Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

粉彩 牡丹尾長鳥文 中皿

2023年07月14日 13時50分30秒 | その他の古陶磁

 今回は、「粉彩 牡丹尾長鳥文 中皿」を紹介したいと思います。

 古伊万里の蒐集を続けながら、本等で古伊万里の勉強をし、また、古伊万里の勉強のために、古伊万里以外の古陶磁も少しずつ買い求めていました。

 古伊万里を本当に理解するためには、古伊万里だけを眺めていては、古伊万里だけを勉強していては不十分ですものね。古伊万里以外の古陶磁、特に、中国古陶磁の勉強は不可欠ですものね。

 そのようなことから、中国古陶磁を何点か買い求め、所持しているわけです。もっとも、それらは、いわば、文字通り、参考資料とするために買い求めた物なわけですから、名品とか一級品というようなものではありませんので、ブログで紹介するようなものではありません(~_~;) そうはいっても、そのうちの何点かは、既にこのブログで紹介はしているところです。

 そこで、最近では、ブログネタも乏しくなってきてしまいましたので、ブログネタにする意味で、そうした未紹介の何点かの中国古陶磁を紹介することにしたわけです。

 ということで、今回は、「粉彩 牡丹尾長鳥文 中皿」を紹介するわけですが、この中皿は、昭和56年に(今から42年前に)買ってきたものです。

 見てのとおり、表面の黒い釉薬の多くは剥落してしまい、鑑賞に耐えない状態のものです。正に、参考資料というところですね。「『中国清朝の粉彩』というものは、このようなものをいうんだよ」、ということを示す参考資料というところですね。でも、それにしても、いくらなんでも、そのままでは見るに耐えませんので、剥落した部分は、私が、水彩絵具を使用して黒く塗り、一応、見られるようにはしてあります(笑)。

 

 

粉彩 牡丹尾長鳥文 中皿

 

表面

黒い釉薬部分の多くは剥落しています。

剥落部分は、私が、水彩絵具で黒く彩色しました(^_^)

 

 

表面の上方部分

黒い釉薬部分の多くが剥落しています。

 

 

表面の中央部の右側部分

黒い釉薬部分の多くが剥落しています。

 

 

表面の中央部の左側部分

黒い釉薬部分の多くが剥落しています。

 

 

側面

 

 

裏面

 

 

裏面の上方部分

 

 

裏面の右側部分

 

 

裏面の下方部分

 

 

裏面の左側部分

 

 

生 産 地 : 中国・景徳鎮

製作年代: 中国・清朝中期

サ イ ズ : 口径21.7cm  高さ2.7cm  底径13.8cm