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写真は竹村英明さんの講演会の様子です。
25日はサンテラスホールで原子力発電所と自然エネルギーを考える講演会と映画会がありました。まず最初に「自然エネルギーによる地域の自立」と題して環境エネルギー政策研究所の竹村英明さんの講演、そして鎌仲ひとみ監督の映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映が行われました。
当日は絶好の好天で稲刈りや果樹の収穫で忙しい中でしたが300人の方にお出でいただきました。当日券をお求めになった方も50人ほどいらっしゃってこの問題に対する関心の高さをうかがい知る事ができました。
私はスタッフの一員として最初からかかわってきましたので、大勢の皆さんのご協力を得て成功裏に終わることができてほっとしています。この映画はすでに佐久や上田でも上映されておりすでにご覧いただいている方も多く、前売り券の販売がなかなか進まなかったので心配していました。皆様のご協力を感謝申し上げます。
この講演と映画会を主催したのは東御市にある宅幼老所「おひさま」を中心にした実行委員会でした。「おひさま」は滋野地区の乙女平区の住民の皆さんが立ち上げた宅幼老所です。実はこの宅幼老所は映画に出てくる山口県上関町(かみのせきまち)の祝島(いわいじま)の皆さんと特別な関係にあります。
3年前に「おひさま」が開所したとき、祝島の皆さんははるばる東御市まで視察にこられたのです。祝島では高齢化が進んでおり、住民主体の宅幼老所の建設が課題でした。そして今年の7月には祝島で集いの家「おひさま」の開所にまでこぎつけました。そんな関係もあってなんとか祝島の皆さんを応援したいという宅幼老所「おひさま」の皆さんの熱意が映画会の開催となったものです。
この成功を自然エネルギー普及に向けた第一歩としてゆくことが出来ればと思います。