今日は、私にとっては、月に一度の定例の古美術品交換会の日でした(^_^)
こちらは、北海道や日本海側とは違い、雪も降らず、お天気も良く、比較的に穏やかな暖かい日でもありましたので、のんびりと、ドライブ気分で古美術品交換会会会場へと向かいました。
私の行っている古美術品交換会は、実態がプロの市場(いちば)となってからは、随分と活気が出てきました。
今日も、出席者も多く、競りに掛けられる商品も多く、活況でした。
しかし、私の狙っている古伊万里に関しては、相変わらずで、江戸後期の物や最近作の古伊万里写しが多く、江戸前期や江戸中期の本歌の古伊万里はほとんど登場してきません。
私は、江戸後期の物にはさほど興味がありませんので、江戸後期の物の競りにはほとんど参加していませんから、高見の見物となる時間が多く、閑と言えば閑な状況が長く続きます。
それで、冷静に競りの状況を眺めている場合が多いのですが、状況を観察していますと、「最近作の古伊万里写し」の結構な数が結構な値段で競り落とされていることに気付きます。これ、プロが競り落としているわけですから、結局は、これらは、これからは、「古伊万里の本歌」として巷に売られてゆくのだろうな~と思ったところです。くわばわ、クワバラですね(><)
最も驚いたのは、江戸前期の「伊万里 染付 草花文 中皿」です。これは、周辺に陽刻文が施された典型的な寛文期の古伊万里の中皿でしたが、私から見たら、良く出来た「最近作の古伊万里写し」としか思えませんでした。
それで、このような物をプロはどのように評価し、どのくらいの値段で競り落としていくのかを、興味深く観察していました。
そうしましたら、プロが、これを、驚くことに、本歌として評価し、本歌の相場の値段で競り落としたのです(><) 骨董品は分りませんね(><) 結局は、この中皿は、今後、江戸前期の「伊万里 染付 草花文 中皿」の本歌として巷に登場してくるのでしょうね(><)
それはともかく、次に、今日の、私の競りの状況を記してみたいと思います。
競りには2回参加しました。
1回目は、江戸中期の「伊万里 染付 芙蓉手 花鳥図 兜形大皿」です。
これについては、二人で競り合ったのですが、二人で競り合った値段が、売りに出した者の希望価格に達せず、結局は不成立となりました(~_~;) 「そんな安い値段では売れない!」ということですね(~_~;) 一瞬、更に値段を積み増しして競り落とそうかな~とも思いましたが、それほど珍しい物でもないし、無理して競り落とすほどの物でもないだろうと考え、断念しました。
2回目は、江戸後期の「伊万里 金襴手 花束文 大皿(大鉢?)」です。
これについては、江戸後期の物ですから、私にはさほど興味が無いものでしたので、当初は、高見の見物をしていました。
2~3人で競り合っていたわけですが、良く見ますと、それは、なかなかの上手物であることに気付きました。なるほど、2~3人で競り合うほどの価値はありそうだな~と思いました。それで、江戸後期の物はめったに買わないのですが、急きょ、割り込んで、最高額を提示し、競り落としてしまいました(><)
以上が、今日の古美術品交換会の状況です。
今日、競り落としました江戸後期の「伊万里 金襴手 花束文 大皿(大鉢?)」につきましては、少々汚れがありますので、メラミンスポンジを使って綺麗にし、明日にでも紹介したいと思います。
「伊万里 金襴手 花束文 大皿(大鉢?)」、大皿だから相当の迫力でしょうね。ひょっとして、私が集めている折形(熨斗)で束ねてあるのでしょうか。興味深いです。
しかもプロがもっともらしい値段で落札・・・
確かにネットオークションでは怪しい品が多数出品(しかも同じ業者が)されていますが
贋作もクオリティが高いので、画像だけでは判断できない気がします。
それにしても、プロが扱うことで贋作が真作として流通するのは
古伊万里に限ったことではないのかも知れません。
プロの市場で、既に、真贋とり混ぜて売買されているわけですね。
故意にか、自分は知らないでか、偽物を本物として買っている業者がいるわけですね。偽物とは知らないで買った業者は、それを本物として巷で売るわけですよね。
まっ、昔からそうですが、結局は自分で勉強して真贋を判断するしか方法はなさそうですよね。
「伊万里 金襴手 花束文 大皿(大鉢?)」の文様は、遅生さんが集めている折形(熨斗)で束ねてあるものかもしれません。私の名前付けは、何時もいい加減です(><)アップ後に気付いたことをまた教えてください(^_^)
長いことコレクションをしていても、時々、訳の分らないものを手にすることがあります(~_~;)
骨董は、いつまでたっても勉強ですね。
ぽぽさんも、古伊万里を集めておられるようですね。
ポツポツとご紹介ください(^-^*)
これからも宜しくお願いいたします。
いずれにしましても、真贋の判定は、自分で勉強し、自分でするしかないようですよね。
それも、限界がなく、いつまでたっても勉強の連続ですよね(~_~;)
偽物には一円の価値もないと言う人もいれば偽物なりの価値があるなんて言う人もいまして、どちらもあり得るなんて思っています。
良くいってた田舎の骨董屋さん、業者市はいかず、うぶ出しか、素人の持ち込み、ハタ師の持ち込み等で、商品を調達していました。最後には茂吉の書でやられたのではないかと思っています。茂吉の内妻の子の妻?なんぞと言う女性が現れ、電話に出たり、手紙をくれたりの念の入れよう~随分と書を買い込んでいました。しばらくして店を閉じましたので多分、それが原因かと思ったりしています。
良心的な業者もいれば悪意のある業者もいますね。
ただ、業者市は、プロどおしの集まりですから、実力の世界なわけで、騙されるほうが負けですね。
業者市でも、物を分らない業者が分らない物を買っている場合があるようですね。そんな場合は、その業者は、自信を持って(?)、偽物を本物として素人に売るのでしょうね。
そんなのに引っかからないように気をつけなければいけないですよね。
それには、自分で勉強して真贋の判断をしなければいけないのだな~と改めて思いました。
プロでも、詐欺師(?)にしてやられる場合があるのですね。
人生、どこで躓くか分かりませんね(~_~;)