ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

米寿

2015年01月10日 21時09分00秒 | 生活

今日はスーちゃんの誕生日です。
87歳になります。

数え年でいくと88歳で「米寿」ということになりますねえ。

ではスーちゃんが生まれた今から87年前というと
どんな時代だったのでしょうか。
ちょっと調べてみますと・・・

この年の元旦のラジオの第一声では、
マイクの前に鶏をおいて鳴かせたんだそうです。
そのラジオで、ラジオ体操が始まったのもこの年です。
3月には「キリンレモン」が発売され、
5月に野口英世が亡くなってます。

夏にはアムステルダムで
オリンピックが開かれ、
三段跳びで織田幹雄が金メダルを取り、
この第9回から女性が参加できるようになって
人見絹江が800mで銀メダルを取っています。

そしてこの年に誕生したのが
ミッキーマウスでした。
ミッキーももう米寿を迎えるのですね。

この87年間は人類が
もっとも進化した87年だったでしょうねえ。

スーちゃんも我々も激動の時代を生きている
ということですね。

そんなスーちゃんの誕生日を、
今日は赤飯で祝いました。



といっても実はスーちゃんは食べられないのです。
年末から体調を崩し、
今も入院中で絶食治療中なんです。

病気は重症の肺炎。

しばらく意識のない状態が続き
「ここ二、三日がヤマ」とまで言われ、
緊張の時期がありましたが、
幸いなことに病状は改善しつつあります。

毎日病院に行き、
呼びかけたり手を握っていると
改善してきていることがよくわかります。

発熱のせいで手は今日もとても熱く、
絶食しているのに
どこにこんな熱量が潜んでいるのだろう
という感じでした。

でもその熱が、病気と闘っている証拠。

「しんどいなあ。でもがんばりや」と声をかけると、
かすかに首を縦に振ったような気がします。

そして、

「誕生日おめでとう」

とも言ってあげたのですが、
こちらはあまりおめでたい
と思っていないのか、
反応はありませんでした。

自分がそんなスーちゃんの年齢になるまであと28年。
もしスーちゃんの歳まで生きたとしても、
あとどれだけ遊べるかと考えたら
ちょっと切ないですね。

今のうちに精いっぱい遊んでおかなくては。

まあ、一度死んだことを考えれば
贅沢な切なさかもしれませんがね。

今日の見舞いは病院まで歩いていきました。

家を出て「和気道」を北上。



途中にある足神様と



せきの地蔵にお参りをし、



小学校の頃の細~い通学路を行きますと、



昨年春に開通した新しい道に出ます。

昨年の正月にもスーちゃんは
同じ病院に入院していたのですが
その時には開通していなかった道です。

おお、高石のマン蓋は
天女なんですねえ。



あ、この看板も面白い。



とか何とか言いながらも
スーちゃんの病院が、
ずいぶん遠くに見えてきました。



そうして約2.5キロを歩き見舞った後、
同じ道を沈んでいく太陽を見ながら



米寿のスーちゃんの
見舞いから帰ったdoiron。

こちらはようやく今年、還暦を迎えます。