ここ数年来ずっと,欲しいなぁ~,と思っていた本がある。2003年にイギリスで刊行された昆虫関係の本である。当時はその価格が約2万5千円(邦貨換算,以下の価格表示も同様)だったので,そうオイソレとは即決購入するわけにもゆかなかった(他にも欲しい本は山ほどあるわけですから)。いちおうAbeBooks.comなどでネット古書店の情報等にも目を光らせていたが,ほとんど新本に近い価格でしか出ることがなかったので,とりあえずは保留状態にしたまま,徒に年月だけが過ぎていった。
最近一年ばかりは,自らの生活逼迫状態に追われ流されるがままの日々を汲々と暮らしており,その本のことも暫く忘れていた。それが,本日午後のこと,ネットのアマゾン書店Amazon.co.jpの洋書のところで何気なく検索していたら,同書が 17,333円の値を付けられて販売されているのを偶然発見した。おお何と,これはしたり! こんなところにも未曾有の経済危機,ではないか,円高の影響がモロに出ちゃってるのか,それにしても随分と安くなったもんだなぁ,とびっくりした。参考までに他のいくつかのサイトでも検索チェックしてみると,イギリスのアマゾンAmazon.co.ukでは17,836円,フランスの書店では16,669円,AbeBooksでは19,120円だった(いずれも送料込み)。以前に比べて概ね3割がた安くなっている。何だかこちらの手元に少し近づいてきたようだゾ。 それでも念のため,さらにネットを巡って探しまわり,結局,イギリス国内の某サイトで,な,な,何~んと 11,249円で売っているのを見付け,少々取り乱した挙げ句に思わずポチッてしまいました。
それがつい数時間ほど前のことである。「円高様々」の単純な履行者たるこんなワタシは軽率愚衆の誹りを免れないであろうが,そもそも当方,海外旅行などに行ける優雅な境遇ではないし,カンパニョーロなんぞを買える結構な身分でもありませんので,これくらいのプチ軽率は許していただきたいと存じます(誰に対してだ?) それにしても,ウレシイ。定額給付金なんかよりも百倍ウレシイ。資本主義経済においては利潤の配分は決して平等であってはならない。そんなテーゼが思い浮かんだりするくらいに,すこぶるウレシイ。
さてさて,今日からは本が届くのをワクワクしながら待つ日々である。冬来たりなば春遠からじ,である。 私の春,それは思いがけないところからやって来た。
最近一年ばかりは,自らの生活逼迫状態に追われ流されるがままの日々を汲々と暮らしており,その本のことも暫く忘れていた。それが,本日午後のこと,ネットのアマゾン書店Amazon.co.jpの洋書のところで何気なく検索していたら,同書が 17,333円の値を付けられて販売されているのを偶然発見した。おお何と,これはしたり! こんなところにも未曾有の経済危機,ではないか,円高の影響がモロに出ちゃってるのか,それにしても随分と安くなったもんだなぁ,とびっくりした。参考までに他のいくつかのサイトでも検索チェックしてみると,イギリスのアマゾンAmazon.co.ukでは17,836円,フランスの書店では16,669円,AbeBooksでは19,120円だった(いずれも送料込み)。以前に比べて概ね3割がた安くなっている。何だかこちらの手元に少し近づいてきたようだゾ。 それでも念のため,さらにネットを巡って探しまわり,結局,イギリス国内の某サイトで,な,な,何~んと 11,249円で売っているのを見付け,少々取り乱した挙げ句に思わずポチッてしまいました。
それがつい数時間ほど前のことである。「円高様々」の単純な履行者たるこんなワタシは軽率愚衆の誹りを免れないであろうが,そもそも当方,海外旅行などに行ける優雅な境遇ではないし,カンパニョーロなんぞを買える結構な身分でもありませんので,これくらいのプチ軽率は許していただきたいと存じます(誰に対してだ?) それにしても,ウレシイ。定額給付金なんかよりも百倍ウレシイ。資本主義経済においては利潤の配分は決して平等であってはならない。そんなテーゼが思い浮かんだりするくらいに,すこぶるウレシイ。
さてさて,今日からは本が届くのをワクワクしながら待つ日々である。冬来たりなば春遠からじ,である。 私の春,それは思いがけないところからやって来た。