もうすぐ今年が終わろうとしています。
一年はあっという間ですね。
ただ、この一年一年の積み重ねに未来があり、結果的に大きく変化していくのでしょう。
近年、木造のビルが実際に建つ世の中になってきました。
感慨深いです。
以前にはなかったCLTという直交集成板が開発されたのも大きいのでしょう。
環境問題が重要な判断基準になった今だからというのも大きいのでしょう。
佐久間木材が入っているビルは、15年後に木造ビルにしようと思っています。
その頃には今以上に技術開発が進んでいるでしょうから、より本格的な木造化が可能かと思われます。
合板の取り扱いが多い佐久間木材としては、合板製のビルを建ててみたいです。
現在、合板の厚みで最大のもので30ミリ。
これをもっと厚い構造用合板をつくろうというプロジェクトが動き出しています。
日本合板工業組合連合会や森林総合研究所が参画し、林野庁の補助事業にもなっています。
再合板(合板と合板を再度プレスすること)をすれば、今でも30ミリ以上の合板はつくれますが、単板と単板を積層させて一発で厚物をつくるのは難しいのが現状です。
熱っして硬化する接着剤を使用してプレスしていますが、厚すぎると熱が中心層までいき渡らないためです。
ただ、接着剤の性能が格段によくなっていますので、いずれは実現するものと確信しています。
木造ビル一階で佐久間木材が営業している未来が見えてきます、楽しみです。
もしかしたらその頃には、トラックではなくドローンで配達しているかもしれません。
そうなるとビルの一階ではなく、屋上に倉庫ができているかもしれませんね。