夏休み前のことになるが,タカシがとうとう眼鏡を誂えた。年度初めの4月以来,日々熱心に行っていた諸々の視力回復トレーニングの結果が一向にはかばかしくなく,回復効果がほとんど現れないように思われたので,ようやく本人も覚悟を決めたようだ。先々までグズグズとこじれてゆかなくて,親としても一安心であった。
これでタカシも,担任のコバヤシ先生の言葉を借りれば,クラスで5番目だか6番目だかの《メガネ・デビュー》をしたという次第である。風貌は,こんな感じです。
眼鏡のフレームはタカシ自身の嗜好で決められた。最近の子供の間では,こういった細身の形がハヤリらしい。何やら従来にもまして華奢で弱々しい感じが目立ってしまうが,フレームに関しては所詮はファッション,本人が気に入ればそれでよし,といたしましょう。
でも,タカシ君,ここで気を緩めて再び「マンガ生活」にドップリ浸からぬよう,くれぐれも心しておくように!