラ)と、その続編の「<日韓を分ける24年差の歴史>の淵源」という記事(→コチラ)を書きました。自分なりに歴史の本等を調べてまとめた記事のつもりでいたのですが、もしかしたらこの沈さんの言葉もひとつのきっかけになっていたのかもしれません。
・この日のメインは何といっても午後。中朝国境の図們大橋に行ったり等々。今回の午前中の記事はそんなに長くありませんが、午後がかなりの分量なので、とりあえず昼食までで切りました。
来年はちょっとまだ分かりませんが、そのうち食べに行ってきまーす♪
混ぜる動作が一番多いのは、火鍋の時に使うつけだれかなぁ。ピーナツやゴマのソース、醤油、酢、ラー油、豆腐よう、にんにく、しょうが、コリアンダーなどなど、ベースとなるソースに薬味を何種類も入れて、あれは、ほんとによく混ぜてます^^
ぼんやりとした記憶をたどってみたら、この前日(8月3日)の朝現地ガイド(朝鮮族)の沈さんがバスの中でそんな話をしましたね。 コチラの記事です。 →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/5687658abf4dfe26ebbddb931b520f58
私としてはリンゴもナシもそれぞれのちゃんとした美味しさがあるのに、わざわざ掛け合わせることにはちょっと首をかしげますが、独自の新しい味が生み出されるのですかねー? 食べてみないことには何とも言いようがありません。
中国にくわしいねこまにあさんに、この際ついでに関係ないですけど1つ質問。韓国人はビビンバは当然としてチャジャンミョンもパッピンスも(日本に来たら丼物も)テッテイ的に混ぜて食べますが、中国ではどうですか?(混ぜるかor混ぜないか?)