小学校の入学式の日に

1998年04月06日 | タカシ
 本日はタカシの小学校入学式。あいにく雨中の入学式ではあったが,家族総出で参上した。初等教育の現場に足を踏み入れるのは本当に久しぶりのことである。アキラの手を引いて校内をゆっくりと巡回しながら,校舎建物内外の構造やら形式やらの細部にわたる“作り”の良さに感心したり,掲示板にゴテゴテと貼られた様々なメッセージの数の多さに驚いたり,玄関脇や廊下や広間やらのあちこちに設置された作品とも展示物とも記念碑ともとれる“オブジェ”に少々首をかしげたり,それら全てを妙に新鮮な思いで眺めていた。懐古の情などは残念ながら一向湧いてはこなかった。むしろ,はて,小学校ってのはこんなトコロだったろうか?これでは少々賑々しすぎはしまいか?“教育の場”としての学校はもっとシンプルなもので充分ではなかろうか?などと,アカラサマな世代の違いをヒシヒシと感じた。まぁ,これはこれで社会の発展,文化の遷移,進化の帰結,当然といえば当然の成り行きなのであろうが。

 入学式は予想通りにタイクツな儀式そのもの。司会進行の大役?を仰せつかった教師は表情が硬くセリフもまた硬い(何を杓子定規なこと言ってるんだか!)。校長は反対に,まるで交通安全週間に子供相手に講釈するオマワリサンみたいに相好崩して新入児童たちに語りかける(いい年をしてあんまり媚びないように!)。市長(代読)及び教育委員会代表はいずれも極めて月並み凡々なゴアイサツ(時間の無駄!)。PTA会長は,これはなかなかに弁の立つ御方ではあったが,話の内容ははっきり言って自己満足(一年生相手にマンヨウシュウのシキノミコはないでしょう!)。その他,全くドーデモイイ祝電披露,来賓紹介などなどがダラダラ続き,都合,予定の30分を15分もオーバーして終了した(ガッコのセンセイなら時間くらいはキッチリと守るように!)。少々疲れました。

 なお,担任の先生は昔ながらのチャキチャキ・オバチャン先生の雰囲気で,なかなか頼もしく,今後に期待が持てそうではあった。さぁてこの先,タカシはどんな“教育”を受けることになるのかな。楽しみなことだ。
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