今日で1月も終わります。
早いものでもう一年の12分の1が終わりました。
寒い日が続き、
かの地の人質事件が世間を騒がせている今月。
doironには特筆すべき二つの出来事がありました。
ひとつはスーちゃんの入院で、
今日現在も病院で寝ています。
毎日病院に行ってるものの、
これといった改善の様子も見られず、
まだまだ油断のできない状況が続いています。
このことは、追々書くとして、
今日はもう一つの出来事について書きましょう。
それが、クリエイター審査に受かったことでした。
趣味でやっていた絵が、
仕事にもつながるということもそうですが、
プロに認めてもらえたということが
何よりも励みになって
スーちゃんの件で動きをどうしても制限される中で、
晴れの日はできるだけ動き、
雨降りの日はアトリエにこもっての
原稿書きとお絵かきの日々を過ごしました。
「晴耕雨読」という言葉がありますが、
doironの場合はさしずめ「晴動雨筆」と言ったところでしょうか。
最近の作品を少し見てやってください。
まずは、友達が旅行に行った際に食べた
というハタハタの画像を送ってもらったものからです。
ハタハタ科に属する魚で、
焼くのもよし、
塩漬け発酵させたときにできる
「しょっつる」や
この魚の卵である「ブリコ」を使った料理でも
おなじみの魚です。
doironは普通に焼いたハタハタに
レモンを絞っていただくのが好きですなあ。
言葉は、じっと見ていたら
自然に浮かんできたものです。
たいていはそんな感じで言葉を紡いでいます。
ちょっと、あいだみつO風なのが気になりますが、
素直に浮かんだ言葉です。
そしてこれは、昔、
まだマラソンもせず、
山登りばかりをしていた頃に、
林の縁で撮影した写真を参考に描いた
「やぶこうじ」です。
葉っぱが少ししか残っていない株が、
大きな実を3つもつけているのが面白くて
撮影した記憶があります。
もう30年近く以前のことです。
絵にするにあたっては、
葉っぱの光り具合の表現に苦労しました。
言葉は当時の暗い林の中の光景と、
株の大きさとは不釣り合いなほどの
大きな実をつけている健気さを
思い浮かべた時に出てきた言葉です。
これは、御存じワサビです。
doironがこれまで行った山の中で
野生のものを見つけたことが2回あります。
しかしさすがに野生のを抜くことはせず
そっとしておいたものです。
この絵のモデルは、
青空市場で売ってたもので、
なかなかこういうものは、
手に入れてそれを描いたとしても
あとあと食べるのもなかなかなので、
店の人の目を盗んで
写真を撮ったものです。
言葉は、ちょっと遊び心を入れて、
指名手配のポスターをパロッてみました。
最後に、たい焼きです。
これは買ってきたものです。
そこのタイ焼き屋の親父は、
昔からたい焼き一筋の人です。
なので、作るときの型も古くてすり減って
鯛の形がかなり崩れていたのですが、
そこはそれ、絵空事の言葉どおりに、
想像を入れて形をある程度再現して描いています。
あんこの色にも苦労しました。
言葉は、描いた後食べながら考えましたが、
もうこれしかないという感じです。
とまあ、こんな具合に、
身近なものと向き合い、
ぶつぶつ言いながら描いていますと、
知らず知らずのうちに
自分と向き合ったりしているから
クリエイトは
面白いのです。