→ <無計画→結果オーライ! ソウル3泊4日の旅 ①ホテルは鍾路3街至近。すぐ近くにあの楽園商街とか、いろいろ便利な立地>
の続きです。
上の画像は楽園商街を南側から見たものです。つまり、タプコル公園の西側から北方向を見た眺めです。建物の中央下方の、青地に白の「낙원악기상가(楽園楽器商街)」の下の小さめの文字は「지하시장(地下市場)」です。
「こんな建物の地下に市場があるの?」「デパ地下の食品売場のような?」と思う人も当然いると思うでしょう。
しかし、歴史的にみると建物ができるずーっと前からこの場所には楽園市場という在来市場があって、60年代に楽園商街が建てられた時にその市場の店が入ったとのことで、市場には楽園商街の建物よりも長い歴史があるのですね。
さて、11月14日(水)朝、今回宿泊した仁寺洞クラウンホテルを出てこの楽園商街の北の方(つまり北側)から歩道を少し南に行くと、下左のようなスロープがあります。地下駐車場かな?とも思いますが、この画像のようにアジュマ(おばさん)とか商売用オートバイ等が出入りしています。で、ヌルボたちも下って行って、じゃなくて、別の入口から入って地下に行ったのですが・・・。
なるほど、ずうーっと店が立ち並んでいます。テーブルに椅子があって、食堂も兼ねています。ちょっと(?)寝坊したヌルボ&S氏が行った時間は午前9時40分頃。客の姿がほとんど見当たらないのは時間が遅かったからかなと思いましたが、後でネットで見たら11時開店とか。つまり早すぎたってこと?
そんなことは2人とも頭になく、テキトーに座って、メニューを眺めます。下左はS氏です。
前の晩北倉洞で飲み食いして二日酔い気味の私ヌルボ、あまり食欲はなく、結局値段で決めたのがチャンチククスで、S氏も追随しました。
と言っても、2人ともチャンチククスなるものは食べたことはナシ。実は聞いたこともありませんでした。
<チャンチ(잔치)>という言葉が<宴(祝宴)>を意味することはなんとなく知っていましたが、メニュー中の最低価格で<宴>にふさわしいようなご馳走が出てくるわけないしなー、と思っているところにアジュマが持ってきてくれたチャンチククスがこれ!(左画像)。
いやあ、これを注文して正解でしたね。
その理由は・・・
・量が多すぎない。
・おつゆが赤くなく、辛くない。(ヌルボ好みの)おとなしい味。
・ネギ、ズッキーニ、そしてなにか黒っぽいモノ(たぶん大根葉か?)等が入っていて、見た目もいい。
・なによりも、これでこの値段なのがウレシイ。
食べている途中で、別の客が席につきました。男性のお一人様。常連さんか? 時間はまだ10時を少し過ぎたくらいです。
なんでこれを<잔치국수>というのだろう?という疑問は宿題にしておきます。NAVER辞典では「にゅうめん」と訳されていました。
つまり、主に秋冬の寒い時期に食べる温かい素麺です。(なーんだ、そういうことネ。)
帰国してから知ったのですが、このチャンチククスについて、そしてここ楽園商街の地下食堂について鄭銀淑(チョン・ウンスク)さんがいろいろネット上で記事を書いていることを知りました。
その1つの<早くて安くて旨い韓国版かけそば>(→コチラ)をぜひ読んでみてください。同じチャンチククスでも、店によっていろいろ違いがあるようですね。
※この鄭銀淑さんの記事は2015年から続いている<韓国の旅と酒場とグルメ横丁>と題したシリーズ中の1つです。最新記事は72回ですが、バックナンバーは記事の最下段参照。これはどれもオススメです!
最後に、「簡単で素早い、チャンチククスの作り方」という動画があったので貼っておきます。
材料(2人分)は、素麺(소면)200g、タマネギ(양파)55g、ニンジン(당근)30g、ズッキーニ(애호박)100g、シイタケ(표고 버섯)3個50g、わけぎ(쪽파)10g、タマゴ(계란)2個、その他コンブ(다시마)、カタクチイワシの煮干し(국멸치)、刻みニンニク(다진 마늘)、醤油(간장)等です。
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