自社工場を持とうが持つまいが、さまざまな
メーカーから多彩なパーツがリリースされてる。
業界を問わず、OEM生産も当たり前のこの時代、
あちこちで他社製品の生産が行われている。
アウトソーシングというか、やはりコスト至上主義
という流れに抗うのは難しいのかもしれない。
すべてを自社内でまかなうのは相当なスケールを
要求されるからね。
製品のクオリティにしても、まだまだ曖昧な基準(笑)で
価格設定しているパーツやフレームは多い。
みなさんも感じたことが1度や2度あるでしょう。
「なんでこれがこんな値段するの!?」
デザインは汎用で自社ブランドのネームを付けて販売する。
でも、イメージは悪くしたくないから、それなりの
価格をつける。
ある工場の設計で作られたフレームをあたかも自社設計の
ようにアピールする。
当社独自設計という補足!?説明だけは怠らない(笑)
もちろん、生産ロットやコスト変動が多い素材の手配
などによって販売価格は変化するのは当たり前だけど、
例えば、メジャーブランドが販売しているパーツが
ノーブランドでそのまま安価で出てきたりすることが
あったりするのもまた事実。
企業秘密という括りでそのしわ寄せがいつの間にか
ユーザーに向けられてはいけないと思うのだが。
何か違和感を覚えない?(苦笑)
食べ物にはトレーサビリティという生産・流通証明
なるものが表示されている。
まあ、これもカラクリがあってイマイチ信用ならない
ところもあるけれど、自転車関係もこんなシステムは
いかがでしょうか?
カラクリや嘘を見抜くというよりは、むしろ正当な
価格で購入する権利と情報をユーザーが得るためで
あればなかなかよろしいような気もするけどなぁ(苦笑)
生産工場などはだいたい決まってくるわけだから、
メーカーはどこに自社の付加価値をつけてリリース
しているのかをハッキリさせたほうがいいと思う。
「ウチはココに技術的な独創性を出すために、
手間と金をかけています!」
アウトソーシングであれば、こんなフレーズは
どうだろう。
「ウチはこの工場に生産を委託しています。
ここは素晴しい技術と管理でハイクオリティなパーツも
安心して作れるからです!」
胸を張ってアピールできるメーカーがもっと増えて
ほしいと最近思ってみたりするのね。
まあ、自転車に限らないけど(苦笑)