月はそこにいる

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まかないランチ?

2010-02-25 22:36:41 | days
仲良しのKさんの会社に程近い「ふぐ割烹」のお店でランチ。

先日飲み会の席で話題に上がったお店なんだけど、敷居が高すぎる事と奥まった路地にあるためランチをやっていることを知られていないらしい。
「いつも、私ひとりしかランチしてないのよ。やめたくても私が行ってるからやめられないのかなぁ?」と悩むほど。
反面「おそらくまかないなんだと思うのよ。でも、とてもまかないに見えない味と質なのよ。」と賞賛。

で、主人に断ってお昼少し前にお仕事離脱して行って来ました。
うーむ、確かに高そうで入りずらい雰囲気だけど常連のKさんも来るんだし、と思って恐る恐る入るといきなり生簀がドーン!
「失礼しましたぁぁぁ!」って帰りくなったけど奥から優しそうなご主人が出てきてほっとしました。
数分でKさんも来店。
そしてここから、まるでジャパネットタカ/タのごとく「これもつけましょう、はい!これも付いてとってもお得!」と言う世界が展開されていくことに。

Kさんお勧めの「たまごかけセット」+「日替わりのおかず」をオーダー。
出てきたのは大きなお盆にご飯とたっぷりの鯛のあら汁、和歌山から取り寄せた高そうなブランド生卵とそのオリジナルのかけダレ。ゴマドレかかったサラダにこれがおかずなのかな、大きなチキンハンバーグのあんかけに大根おろしと揚げごぼうのスライスをあしらった一品。




これで・・・・お値段がワンコイン



ちなみに、夜のコースが8600円からのお店です。
まぁ、Kさんから聞いてたから驚かないつもりだったけど、現物見せられたらやっぱり「うわぁ!」ってなります。
Kさんは週三くらいで通ってるとのこと。本当は毎日行きたいんだけど、その金額で食べることに罪悪感を覚えるのだそうだ。
確かに、これが1000円って言われればもっと気軽に通えそう。

ところが、半分も食べ進まないうちに(お喋りに夢中な二人なので)、サービスでコーヒーと水菓子(ポンカン)が登場。




かつ、食べ終わる頃にご主人がKさんにお尋ね。
「お刺身、食べられますか?さっき届いたばかりのあらがあるんですよ。」
あらって・・・あの高級魚のあらです。恥ずかしながら私は食べたことがありません。
もちろんご好意で出していただく。
紅葉おろしと薬味が添えられたみずみずしい一皿が目の前に(10切れくらいありました)。
綺麗な白身だけど鯛よりも透明度が高い、食べるとこりこりとした歯ごたえと弾力、そして甘みのある上品なお刺身でした。





これで、ワンコイン(重要なので二度言いました)。
まぁKさんだからここまでされたんでしょうけど、本当にいいのあらのお刺身2.3切れでワンコインじゃないの?って感じです。

「来月は炊き込みご飯なんかも出そうかと思ってるんですよ。」
ご主人・・・正午からの一時間の間に私たち以外にお客さんが来なかったんですけど。
ランチで利益を出そうなんて思ってないんだろうな、このご主人。
夜の仕込みの余りでまかない風ランチを考えてるだけのような気がしてきた。


まぁ、そんなわけでお喋りをたくさんしつつ美味しいものをたっぷりいただいたお昼のひととき。

ごちそうさまでした。