「故玩館への招待」(杉原利治著 論創社 2013年2月28日初版第1刷発行)を読みました。
この著者は、ブログ友の「遅生さん」です。
帯を外した状態
帯を付けた状態
先日、同じくブログ友の「酒田の人さん」がこの本を紹介していましたので、さっそく取り寄せ、一気に読み進み、読了したものです(^-^;
ここの所、読書といえば、戦国時代の物が中心でしたので、暫くぶりに、骨董関係の本を読んだという感じです。
骨董好きにとっては、やはり、骨董関係の本は面白いですね(^-^; 最近、骨董関係の本で、読みたいな~と思う本がありませんでしたので、ご無沙汰でしたが、久しぶりに堪能しました(^-^;
ところで、この本は、
はじめに
Ⅰ ネットオークション入門
Ⅱ 故玩館を建てる
Ⅲ ギャラリー故玩館
あとがき
という構成になっています。
私は、古い人間なので、ネットオークションには参入していませんから、私にとっては、「Ⅰ ネットオークション入門」の部分は、あまり参考にはなりませんでしたが、これからネットオークションをしてみようという方には、大変に参考になるだろうと思いました。
「Ⅱ 故玩館を建てる」の部分は圧巻ですね!
世の中に、美術館を建てたとか、資料館を作ったというような話はよく聞きますが、「遅生さん」の場合はユニークで、なかなか無い話で、ついつい、引き込まれ、夢中で、一気に読み進みました。
「遅生さん」のご先祖様は、中山道56番の宿場町・美江寺の地に江戸中期頃から住まわれ、何度かの水害や濃尾大地震を乗り越え、その住まいは現在に至っているということなんですね。
しかも、その住まいの場所は、歌川広重の「木曽街道69次」の内の「みゑじ(美江寺)」に描かれている所であることが分かりましたので、是非にでも、そこにある自分の家を残そうと考えたんですね。そこで、母屋を改築し、復元しようと決意し、悪戦苦闘の末、故玩館を作っているんですね。
お金さえあれば、美術館、資料館などを建てることは出来ますが、このような、歴史的に有名な場所にあり、しかも自分のルーツに関係した場所でもあり、更には、そこに現に存在していて自分が住まわれている家を、美術館、資料館とするということは稀有なことですよね。
私は、その点に、非常に興味をそそられました。
三番目の「Ⅲ ギャラリー故玩館」の内容につきましては、その内の或る部分は、既に、「遅生さん」のブログ(gooブログ「遅生の故玩館ブログ」)にも紹介されていますね。
この本は、骨董を嗜む者にとっては、大変面白いです(^-^; 是非ご一読することをお薦めいたします。また、gooブログ「遅生の故玩館ブログ」にもご訪問されますことをお薦めいたします(^-^;
機会があれば読んでみたいと思います。
同じく機会があれば3時間程でいけそうなので拝見してみたいものですね
ありがとうございました。
是非、お読みすることをお薦めします。
3時間ほどで行けるんですか。
それでは、是非、お出かけください(^-^;
ただ、入場は無料とのことですが、完全予約制とのことです。
人間関係に感動を覚えました。
この様な方がおられることにも
またお取り寄せで本を読まれるkoimariさんにも凄く感動致しました。
行ってみたいけど…さすがに遠いなぁ(笑)
美術館などを作るということはとても大変で、尊いことだと思います。昨今のIT関連企業にこういう取り組みをするところがないのが残念ですね。
インターネットが普及する前は、考えられませんでした。
私も、定年後には、古伊万里関係の本を自費出版しようと思っていましたが、今では、全然考えておりません(^^;
また、こうして、遠く離れたつや姫日記さんと交流できるようになったのもインターネットのお陰ですよね。
ありがたいことですよね(^-^;
ただ、この本、1ページを上・下2段に分けて、びっしりと書いてありますので、読み終えるのには時間がかかるかもしれません。
もっとも、文字が多く詰まっているだけではなく、それだけに、内容も詰まっていますけれど、、、(^-^;
故玩館は、私の所からも遠いです。ふぅさんの所からは、もっと遠いですものね。なかなか行く機会はないかもしれませんね(-_-;)
昔は、大企業のオーナーは、よく私設の美術館を作りましたよね。
その点、昨今のIT関連企業のオーナーには、そのような動きがありませんね(><)
金儲けのことばっかり考えているんでしょうね。
心貧しいですね(><)
人間的に薄っぺらなんでしょうね。
そう言う事ですか!
面白そうですね。
ネットオークシュンから始まって、美術館を作る~この様なITにつながった発想は中々わいてこないと思います。
是非読んでみたいと思います。
骨董ってその想いが強くないと始まらないのですが。その流れの中でご自分のルーツまで辿り着きというのでしょうか。大切にそのルーツを守り。美術館、資料館をお造りになった方がおられる。これは驚きます。時たま、私の持っている数少ない骨董は。俺が死んだらどうなるのだろうと考える事があります。骨董に対する大切な気持ちを持つ事の大切さを知りました。勉強になりました。有難うございます。