ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2018/10/21 「ザ・サークル」

2018-10-21 00:00:00 | 日記
「ザ・サークル」

メイ・ホランド サークル社社員(エマ・ワトソン)
イーモン・ベイリー サークル社トップ(トム・ハンクス)
タイ メイの同僚(SWのフィンの人)
アニー メイの友人(ジュマンジの女の子)
マーサー 地元の友人
メイの父 (ビル・パクストン)
トム サークル社幹部

起:メイはサークル社に就職。
承:SNSツールのモデルケースとして、世界中に生活を披露する事に。
転:周囲のプライバシーも失われ、友人マーサーが事故死する。
結:メイはサークル社を去る。

 水道会社の電話オペレータをしていたメイは、
友人アニーの紹介で、サークル社に就職する。
サークル社は、世界中で起きた事が見られるシーチェンジと言うSNSツールを開発。
知り合いも増えるが、メイはやりすぎとも感じていた。
知り合った社員の男性は、メイを立入禁止とされている区域へ案内。
そこには、会員から収集された膨大なデータが保存されていた。
データは利用され、サークルの収益となる。
男性はシーチェンジの開発者タイで、姿を消したとされていた人物だ。
タイは、サークル社のやっている事はプライバシーの無視だと言う。
 メイは、鹿の角で作ったシャンデリアをSNSで披露。
それを作った友人マーサーは、見ず知らずの人々から鹿殺しと非難される様に。
耐えられないとメイに告げる。
ショックを受けたメイは、カヤックを盗んで沖に出るが横転。
直ちに救助され、シーチェンジのおかげだと知る。
 メイはサークル社のトップであるベイリー氏に会う。
メイはカヤックを盗んだが、ベイリーは秘密が犯罪を可能にしたと指摘。
彼女のすべての経験をシェアする事で防げたと、
常にカメラを身に付けて行動を透明化すると発表する。
 230万人が、メイの行動を24時間見守る事に。
それは彼女と会う者も同様で、両親やアニーはメイを避ける様になる。
幹部の会議に出席したメイは、
サークル参加を義務付ける事で、全ての人の意見を選挙で反映できると発案。
それこそ真の民主主義と言い出すが、アニーは反発する。
 発表会に出席したメイは、ソウルサーチと言うサービスを紹介。
SNS網を利用して、ただちに逃亡者を見つけ出す事が出来ると言う。
フィオナと言う殺人犯を標的とし、10億人が彼女を追跡。
わずか10分で逮捕に成功する。
ベイリーは、疎遠になった一般人も探し出せると発言。
参加者はマーサーを探せと言い出し、やむなくメイは彼を指名する事に。
大勢に追い回されたマーサーは、運転を誤って事故死してしまう。
 メイは3日間ふさぎ込んでいたが、
久しぶりにスマホを見ると、大量の慰めのメッセージが届いていた。
だが、故郷へ戻ったと言うアニーは、彼らはそれほど気にしていないと忠告する。
胃を決したメイは、サークル社へ戻る事に。
 ベイリーは出社したメイに新しい役割を与えると言う。
新たな発表会でベイリーは、車の改善で事故は避けられたと言う。
一方メイは、ベイリーや幹部トムも透明化すべきと言い出し、
壇上で彼らに装置を付けてしまう。
すると、たちまち彼らが極秘としていた情報が世界中に流れてしまう。
慌てたベイリーらは建物の電源を落とすが、メイはもう疲れたと退散。
メイは故郷に戻るが、相変わらずドローンが彼女をつけ回すのだった。

 と言う訳で、エマ・ワトソン主演のサスペンス。
SNSのツールを開発したサークル社に勤めるエマは
モデルケースとして、24時間世界中に披露する事に。
最初は友達が増えたと喜んでいたが、次第にプライバシーが失われたと気付く。
過去にジム・キャリーのトゥルーマンショーとかで描かれたのと同じテーマ。
時代が進んで、ケツの穴まで見られてるようなレベルに。
SWのフィン役の人がツールの開発者として出ていて
エマに協力して、企業のトップ(トム・ハンクス)らを
ぎゃふんと言わせるかと思いきや、そこには至らないので拍子抜け。
エマがSNSの恐ろしさに気付きつつ、
スマホを捨てる事は出来ず、手に取るあたりは現代の闇を感じさせる。
なお、本作はビル・パクストンの遺作らしくて、ビルに捧ぐと最後に出る。
コメント
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