海野宿滞在型交流施設の起工式がありました

2013-01-11 08:34:58 | 議会活動
9日、海野宿滞在型交流施設の起工式があり参加しました。この事業は歴史的建造物を活用して宿泊施設や飲食施設を建設することで、地域の活性化と観光振興をめざすものです。完成は平成26年3月の見込みです。もともとこの建物は平成21年に所有者の方から市に寄贈されたもので、これまでその活用方法について学識経験者も交えて検討してきました。

交流施設は海野宿伝統的建造物群のほぼ真ん中にあります。母屋は宿泊施設に、蚕室は飲食施設に、土蔵は受付などに活用し、物置はギャラリーとするものです。宿泊施設では歴史的建造物に宿泊するという体験をしていただき、飲食施設では地元食材を活用したメニューを提供、休憩所では地元住民や観光客の交流をめざしています。

さる12月の議会でこの施設建設にかかわる予算が上程されました。その審議の中「経営上問題はないのか」「もし赤字になったらどうするのか」という指摘が相次ぎました。その結果、この施設が当初の目的を果たすことができるよう、市としても最大限の努力をするよう求める付帯意見をつけて可決されました。

海野宿は東日本においても有数の規模で歴史的建造物が残っている数少ない地域です。東御市にとって貴重な観光資源でもあります。今回の施設が大きな成果をあげられることを期待しています。


起工式で鍬入れをする花岡市長。


交流施設の全景です。以前は医院として使われていたそうです。


母屋の裏の中庭を中心に、正面に蚕室、右側に物置、左側に土蔵があります。

滋野ガイドブックの編集大詰めです

2013-01-11 01:33:23 | 雑感
今年は年明けから大忙しの毎日です。いま滋野地区には区長さんはじめ各種団体などで組織する滋野地区活性化委員会という組織があり、滋野地域の活性化のためにさまざまな活動に取り組んでいます。委員会にはテーマごとに4つの部会があります。私はその中の第一部会に所属し、2年前から滋野地区を紹介するガイドブックの刊行を目指し、編集委員の皆さんと一緒に地域の歴史的遺産や行事などの写真撮影を行ってきました。そしてようやく各区を紹介する原稿も集まり、この2月に発行するところまでこぎつけました。

この取り組みで私は各区にある道祖神や神社に足を運び、お祭りや伝統行事に参加してきました。そんな中でこれまで知らなかったその地域地域の歴史と伝統に親しく接することができました。自分では知っていたつもりでしたが、知らないことがたくさん出てきました。

そんな地区の中には今ではすたれてしまった伝統行事の復活に積極的に取り組んできたところもありました。十日夜のわら鉄砲、初午引き、お囃子と屋台運行などが行われてきました。かつては千曲川を渡る橋がかかり重要な街道の拠点だったところもありました。今でも川岸にそのことを示す石碑が残されていました。この滋野地区は昔から水に苦労してきたところですが、ある地区では昔湧水がどのお宅にもあり飲み水やお勝手の洗い物に利用していたというお話もお伺いしました。水車小屋や染物屋があったそうです。

7日には原稿を印刷会社にお渡しし、翌日には写真データもそろえることができました。この週末には各区で実施されるどんど焼きの写真も撮らなければなりませんがそれもあとわずかです。

特筆すべきはこうした原稿を準備するにあたり、各区の編集委員の皆さんは地域で長老の方々と話し合い、原稿をまとめ、パソコンを打ってこられたことです。大変な情熱を傾けて取り組まれてこられました。最終的には事務局でまとめなければならないかと思っていたのですがその必要もないくらいでした。そうした各区の良さをできるだけ残しながらガイドブックができればいいと思っています。

先日イラストレーターの方とお会いし各区を紹介する地図の作成をお願いしました。たんなる案内図では面白くありません。ガイドブックを片手に歩いてみたくなるような、そんな楽しいイラスト入りの地図ができればと思います。

これからは校正作業が何度かあります。文章や写真も見直しが必要です。2月末の完成目指して最後の追い込みに入っています。

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