刀匠山浦清麿のお墓詣りをしてきました

2013-02-05 21:56:06 | 趣味・野良仕事

東京へ政策学会の特別講座に参加した帰りに、時間があったので四谷にある山浦環(やまうら・たまき)、またの名を源清麿(みなもとの・きよまろ)のお墓詣りをしました。


清麿は東御市出身の幕末の刀鍛冶で、清麿の兄の山浦真雄も松代藩の刀鍛冶です。清麿が打った刀は四谷正宗とよばれ、新撰組の近藤勇も使っていたといわれるほど高い評価を得ていました。

お墓は四谷から入った崇福寺というお寺にありました。実は私はここを訪れるのは2回目です。私は前から池波正太郎さんの小説、鬼平犯科帳を愛読しており、その鬼平が葬られている戒行寺(新宿区須賀町)に行く途中、偶然に新宿区の指定史跡の案内板を見つけました。


この2月11日はやはり郷土の英雄、江戸時代の力士雷電為右衛門の命日です。千葉県の佐倉市では墓前祭が毎年行われており、東御市からも有志が参加しています。私も一昨年参加させていただきました。一方、清麿は地元では東京にあるお墓さえ知られていません。以前お伺いしたときお寺の関係者にお聞きしたところ、刀剣愛好者のなかで墓前祭が行われていると聞きました。私たちはもっと郷土の英雄を大切にしなければなりません。そして郷土の中でも墓前祭を行い、末長くその遺徳を伝えて行くことができればと思うのです。

自治体政策特別講座に出席しています

2013-02-05 05:55:46 | 議会活動


昨日今日と二日間にわたって、自治体政策特別講座に私たちの会派4名で出席しています。写真は前列左から櫻井議員、阿部議員、二列目が蓮見議員(私が撮影しています)です。全国110自治体から183名もの議員さんたちが集まりました。長野県内からは県議会議員の皆さん、長野市の議員さんが参加していました。

講座は「地域再生をめざす予算審議ー政策の選択と集中」と題して昨日は3つの講義がありました。第1講義は「予算書はこう見るー歳出から見る自治体の姿」というもので、予算書の見方を具体的にお話しいただきました。お話は興味深かったのですが、すでに基本的なことは理解しているという前提でお話をいただきましたので、ついてゆくのがやっとという状況でした。

第2講義は「政策実現に職員を活かすー住民の役に立つ公務員制度」でした。職員のやる気を引き出す自治体の人事制度をどうつくるかというもので、議員向けの講座としてはやや違和感を感じました。首長向けのテーマだったと思います。結論は行政のスペシャリストをめざすというものでした。考え方としては理解できるのですが、現在の大部屋を改め一人ひとりの机に仕切りをつけるとか、裁量権を大幅に拡大し個人担当制にすべきという考えには同意できません。一人ひとりが専門職としてタコツボを掘り出したら今まで以上に連携が失われるのではないでしょうか。

第3講義の講師は岐阜県多治見市で議員と首長を長く務めた西寺雅也氏(名古屋大学経済学部教授)でした、講義は「選択と集中をどう行う」と題して自治体の総合計画、財政規律についてお話しいただきました。多治見市では健全な財政を維持するために独自の数値目標を掲げて取り組んできたそうです。その集大成として「多治見市健全な財政に関する条例」を全国で初めてつくりました。これまでの右肩上がりの時代は終わり、これからは人口減少時代に入ります。当然財政規模も縮減せざるをえません。しかし過去の投資のつけがまわり、収入は減るが借金返済は増えるという厳しい状況が予想されます。そうならないよう財政規律をきちんと担保することが必要だとおっしゃっていました。昨日の講座の中で一番心に残りました。

このブログをホテルで書いています。いまホテルでごく普通にインターネットが使えるようになりました。とても便利です。さて本日は講座第2日目です。頑張って勉強してきます。

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