ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

世話人の役割

2015年01月12日 21時24分46秒 | 生活

だんじりでの関連では「世話人」会の
会長を務めているけど
我が村にはもうひとつの世話人の役がある。
それが菩提寺であるお寺の「世話人」だ。

そのお寺で新年懇親会が今年もあった。

菩提寺の寺費を集めたり、
法会のお知らせを配ったりする
「世話人」を引き受けてから
もうすぐ2年の任期満了を迎える。

この間、親父の葬式があったりして、
住職を含めお寺の僧侶たちとは
顔を合わせる機会がぐっと増え、
ずいぶん親しくもなった。

僧侶と親しくなったところで
自分の葬式が豪華になるかと言うと
そういうわけでもない。
仏に仕える身の人達の
所作、言動、持ち物などを目にしたり、
耳にする機会も多く、
悪い意味ではなく、
仏との距離が少し縮まったような気がするだけだ。

この新年会(お寺では「初会」という)が終わったら、
後は3月に彼岸法要の案内をして、
世話人はお役御免となる。
次の村の後輩に引き継がれる。

自治会の役のように無期限ではなく、
こんな風に期限が決まっているものは、
任期満了時にはやっと務め上げた
という充実感があっていいなあ。

スーちゃんが入院してはいるものの、
檀家50軒ばかりを代表して、
ラス前のお役目として
とにかくこの初会には参加をしなくてはならないのだ。

初会はまず、本堂での読経から始まる。

「日常勤行集」と書かれた冊子を見ながら、
僧侶と一緒にお経を唱えるのである。

昨年は、どうもキーを合わせることができず、
へんちくりんな読経になってしまったが、
今年はふたつの葬式、計14回の七日参り
をこなしているので慣れており、
惑わされずに自分のキーで唱えることができた。
それに、四国巡礼のために
般若心経も覚え始めているしね。

同称十念・・・

南無阿弥陀仏を10回唱えるのも慣れたものだ。

一緒に世話役をしている同級生も
「今年は上手になってるやん」と言ってくれたわい。

彼はすでに受戒を受けており、
正真正銘の信者であるため
読経はお手の物なのである。

そうして40分間、
本堂でお勤めをしたあとに懇親会が始まる。

この日は各地域の総代、世話人計20人余りが集まっていた。
地域の世話人となると、
祭りでも役員をしていることが多く
中には知った顔も何人かいた。

例によって超豪華な食事を摂りながら、
歓談をするわけである。

住職がお酒を注ぎに来たときには、
「大日如来、薬師如来、阿弥陀如来などの
見分け方はどうなんですか」
と質問をしてみたかったのだが、
新年の年賀式に檀家回りの
道案内をさせていただいたことに対するお礼と、
昨年のお葬式のねぎらいで
話が終わってしまった。

保留となった質問は、
いつか機会があれば
尋ねてみようと思っている。

小一時間で
初会も無事終わり、
さあ、世話人の仕事もこれで
あと一つを残すのみとなったわけである。

現世の煩悩に翻弄されがちなdoironではありますが、
これで桜の咲くころには、
ひとつ心が軽くなっているだろうて。