今回は、「伊万里 染付 野菜文盃(5客組)」の紹介です。
5客揃ったところ
立面(1) (1個が代表して)
何を描いたのか不明ですが、多分、野菜を描いたのではないかと思います。
ただ、どんな種類の野菜なのかは分かりません。
葉っぱと思われる所には濃淡があり、濃く塗られたところは、光線の関係で、キラキラと輝きます。
立面(2) (1個が代表して)
立面(1)から右に90度回転させた面
これまた、蝶を描いたのか、何を描いたのか分かりません。
見込み面 (1個が代表して)
底面(1) (1個が代表して)
底面(2) (1個が代表して)
底面(1)から右に90度回転させた面
製作年代: 江戸時代後期
サ イ ズ : 口径;6.1cm 高さ;4.0cm 高台径;2.4cm
キラキラ光る葉もきれいでしょうね。
成化年製の書体、毛筆で書いたかのようで珍しいと思います。
姿形の良い盃です。これで一献傾ければ、気分が良いのでは。
或いは野菜を描いたのではないのかもしれません(__;)
この成化年製の書体、ちょっと変わっていますよね。珍しいですよね。
この盃、姿形は良いんですが、ぐい呑みにするには、ちょっと小さそうです(^_^;
確かに文様としてははっきりしない面はありますが
それが味わいとなっているように感じます。
こういった見逃してしまいそうな品の個性を見つけ出すのは
ドクターさんならではですね!。
もう少し大きいなら、ぐい呑みとして愛玩するところですが、それには、ちょっとサイズが小さいようです。
昔は、20客分、30客分と揃っていたものから離れたものだろうと思います。
5客揃ってはいますが、今では、来客もなく、使われることもなく、我が家では退蔵されています。
そんなのが我が家には多いんです(><)
今では、「伊万里ではこんなものも作っていたよ」というような参考品の類いですね。