Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

骨董市と古美術品交換会

2019年05月19日 17時37分43秒 | 骨董市など

 今日は、私にとって、毎月の定例の骨董市と古美術品交換会の日でした。

 今日も天気好しで、五月の爽やかさの中、先ずは骨董市へ!

 ぶらぶらしていましたら、ノコギリを発見!

 私は、どうも、ノコギリが好きなのか、見かけると、ついつい、買いたくなってしまうようで、ノコギリ(骨董市なんですが、物は新品です)をゲットしまし(^-^;

 次いで、「ん!」という物に遭遇!

 それは、古伊万里様式染付道中文渡し図小皿です。

表面(口径:14.9cm)

 

 馬の部分のアップ(腹帯には「吉」と書かれています)

 

  裏面(高台径:8.1cm)

 

 この小皿の同手の物を以前に買っていますが(帰ってからコレクションノートで確認しますと、22年前の平成9年に買っています)、その時の値段と比べてみますと、随分と安いと感じたからです(同様に、帰ってからコレクションノートで確認しましたら22年前の値段の約四分の一でした)。

 それで、さっそく、ゲットしたわけです。

 ちなみに、参考までに、22年前に買った小皿の写真を次にアップします。

22年前に買った小皿の表面 (口径:14.8cm)

 

22年前に買った小皿の馬の部分のアップ(腹帯には、やはり、「吉」と書かれています)

 

22年前に買った小皿の裏面(高台径:7.7cm)

 

 また、今日買った小皿と22年前に買った小皿を並べた写真も次に アップします。

     左(今日買った小皿の表面)      右(22年前に買った小皿の表面)

 

   左(今日買った小皿の裏面)      右(22年前に買った小皿の裏面)

製作年代:共に天保~嘉永

 

  以上の写真から分かりますように、今日買った小皿と22年前に買った小皿とは、ほとんど同じであることが分かります。でも、値段は、今日買った小皿は、22年前に買った小皿の約四分の一なんです。

 

 今日の骨董市では、ノコギリと古伊万里の小皿1点を買いましたので、満足し、次なる、古美術品交換会へと向かいました。

 古美術品交換会は、今日は、出席者も少なく、競りにかけられた古伊万里も少なかったですが、それでも、古伊万里染錦蝶牡丹文小鉢5客揃いを競り落とすことが出来ました(^-^;

 また、ネックレスやらブローチやらの装飾品のガラクタの山を競り落とし、妻へのプレゼントとしました。

 

 


 

 なお、22年前に、上記の古伊万里様式染付道中文渡し図小皿と同時に、古伊万里様式染付道中文駕籠図小皿も同じ値段で買っていますが、次に、参考までに、その写真もアップします。

表面(口径: 15.1cm)

 

裏面(高台径:8.0cm)

 

 ところで、この道中文駕籠図小皿については、類品が「図鑑 伊万里のすべて」(野村泰三著 工芸出版 昭和55年10月20日初版第4刷発行)のP.116に載っています。

同書 P.116から転載

 

 ちなみに、同書によりますと、この皿は、浮世絵版画の道中物をモチーフにしたということで、その製作年代を天保~嘉永の頃としています。

 私も、この本に習い、これ等の小皿の製作年代を天保~嘉永としたところです。