聞いてくれよ、ヒトスケ君!
実は、この記事はカナダのバンクーバーで書いているんですよ。
日本国民で海外で暮らしている人が50万人居ると言われています。
僕もそのうちの一人です。
そう言う訳で、明治時代ならばともかく、
海外でこうして記事を書いているからって、決して珍しいわけではありません。
つまり、日本人も国際化していると言う事ですよね。
でも、国際化したとは言え、
あなたのオツムは本当に国際化していますか?
あなたは自分で、どう思っていますか?
グローバル化していると思っていますか?
“畳の上の水練”
聞いたことがあるでしょう?
畳の上で、いくら手足をばたつかせて泳ぎを習っても、
水の中に入ると泳げないものですよね。
あなただって経験したことがあるでしょう?
国際化もこれと同じなんですよね?
ほとんどの日本人が畳の上で国際化したつもりで居るんですよね。
たとえばえっけん君です。
いやー、すごいね、デンマンさん!
さすが僕が今年度見つけた
「もっともすごいブログ」だ。
デンマンさんにとっての「世界的ネットマナー」は、自分に異論を唱える人に対して「幼稚」「稚拙」「田舎者」ですか!
で、国際化しているデンマンさんが、他所のブログにコメントをしないのは、IPばれたらニッポンの田舎に住んでいることがばれるからですか?
by えっけん (2005-12-16 12:56)
『日本人は愚民でしょうか? (2005年12月19日)』より
僕の記事を読んで、えっけん君は、このように最上の褒め言葉を使いながら、もう半分では、けなしているんですよね。
でも、えっけん君は、このコメントを書いた時点では心のゆとりがあることが感じられます。
素直な驚き!
まだ冷静で、素直に記事を読むだけの落ち着きがあります。
でも、このあとすぐに、僕に対して罵声を浴びせるようになりました。
えっけん君は、もともと感情的で不注意な人間です。
人生経験も乏しい!
もちろん海外で生活したことが無い。
だから、僕の記事を読んでも僕がカナダのバンクーバーで書いていると言っているのに信じることができない!
泳ぎの出来ない人でも、他の人が泳ぎが出来ないとは思わない。
しかし、愚か者は、自分が泳げないと他の人まで泳げないと思い込んでしまう。
それがえっけん君です。うへへへへ。。。
では、海外に出れば国際化になれるのか?
イヤ、海外で5年暮らし、10年暮らしたって、国際化になれない人は居るものです。
分かり易い例を言えば、
カナダのバンクーバーの隣にリッチモンドという町があります。
この町の海岸にスティーブストンという一角があります。
ここに今から100年以上前に日本人が初めて入植したのです。
漁業の町として発展し、今でも漁業関連の仕事に携(たずさ)わっている日系カナダ人の人がたくさん居ます。
僕は仕事の関係でこの町の日本人と親しくなりました。
仮に田中さんとします。
この田中さんは当時すでにスティーブストンに30年住んでいました。
カナダ国籍を持つ純然たる日系カナダ人でした。
デンマンさん、私はここで30年になりますがね、お恥ずかしいことですが、英語が全くしゃべれないんですよ。
まさかぁ~。。。田中さん、からかわないで下さいよ。カナダ在住30年でしょう?
そうですよ。デンマンさんには信じられないでしょうが、私は英語を全く使わないんですよ。
まさかぁ~
デンマンさん、この近所を見てくださいよ。みな日本人ですよ。タバコ屋も雑貨屋もすべて日本人。それに、船に乗れば、3ヶ月から半年、船の上ですよ。乗組員はすべて日本人ですよ。家に戻れば家内とは日本語、子供とも日本語。近所の人とも日本語。英語を使わなくても生活できる。これじゃあ英語がうまくなりませんよ。それに、もう英語がうまくなりたいとも思いませんよ。日本語でやってゆけるんだから。。。
田中さんのような人がスティーブストンには、けっこう居ました。
だから、海外に長く住んでいるからって、その国の言葉がペラペラに話せるわけではない。
それと同じように、海外に長いこと生活しているからって、国際化するわけでもない。
ところで、太田将宏さんはトロントの郊外に、すでに30年以上住んでいます。
コンピューター関係の仕事をしていました。
クラシックに造詣が深く、クラシック研究家として僕は尊敬しています。
静かでおとなしい良い人です。
でも、“島国根性”が抜けきらず、未だに“狭い世界”に閉じこもっています。
つまり、長年海外に住んでいても、“国際化する”のはなかなか難しいのですよね。
この太田さんに関心のある人は次のスレッドを読んでください。
『 ブラームス Johannes Brahms (ヨハン・ブラームス、 ヨハネス・ブラームス、ヨハンネス・ブラームス) の事なら何でも書いてね』
実は、ここまでが前置きです。
この記事で話題にするヒトスケ君も海外で生活している日本人です。
僕が12月10日にはてなダイアリーで書いた記事(『ん? Dissing USA?』)を読んでくれ、コメントを書いてくれたのです。
まず、僕の記事の要点だけをここに書き出します。
ん? Dissing USA?
Dissing USA
ん? これって、どういう意味?
実は僕は America Online のメンバーです。
AOL Japan でも AOL Canada でもなく AOL Americaのメンバーでした。
でも、カナダに AOL Canada ができたので、僕はいつの間にか
AOL America から AOL Canada に移されていました。
このようなことは本人に問い合わせるべきなのでしょうが、
AOLの方針なのか?自動的に住んでいる場所の AOL 所属にしてしまうようです。
これは余談です。
僕がネットにアクセスする時にはAOLのサービスを使います。
まず現れるのがAOL Canada のホームページです。
そのホームページにその日のニュースが速報されるようになっています。
その速報の中に次のような画面が現れました。
このようなコマが4つあって、10秒おきにコマが変わるのです。
このコマは芸能界の噂(うわさ)を扱ったものです。
このタイトルから良い意味ではないだろうと言う見当はつきましたが、
僕の辞書に diss も dissing も載ってないんですよ。
Online pop-up English dictionary にも載ってない。
そう言う訳でリンクをクリックして本文を読みました。
TITLE: Gwyneth Denies Dissing Americans
Gwyneth Paltrow denies disparaging Americans.
つまり、 diss とは disparage と言う意味なんですね。
日本語では、次のような意味です。
disparage
【他動詞】
1. 軽んじる
2. 見くびる
3. けなす。
4. 悪く言う。
5. 名誉を傷つける。
(三省堂 最新コンサイス英和辞典より)
僕が愛用している“英辞郎 on the Web”には次のようにでていました。
diss
【名詞】 〈米俗〉侮辱、非難、酷評、無視、失望
◆【語源】disregard, disrespect, disappointment の短縮形
【他動詞】 〈米俗〉侮辱する、非難する、酷評する、けなす、さげすむ、無視する、みくびる、軽くあしらう
◆【語源】disapprove, disregard, disrespect, disappoint の短縮形
・ Are you dissing me?
オマエは俺を侮辱しているのかよ?
とにかく、最近、新語だとか新しい俗語が毎日のようにニュースや記事の中に飛び出して来るので読んでいて疲れますよね。
しかし、英語は国際語になりました。
あなたも常日頃から国際語を身につけるように勉強してくださいね。
『ん? Dissing USA?』より
この記事に対してヒトスケ君が次のようなコメントを書いてくれたのです。
こんにちは初めまして。
海外に住んでいる一介の邦人です。「ひとすけ」ではありません、「いっかい」です。
でもお得意の名前付けでヒトスケ君と呼んでくれても結構です。
幾らか貴方の記事に対して言いたいことがあるので暫しご拝聴願います。
まず、この記事にあるdissingが解らなかったということに関して。
プロフィールなどを拝見すると、貴方は海外に住んで20年らしい。
しかも、英語を国際語だと思っているようなので、
これは20年英語漬けで暮らしていると思っていると受け取れる。
それなのに、dissingという日常語がわからなかったというのが驚きに値した。
日本であなたの言うところの「井の中の蛙」生活をしていれば、
確かに欧米の日常的な会話用語はわからないだろうけれど、
20年外国で暮らしながらこの程度がわからないというのが私には心底不思議に思えた。
海外1年の小学生や中学生でもこの程度は飲み込めると思える。
そして、次に貴方の「日本=2ちゃん」という信念に関して。
「所謂一個人」氏をねらーと呼び蔑んでるようだけれど、
日本に住んでいるようでURLを書かないからと言ってねらーとは限らない。
私も残念ながら海外生活の年季は貴方の半分以下だから、
20年海外で「日本を捨てた」貴方に比べたら
つい最近まで日本に住んでいたわけなのだけれど、
ネットに触ってブログ・サイトを持たずに他人のブログにコメントしたら
当然URLも残さず、また適当なHNをつけていた。
しかし私は2ちゃんねるという物を無条件で恐怖していた。
今晩のおかずからクラックまで何でもするサイバーテロリストの集団だと思っていたようだ。
つまり、このようにネットに浅く浸かって、2ちゃんを恐れる一般人も多い。
現在でも2ちゃんを恐れこそしないものの、
名無しとして活動することは無い。
あくまで海外に住んでいる一般人の一人として活動するのみだ。
ほかに、私がどうしても許せないと思ったのが、
貴方の「欧米人のほうが日本人より教養がある」という理屈。
だいぶ古い生地(記事: デンマン注)のようでしたからもう知らない、と言うかもしれないが、
私はあれは偏見だな、と思う。
世界で「水と治安はタダだと思っている」といわれる日本人は、
確かに平和ボケした国民だろうし、
サッカーなどのスポーツでも優勝すら出来ない虚弱体質といわれかねない民族だけれど、
頭だけはせかいで5本の指に入る。
これは昔からだ。
ポルトガル人が何年もかけて必死で作り上げた火縄銃を一度見てから1年で、
完成品を世界で最も多く使った合戦を行った。
黒船が来たときも恐れずに乗り込みメモを取り、さっそく似た物を作った。
外国の文化にふれ、現状に問題点を感じた政治家たちは
早速プロイセン(現ドイツ)の憲法に学び、
新たな政治の仕組みを瞬く間に作り上げた。
第二次大戦後は灰の原だった東京をあっという間に世界とし東京に直した。
確かに朝鮮戦争による大戦景気や、アメリカがロシアに対抗する上での味方にしたかったから・・・
というのも多少はあるものの、その有利を利用して突っ走ったのは間違いなく日本人だ。
貴方は日本人の多くが無教養だという。
私の見る限りウツケ君氏は相当教養があるように見える。
教養と言うのは、自然とにじみ出てくるものであり、
赤い太字で主張して叫びながら飛び跳ねるものではない。
それでは演壇からつばを飛ばし絶叫していた(愛すべきちょび髭の)ヒトラーと同等になってしまう。
落ち着いた理知的な口調で、自らの考えを述べる力が教養であり、
どのような話題であれ自らの考えを持つ力が教養である。
その点、不倫・金銭・自虐史観に満ちた貴ブログを
教養のある・・と形容する人は少ないのではなかろうかと思う。
そして、教養の無いブログを運営している貴方にとって
「教養のあるブログ」というのは同類のことだろうから、それは確かに少ないだろうと思う。
最後に、軍人が一般市民を切り殺したのは日本刀ではなく軍刀である。
by 海外邦人 (2006/12/13 01:01)
『ん? Dissing USA?』のコメント欄より
ホームページになるぐらいの長いコメントを書いてくれました。
ありがとう。
その後で、すぐにヒトスケ君は次のような追記を書いています。