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助産所の見学会がありました

2010-04-11 05:34:14 | 病院改革


助産所は東御市民病院に隣接して建てられました

大勢の家族連れでにぎわいました

居室も5つ(和室2・洋室3)、南向きのベランダがステキです

10日は朝から東御市が進めてきた助産所の見学会がありました。私は所用のため午後参加しました。後で聞いたら市内外から500名もの方が訪れ、中には軽井沢からお見えの方もいたそうです。マスコミの取材も多く、NHKの夕方のニュースで報道されました。

全体に木のぬくもりのある素材が使われ居室も広く、ベランダからの眺めも良くゆったりできる環境です。木村医師のお話では分娩は分娩室はありますが、基本的には居室で行うとのことでした。スタッフは黒沢看護師長はじめ9名、すでに11月までいっぱいだそうです。

花岡市長が選挙で公約してから2年でここまでこぎつけたことに感慨無量のものがあります。2年前、上田・小県地区のお産は危機に瀕していました。長野病院での産科医師の引き上げ、上田産院の廃止に端を発した産科医師不足問題は深刻でした。お産をしようにも受け付けてくれる病院がないという状況でした。お産難民が現実のものとなっていました。

こんな時、花岡さんは「お産ができるまち」を掲げて選挙に立候補されました。あの時、誰もが本当にできるのかと疑ったものです。どこから医者を連れてくるのか、乗り越えなければならないハードルはとても高いものでした。そんな困難な課題に真正面から取り組んだところに花岡さんらしさが現れています。実際対立候補は「上田広域でやればいい」と主張していました。もっともらしい言葉ですが、結局問題の解決を人まかせにするということです。

そして2年でこの困難なハードルをクリヤーしたばかりか、助産師による出産という新しい文化を花開かせることになりました。帝王切開と薬による管理されたお産に対して、助産婦が寄り添う自然分娩というアンチテーゼを掲げることになりました。そうした意味で助産所とうみの開設は、これからの助産師出産を大いに激励するものになるだろうと思います。

スタッフの皆さん、ご苦労様でした。これからもよろしくお願いいたします。

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