先週から三週に渡り、日テレで映画『20世紀少年』を放送しています。最初と2作目は昨年も放送されたはずですが、最後となる3作目の公開が昨夏の衆院選直前。日テレアナウンサーが大挙して出演する映画ですから、どうも偶然とは思われません。
原作は世紀末にスピリッツに連載されたので、僕も何度か目にしているはずですが、ナジェか思い出せません。録画した第一作目を水曜日に見たのですが、見た理由は監督が『トリック』の堤幸彦だったからです。キャストも良さそうですし、名古屋出身の監督ということで、僕の最近のテーマにもはまっています。それで時間を作って見てみました。
ストーリーは、カルト、偽救世主、人類滅亡という世紀末的なもので、そのカルト組織に立ち向かうヒーロー(道化)がオヤジのロックンローラーという、カビの生えたチーズのような芳しさです。ナルシシストのジャズオヤジでは引き籠もりだろうし、インテリのクラシックオヤジでは仲間を動かすことができない。でしゃばり(メッセージ)型のロックンローラーは、こういう道化には向いているのです。
カルトの教祖「ともだち」の正体は誰なのか?そういうことも含めてストーリーは裏読みできるのですが、駄菓子屋のお婆さんに創価学会の研ナオコを起用するあたりは流石ですね。彼女はブラックユーモアと知ってて出演したのでしょうか?
来週の完結編で何が起こるのかは知りませんが、映画としては良くできています。現実に起こっている、カルトの支配構図・洗脳の方法・カルトを利用する権力・疑問を放棄して従う人々など、それを普通に描いてリアリティを与えているのです。神が無いからカンナ。笑えないパロディが、この映画の本質のようです。
なお、スピーカーを新設計して組み立てています。板は4月に切ってあったのですが、背が91センチと高いので、実際に組み立てるにはいろいろと大変です。今回は、掟破りの桐材を側板に用いたので、かなり実験的な要素が濃い作品です。
ユニット口径は12センチ 後ろはミスドの黒板
スピーカーの板は、固くて響きの良い方が適しています。桐のように軽くて柔らかな板は、琴のような、柔らかな共振を求める楽器向きです。スピーカーには一番適さない桐ですが、値段がとにかく安かったのと、楽器のように共振を利用して鳴らしてやろうという発想で使うことにしました。板が反っていたので釘を使ったのですが、誤算は意外に響かないという事です。これならば癖のない音になりそうですが、音質はユニットが届いてからにします。
仮組み
それから、島田名物のおでんと、五十三次ヌードルを頂いたので載せます。島田おでんは汁が多いので、おでんを食べてから肉とタマネギを入れて豚丼の具を作ります。ビールが欲しくなるのが欠点ですが、最近はノンアルコールにしています。そう言えば昔、有馬記念でメジロマックイーンを負かしたダイユウサクの父がノノアルコで、マックイーンも松田優作も癌で亡くなった俳優だと話題になったもんです。
エフライム工房 平御幸
原作は世紀末にスピリッツに連載されたので、僕も何度か目にしているはずですが、ナジェか思い出せません。録画した第一作目を水曜日に見たのですが、見た理由は監督が『トリック』の堤幸彦だったからです。キャストも良さそうですし、名古屋出身の監督ということで、僕の最近のテーマにもはまっています。それで時間を作って見てみました。
ストーリーは、カルト、偽救世主、人類滅亡という世紀末的なもので、そのカルト組織に立ち向かうヒーロー(道化)がオヤジのロックンローラーという、カビの生えたチーズのような芳しさです。ナルシシストのジャズオヤジでは引き籠もりだろうし、インテリのクラシックオヤジでは仲間を動かすことができない。でしゃばり(メッセージ)型のロックンローラーは、こういう道化には向いているのです。
カルトの教祖「ともだち」の正体は誰なのか?そういうことも含めてストーリーは裏読みできるのですが、駄菓子屋のお婆さんに創価学会の研ナオコを起用するあたりは流石ですね。彼女はブラックユーモアと知ってて出演したのでしょうか?
来週の完結編で何が起こるのかは知りませんが、映画としては良くできています。現実に起こっている、カルトの支配構図・洗脳の方法・カルトを利用する権力・疑問を放棄して従う人々など、それを普通に描いてリアリティを与えているのです。神が無いからカンナ。笑えないパロディが、この映画の本質のようです。
なお、スピーカーを新設計して組み立てています。板は4月に切ってあったのですが、背が91センチと高いので、実際に組み立てるにはいろいろと大変です。今回は、掟破りの桐材を側板に用いたので、かなり実験的な要素が濃い作品です。
ユニット口径は12センチ 後ろはミスドの黒板
スピーカーの板は、固くて響きの良い方が適しています。桐のように軽くて柔らかな板は、琴のような、柔らかな共振を求める楽器向きです。スピーカーには一番適さない桐ですが、値段がとにかく安かったのと、楽器のように共振を利用して鳴らしてやろうという発想で使うことにしました。板が反っていたので釘を使ったのですが、誤算は意外に響かないという事です。これならば癖のない音になりそうですが、音質はユニットが届いてからにします。
仮組み
それから、島田名物のおでんと、五十三次ヌードルを頂いたので載せます。島田おでんは汁が多いので、おでんを食べてから肉とタマネギを入れて豚丼の具を作ります。ビールが欲しくなるのが欠点ですが、最近はノンアルコールにしています。そう言えば昔、有馬記念でメジロマックイーンを負かしたダイユウサクの父がノノアルコで、マックイーンも松田優作も癌で亡くなった俳優だと話題になったもんです。
エフライム工房 平御幸