ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2014/10/13 「英国王のスピーチ」

2014-10-13 00:00:00 | 日記
英国王のスピーチ(2012年英)

アルバート 後の英国王ジョージ六世(コリン・ファース)
アルバートの妻 (ヘレナ・ボナム・カーター)
ライオネル・ローグ 吃音症の専門家(ジェフリー・ラッシュ)
ジョージ五世 アルバートの父。英国王(マイケル・ガンボン)
デビッド アルバートの兄(ガイ・ピアース)
シンプソン夫人 デビッドの愛人

 1925年。英国王子アルバートは、博覧会で国王である父の代理としてスピーチ。
だが、吃音症の彼はまともに話せず、人々を失望させる。
1934年。アルバートは様々な治療を試すが、どれも効果が出なかった。
妻は吃音症の専門家と言うローグ氏を見つけ、彼に診させる事に。
だが、アルバートはローグの横柄な態度に腹を立て、治療法にも懐疑的だ。
生まれつき吃音症の子はいないと言うローグは、
ヘッドホンで音楽を聞きながら本を読ませ、それを録音。
この扱いにも腹を立てるが、録音を聞くとすらすら話してる事に気づく。
結局、ローグの所へ通い、様々な訓練を受ける。
やがて、英国王が崩御し、兄デビッドが即位。
だが、デビッドは離婚歴のあるシンプソン夫人に入れ込んでおり、
国王には不適格とされる。結局、デビッドは夫人と結婚する為退位。
1936年。アルバートが国王に即位する事となり、戴冠式にローグの同席を求める。
ローグに医師の経験がない事が判明し、大司教は代わりの者をつける事を提案するが、
国王はローグを希望。練習の末、スピーチは成功する。
1939年。英国は独国との戦争に突入し、国王は生放送でスピーチする事に。
今回もローグを呼び出す。
ローグは、私に話すように話せと励まし、スピーチは成功する。
1944年。ローグに勲章が授与された。
戦時下のスピーチには常にローグが立ち合ったのだ。

 と言う訳で、英国王ジョージ6世をめぐる物語。
英国王って、気がついたらエリザベス女王だったけど、その父親の話。
国王の息子アルバート(演ずるのはコリン・ファース)は、
幼い頃から吃音症に悩まされていて、人前でスピーチができない。
様々な治療も効果なく、妻がローグと言う男を見つけ出して、彼の治療を受ける事に。
アルバートは王族扱いしない彼に腹を立てるが、効果が出ているのも事実と認める。
アルバートの兄が短期間で王位を退位してしまい、
ドイツとの戦争が近づく大事な時期に、国王に即位する事になると言う訳。
吃音症の治療自体に、目覚ましい効果が出たと言う印象は受けないのだが
国王とローグのコンビで、歴史的な困難を乗り越える物語として面白かった。
王妃役は怪しげな役が多いヘレナ・ボナム・カーターだが
本作ではたくましい女性役で魅力的。
コメント
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