最近、主人の起床時間が遅いので娘と「本日の作戦会議」が落ち着いて出来る。
今日は「(不条理)の購入について」
「どうする?氷帝エタニティ?」
「買いでしょう?!」
いまさら何言ってんの?的な娘の一言で強制終了。
比較的良く行くショップがお休み。
仕方なく遠出。
いくつか目星をつけて、ここなら絶対!って言うショップに到着したら一枚しかなかった。
青春をテーマに歌う無邪気な「青酢」に対抗するかのような挑戦的な曲!と思うのは母の思い過ごしでしょうか?
こっちは無がない邪気だらけですよ。
でもしっくりくるのは何故だろう?これこそ「不条理」だ!!
この分なら、ユニット名は「氷帝アダルティ」で行けますよ!ぼっさま!!
ところで、とてもヒヨがノリノリなのはどうしてでしょう?
いいけどね、げこくじょ!
明日は主人の仕事関係の雑務で終る予定。
そんなわけであちこちで用事を済ませて帰ろうとしたら凄い渋滞。
この先の五差路は確かに渋滞するときもあるけど、こんなに先の方からって言うのは考えられなくて。
工事かとも思ったけど、反対車線からも車が来ないし路線バスの運転手さんが外に出てしまったくらいだから予期せぬ渋滞なのかも。
全く動く事が出来ないので主人にTEL。
遠回りだけど国道に出る道を教えてもらう。
Uターンしてあまり知らない一本道を走ったけど無事母でも分かる道に出た。
さすがに13:30過ぎていたのでお腹が空いたので丁度見つけたファミレスに。
パーキングが混んでいたので席があるか心配だったけど時間的に帰るお客さんが多くてすんなり席に着けた。
日替りランチの値段が破壊的に安いので心配になって通常のメニューを見たけどどれも似たり寄ったり。
これならわざわざ高いモノを食べなくても・・・とランチとドリンクバー。
ところが!
付け合せのサラダの盛りもいいし、チキンソテーに芥子とタルタルソース二種類ついてきて何よりソテーの焼き加減がナイフを入れるとジュワっと肉汁が!
味は値段が値段だからソースに頼ってしまうけどセントラルキッチンでの処理がきちんと出来てる?
それともシェフの腕なのか?
私がオーダーしてからすぐに隣で一人で食事をしていたおばあさんがお皿を下げにきたスタッフに、
「お魚が上手に焼けていて美味しかったわ。」と言っているのが聞こえた。
スタッフも顔見知りなのかにこやかにありがとうございます云々、と答えていて。
昼間のファミレスは主婦のパートさんが多いからこんなやり取りも自然と出来ていいなぁと思う。
いい気分で食べ始めたら反対側のテーブルにいる老夫婦の会話が嫌でも耳に入ってくる。
「この魚、生?冷凍?」
「味が薄いわねぇ。」
「肉の色が豚じゃないみたい。」
奥さんの方がもうキリがないくらいあら探し。
ご主人も何とか言えばいいのに一緒になってあれこれ言い始めて。
夫婦で仲良く納得のいくものが食べたいならこんな安いファミレスなんかにこなければいいのにと思いましたね。
見れば、サラリーマンや営業マンの「社食」みたいなものなんだから。
不味ければ、黙って残して出て行けばいいんだし。
さっきのおばあさんも本当はそれほど美味しいとは思っていないのかも知れないけど、
スタッフの人への労いの気持ちを込めて言ったのだと思う。
今、しきりに「美しい国創り」と偉い人たちが口に乗せているけど市井の小さな美しさって言うのはこういうことなのよ、と言ってあげたい。
団塊の世代以前の人たちは厳しく美しい日本を知っている、礼節とか我慢とか作法と言う言葉が罷り通る事が笑われなかった時代。
私は娘と仲良し親子なんだろうけれど、娘が態度や言葉を使い間違うときには厳しく叱る。
そういう場面で私が使う事がはふたつと限られているので子供たちはすぐに黙る。
「下品なことは止めなさい。」
「みっともないことはしないの!」
あの夫婦にとってはあれが日常的な会話なんだと思うと寂しい気がする。
もっとほかの話でもすれば少しくらい不味くても楽しいと思えるはずなのに。
帰宅した娘、ジャケを見るなり一言。
「これ、どっちがタイトル?」
そうだよね、「氷帝エタニティ」の方が大きいよね。
でも「不条理」だよ。
で、エンドレスで聴いてる・・・