ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績[10月28日(金)~30日(日)]

2011-11-01 23:58:43 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 先週の記事で、<映画生活>の満足度ランキングについて、「猿の惑星:創世記<ジェネシス>」の評点が高すぎるとか「アリス・クリードの失踪」が低すぎるというようなことを書きました。しかし、今日観た「未来を生きる君たちへ」の78点はナットクでしたね。もう少し高くてもいいかも。物事をきちんと見れば見るほど、考えれば考えるほど、希望と絶望は紙一重になっていくのかな、というのが甚だ抽象的な感想。しかし、見逃して残念、と思っていたこの映画を観られてよかった! さすがシネマ・ジャック&ベティ。11月5日からは、私ヌルボが今年上半期に観た中でベストといってよい「テザ 慟哭の大地」を上映するし、また韓国オタク向けには「天安艦沈没」も始まります。皆さんぜひ横浜に足をお運びください。クストリッツァ監督の傑作「アンダーグラウンド」(デジタルリマスター版)、未見の方もぜひ!

         ★★★ Daumの人気順位(11月1日現在上映中映画) ★★★

【ネチズンによる順位】

①劇場版MAJOR 友情の一球(日本)  9.6(20)
②るつぼ(韓国)  9.5(2073)
③折り梅(日本)  9.4(20)
④ワンドゥギ(韓国)  9.4(1150)
⑤ナデルとシミン  9.2(27)
⑥ただあなただけ(韓国)9.1  (583)
⑦Sound of Noise  9.0(22)
⑧リアル・スティール  9.0(735)
⑨インファナル・アフェアⅢ 終極無間  8.9(85)
⑩最終兵器 弓(韓国)  8.4(2634)

 日本アニメがトップになりました。
 新登場は⑦。昨年のカンヌ映画祭出品のスウェーデン・フランス合作映画。音楽一家の中でただ一人音痴に生まれついたため音楽を憎む刑事が犯罪ドラマー集団?!と死闘を繰り広げるというクライムサスペンス+コメディー+ミュージカル、なんだそうですが・・・。日本公開未定。

【専門家による順位】

①手のとどく限り(韓国)  9.0(1)
②ナデルとシミン  8.0(8)
③四つのいのち  7.5(2)
④ツリー・オブ・ライフ  7.2(10)
⑤るつぼ(韓国)  6.7(8)
⑥ワンドゥギ(韓国)  6.7(5)
⑦モーツァルトの街(韓国)  6.6(3)
⑦ダンス・タウン(韓国)  6.6(3)
⑨最終兵器 弓(韓国)  6.5(6)
⑩スリー  6.5(5)

 新登場は④と⑦。
 ④は日本でもすでに8月公開。私ヌルボ、いろいろ情報に目は通しましたが、気が乗らず未見のまま。韓国題は「트리 오브 라이프」。
 ⑦は「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクヴァ監督作のドイツ映画。韓国題は「쓰리」で、何かと思ったら原題は「Drei」。つまり「3」。ベルリンに暮らす40代カップル、それぞれの不倫相手はなんと同じ青年だった、だって!?

   ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[10月28日(金)~30日(日)] ★★★

         「ワンドゥギ」が2週連続トップ

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・ワンドゥギ(韓) ・・・・・・・・・・・・10/20・・・・・・・・・・・667,496・・・・・・・・・・・1,598,587・・・・・・・・・682
2・・リアル・スティール ・・・・・・・・10/12 ・・・・・・・・・・・395,736・・・・・・・・・・・2,134,365・・・・・・・・・557
3・・In Time・・・・・・・・・・・・・・・・・・10/27 ・・・・・・・・・・・212,941 ・・・・・・・・・・・・249,338・・・・・・・・・376
4・・ただあなただけ(韓) ・・・・・・・10/20 ・・・・・・・・・・・196,535 ・・・・・・・・・・・・766,742・・・・・・・・・418
5・・依頼人(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・9/29・・・・・・・・・・・・・45,694 ・・・・・・・・・・・2,375,363・・・・・・・・・317
6・・ステイ・フレンズ・・・・・・・・・・・10/27 ・・・・・・・・・・・・33,989 ・・・・・・・・・・・・・・51,640・・・・・・・・・248
7・・三銃士/王妃の首飾りと ・・・10/12 ・・・・・・・・・・・・31,672・・・・・・・・・・・・・648,274・・・・・・・・・226
    ダ・ヴィンチの飛行船
8・・るつぼ(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・9/22・・・・・・・・・・・・・31,651・・・・・・・・・・・4,646,419・・・・・・・・・280
9・・今日(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・・10/27 ・・・・・・・・・・・・30,237・・・・・・・・・・・・・・42,853・・・・・・・・・258
10・・ツリー・オブ・ライフ・・・・・・・・10/27 ・・・・・・・・・・・・24,695・・・・・・・・・・・・・・30,987・・・・・・・・・161
                                      ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。

 「ワンドゥギ」が先週より数字を伸ばして連続1位。
 今週の初登場は3・6・9・10位の4作品です。
 3位はアメリカのSF映画。21世紀末、人類は歳をとらなくなったものの、人口増加を防ぐため25歳時点で各自の残り時間(余命)は1年間与えられ、長生きしたければ金で時間を買うのです。したがって金持ちは長生きし、貧乏な者は早死にする、そんなシステムに、かくされた秘密が・・・。韓国題は「인 타임」。日本公開は来年の2月とか。そういえば2週間前に横浜ブルクで予告編観たぞ。日本題はなぜか「TIME」。
 6位は日本では10月1日に公開されています。
 9位は、「美術館の隣の動物園」、「おばあちゃんの家」のイ・ジョンヒャン監督の9年ぶりの作品。婚約者をバイクのひき逃げ事故で失ったドキュメンタリーPDのダヘ(ソン・ヘギョ)。赦したら誰もが幸せになると考え加害者の17歳の高校生を赦す。ところが1年後、その赦しが意外な結果を生んでいたことを知り、大きな衝撃を受ける・・・。そんな内容の、「作品性と大衆性をあわせ持った映画とのことです。そういえば、「新東亜」11月号にソン・ヘギョの記事が載っていました。ネット検索の結果「清楚ながらもセクシーなヤヌス・ソン・ヘギョ」と、「スクリーンに帰ってきた万人の恋人ソン・ヘギョ」という記事を見つけたものの、後者は全文読むのは有料ということで断念。あら、この記事には加害者が中学生になってるゾ。しばしば参考にさせていただいてる「韓国映画スタッフブログ」には少年じゃなく少女となってるし、どうなってるのかな?
 10位は、上述のように日本でも公開済みなので説明省略。
コメント
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