今回は、「褐釉白花雲龍文中皿 呉須手」の紹介です。
この皿は、平成14年(2002年)に、今から20年前に、古美術品交換会で落札したものです。
ところで、この皿は、中国南部の漳州窯などで明末から清初にかけて大量に焼かれた粗製磁器の「呉須手」と言われるものです。また、そのうちの「柿地餅花手」とも呼ばれるものです。
「柿地餅花手」の場合は、褐釉のうえに白い花のように白釉で絵付けした部分というか、褐釉のうえに餅花のように白釉で絵付けした部分が不鮮明な場合が多いのですが、この皿の場合は、かなり鮮明に描かれていましたので、それに惹かれて落札したわけです(~_~;)
また、褐釉がたっぷりと掛かっていることも、この皿の魅力の一つかもしれません(^-^*)
褐釉白花雲龍文中皿 呉須手 (柿地餅花手雲龍文中皿)
表面
表面の上半分
表面の下半分
裏面
裏面の拡大
生 産 地 : 中国・漳州窯等
製作年代: 中国・明末~清初
サ イ ズ : 口径16.6cm 底径8.4cm