浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

それはAKB48ではありません

2012-12-24 00:00:00 | 木の話題
日経新聞の夕刊一面の下に、「あすへの話題」というコラムがあります。
12月17日に「AKG50」と題して、木についての話題が載っていました。
書き手は加瀬豊さん。
双日会長ですが、俳優の加瀬亮さんのお父様です。

『東北は日本に東北は日本における合板の一大生産拠点でもある。
その合板工場が、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた。
国内合板総生産量の約3割にも相当する工場設備が、一瞬にして失われたのである。
なかでも最大の被害を受けた、日本最大の合板メーカーでは、自社の生産能力の4割近くを失うばかりか、貴重な人材やその家族も多数失った。
グループを率いる若き総帥にとっては、まさに悲嘆の極みであったに違いない。
しかしながら合板は、復旧、復興になくてはならない建設資材…中略
…2020までに木材自給率を50%以上に高める政策が進められているが、これに即した国産材の利用促進活動がそれだ。
掲げるスローガンはAKG50(あらゆるところに、国産材合板を使用し、木材自給率50%を目指す)。
新政権の下、東北の復興、そして日本経済の復興が、森林・林業の再生とともに力づよく前進することを願っている。』

ちなみに写真は合板を製造する際に出る剥き芯です。
大根をかつら剥きするようにロータリーで剥いていくので、最後はこのような芯が残ります。
技術の進歩で直径32ミリまで剥けるようになりました。
もちろんこの剥き芯も、パーチクルボードやMDFなどに使用されます。
コメント
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