平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日立 HMA-9500Ⅱの修理3台目~その2 基板製作

2014-11-10 22:06:33 | Lo-D HMA-9500の修理
 体調が良かったら、上野の東京都美術館で開催されているウフィッツィ美術館展を見に行こうと思っていたのですが、抗生物質が在庫切れで届かなく、症状悪化が怖いので出かけられません。日曜日にはバレーボールプレミアリーグの開幕戦に行くので、その前に無理は禁物です。展覧会は来週の火曜日くらいの予定。

 日立リヴァーレに栗原選手ほかベテランが移籍してきたので、日立の古いアンプHMA-9500Ⅱをオーバーホールしています。ベテランのサビ落としですね。

 前回にも書きましたが、このアンプはプロの修理屋で修理された形跡があり、僕はいい加減な修理だと酷評しました。とても、9万円から10万円で請け負って修理しているとは思えない酷さ。今回もミスが見つかりました。Rチャンネル基板の裏側に取り付けられているダイオード、画像でチューブが被さっている左側の方です。


ダブルミスのパーツ(左側チューブの中)

 このパーツは、1SS81というダイオードと、7Vの定電圧(ツェナー)ダイオードが反対向きにハンダ付けされている特殊なものです。チューブを外してみたら、7Vツェナーではなく9Vツェナーになっていて、しかも取り付け方向が逆でした。これが、再度の故障した原因だと思います。パターンの先の基板に焦げた跡が。

 このようなパーツの極性間違えはベテランでも起きるし、僕もうっかりミスの経験があります。でも高い金をもらうプロがやってはいけません。また、このようなミスがあった回路は、別のパーツも壊れている可能性があります。実際、バイアス可変式の擬似A級回路の肝である、TM1001というパーツも修理の痕があります。

 僕は以前に、このパーツを大きなトランジスタと抵抗で組んだことがあります→こちら。それで、今回は左右とも交換するつもりで、小さな基板製作から始めることにしました。使用するトランジスタもディスコンなので、使えそうなトランジスタを求めて広島のパーツ屋にまでアクセス。トランジスタはまだ届いていませんが、基板の制作は完了しました。


足の間隔が2.54mmと狭い



 基板作りはネットで幾らでも見つかりますが、僕はIllustratorで回路を描き、バブルジェットプリンタ用の透明フィルムにプリントして、感光基板に貼り付けてみました。このフィルムは接着剤が塗布されているので、面倒な空気抜きの必要がありません。使用した紫外線蛍光灯(ケミカルランプ)は電球式蛍光灯のものです。クリップ式の照明器具に入れ、台所での露光時間は20分程度。

 初めての感光とエッチングでしたが、どうやら上手く出来たようです。今回は時間がなかったので無駄なパターン配置でしたが、次回は大きなパターンにも挑戦してみたいと思います。ただ、エッチングの廃液を無害化する処理が面倒です。

 その他、定電圧回路の100V/470μFは、ニッケミのKMH 100V/560μF 105℃に交換。これは良さそうと追加を考えたら、購入先も在庫なしになっていました。これに替わるのは、秋葉原の三栄電波で扱っている160V 470μFや1000μFくらいしかありません。


茶色いのがニッケミ KMH 100V/560μF 105℃
奥に転がっている金色と黒いのが取り外し品
黒い方は高級なラムダで金色はファインゴールド



リレーは純正ではなく松下製に交換
穴を広げる必要あり


 ということで、この修理は次回にも続きます。なお、大阪試聴会を企画中です。来年1月のプレミアリーグ大阪大会の会場が難波なので、南海電車利用の地元読者と難波で打ち合わせする予定です。岡山や広島の読者も参加しやすくなると思います。

|゜Д゜)))コソーリ!!!!
祝!! 日立リヴァーレ 佐藤あり紗のここが凄い! 15000回再生

    エフライム工房 平御幸
コメント (15)
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