13日の金曜日ですが、深夜にスポーツ欄を見て、天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会が開催されていると知りました。場所は東京体育館で、8強に残った日立リヴァーレと久光製薬の試合が11時から。
夜型で朝に寝る癖が付いているのですが、リハビリを兼ねて観戦したくなりました。ほとんど寝ていませんが、初めてのバレーボール観戦なので眠気は吹き飛びました。10時前に会場に着くと、すでに行列ができていました。これはチケットが取れないかなと心配しましたが、ものの見事に杞憂で終わって、チケット売り場は閑散としています。皆さんは前売りで購入しているみたいです。それで、今日の会場は二面を取って、隣は男子の準々決勝です。間違うと嫌なので、日立リヴァーレの席と注文したら、SSアリーナ席を勧められました。5000円です。
ところが、席に着いてみたら、4500円のアリーナ自由席とほとんど変わらない場所。テーブルが有る特等席ですが、一試合で入れ替えなので高額です。後で確認したら、追い出されたあとはスタンド自由席(2500円)で追加料金無しに観戦できるとのこと。これなら高くはありません。平日なので意外に空いていました。
日立リヴァーレ 佐藤あり紗選手(左)と南桃加選手
向こう側の空席は男子の試合
試合前のウオーミングアップから、サーブ練習やアタック練習まで観られたのですが、あちこちでボカンと音がしてボールが上がるので、最初は飛び込んでくるボールの心配ばかりしていました。ほんの5m先はコートで、その手前ではレシーブの練習をしています。それにしてもコートが小さく見えたのは驚きでした。選手が大きいので相対的に小さく感じたのです。
試合前の佐藤あり紗選手と右は控えの斎田杏選手
桃ちゃんの他に杏ちゃんもいたw
試合ですが、第1セットは22対18と日立のリードから、久光製薬の岩坂名奈選手のサーブで7連続失点で逆転負け。5連続だったかな?スコアを付けていたわけではないので、このへんは曖昧ですが、岩坂選手の存在感は凄いです。
この逆転負けが尾を引いて、第2セットは15対25と貫禄負け。久光製薬の布陣は、ベテランの石田、狩野舞子、平井、座安選手に、五輪組の新鍋理沙選手がいて、新鋭の長岡望悠(みゆ)、石井優希選手と、これだけで全日本が組めます。日立は腰痛の治らない江畑選手がベンチから外れるピンチ。誰しもがストレート負けと思ったでしょう。
ウオーミングアップ時にスタンド観戦する江畑選手(奥)
しかし、ここから逆襲の日立。第3セットを逆転勝ちすると、第4セットも勢いを持続してシーソーゲーム。先にセットポイントを取ったのですが、ここからサーブミスを連発して、最後は長岡選手の物凄いドライブサーブでとどめを刺されました。でもスコアは33対31で、日立にも何度も勝機はあったのです。
第4セットは、コートチェンジで久光製薬が目の前。しかも、僕の正面は中田久美監督が腕を組んで座っています。格下相手に何を手間取っているんだと言わんばかり。僕は日立を応援していたので、中田久美監督のイライラは面白く観られました。最後の勝敗を分けたのは、やはり場数というか、全日本代表経験の差ですね。
日立の全日本代表といえば、リベロの佐藤あり紗選手ですが、やはり俊敏な動きが目立ちます。実際に近くで見ると小さい感じはしないのですが、周りが大きいから相対的に小さく見えます。でもさすがはスポーツ選手の体で、腕は僕よりも太いかも。膝から下の足が細くて、バレーボール選手はバネ下重量が小さいほうがジャンプに有利なので、他の選手もふくらはぎの細いのには感心しました。
桃ちゃんこと南桃加選手はブロックをいくつか決めていましたが、最後の勝負どころで「桃ちゃん、ここで外す?」が見られました。日立の選手は仲が良さそうで、それで楽しそうにバレーボールをしているように見えます。でも、久光製薬のような高レベルの楽しさには至っていないので、それが最後の弱さにつながっていると思いました。
最後に、初観戦の感想ですが、プロ野球よりテンポが早くて面白いです。長岡選手の切れ味は凄いし、佐藤あり紗選手のレシーブやラインギリギリからのトスなど、観ていて楽しいと感じます。セッターとしての狩野舞子選手のトスも見られたし、見たかったものは全部見られました。でも、ボールが昔のより硬そうで、直撃でコンタクトレンズを落とした直後に負けた日立の選手は災難でしたね。佐藤あり紗選手がコート外でレンズを洗うように手渡していたのが印象的でした。
エフライム工房 平御幸
夜型で朝に寝る癖が付いているのですが、リハビリを兼ねて観戦したくなりました。ほとんど寝ていませんが、初めてのバレーボール観戦なので眠気は吹き飛びました。10時前に会場に着くと、すでに行列ができていました。これはチケットが取れないかなと心配しましたが、ものの見事に杞憂で終わって、チケット売り場は閑散としています。皆さんは前売りで購入しているみたいです。それで、今日の会場は二面を取って、隣は男子の準々決勝です。間違うと嫌なので、日立リヴァーレの席と注文したら、SSアリーナ席を勧められました。5000円です。
ところが、席に着いてみたら、4500円のアリーナ自由席とほとんど変わらない場所。テーブルが有る特等席ですが、一試合で入れ替えなので高額です。後で確認したら、追い出されたあとはスタンド自由席(2500円)で追加料金無しに観戦できるとのこと。これなら高くはありません。平日なので意外に空いていました。
日立リヴァーレ 佐藤あり紗選手(左)と南桃加選手
向こう側の空席は男子の試合
試合前のウオーミングアップから、サーブ練習やアタック練習まで観られたのですが、あちこちでボカンと音がしてボールが上がるので、最初は飛び込んでくるボールの心配ばかりしていました。ほんの5m先はコートで、その手前ではレシーブの練習をしています。それにしてもコートが小さく見えたのは驚きでした。選手が大きいので相対的に小さく感じたのです。
試合前の佐藤あり紗選手と右は控えの斎田杏選手
桃ちゃんの他に杏ちゃんもいたw
試合ですが、第1セットは22対18と日立のリードから、久光製薬の岩坂名奈選手のサーブで7連続失点で逆転負け。5連続だったかな?スコアを付けていたわけではないので、このへんは曖昧ですが、岩坂選手の存在感は凄いです。
この逆転負けが尾を引いて、第2セットは15対25と貫禄負け。久光製薬の布陣は、ベテランの石田、狩野舞子、平井、座安選手に、五輪組の新鍋理沙選手がいて、新鋭の長岡望悠(みゆ)、石井優希選手と、これだけで全日本が組めます。日立は腰痛の治らない江畑選手がベンチから外れるピンチ。誰しもがストレート負けと思ったでしょう。
ウオーミングアップ時にスタンド観戦する江畑選手(奥)
しかし、ここから逆襲の日立。第3セットを逆転勝ちすると、第4セットも勢いを持続してシーソーゲーム。先にセットポイントを取ったのですが、ここからサーブミスを連発して、最後は長岡選手の物凄いドライブサーブでとどめを刺されました。でもスコアは33対31で、日立にも何度も勝機はあったのです。
第4セットは、コートチェンジで久光製薬が目の前。しかも、僕の正面は中田久美監督が腕を組んで座っています。格下相手に何を手間取っているんだと言わんばかり。僕は日立を応援していたので、中田久美監督のイライラは面白く観られました。最後の勝敗を分けたのは、やはり場数というか、全日本代表経験の差ですね。
日立の全日本代表といえば、リベロの佐藤あり紗選手ですが、やはり俊敏な動きが目立ちます。実際に近くで見ると小さい感じはしないのですが、周りが大きいから相対的に小さく見えます。でもさすがはスポーツ選手の体で、腕は僕よりも太いかも。膝から下の足が細くて、バレーボール選手はバネ下重量が小さいほうがジャンプに有利なので、他の選手もふくらはぎの細いのには感心しました。
桃ちゃんこと南桃加選手はブロックをいくつか決めていましたが、最後の勝負どころで「桃ちゃん、ここで外す?」が見られました。日立の選手は仲が良さそうで、それで楽しそうにバレーボールをしているように見えます。でも、久光製薬のような高レベルの楽しさには至っていないので、それが最後の弱さにつながっていると思いました。
最後に、初観戦の感想ですが、プロ野球よりテンポが早くて面白いです。長岡選手の切れ味は凄いし、佐藤あり紗選手のレシーブやラインギリギリからのトスなど、観ていて楽しいと感じます。セッターとしての狩野舞子選手のトスも見られたし、見たかったものは全部見られました。でも、ボールが昔のより硬そうで、直撃でコンタクトレンズを落とした直後に負けた日立の選手は災難でしたね。佐藤あり紗選手がコート外でレンズを洗うように手渡していたのが印象的でした。
エフライム工房 平御幸