明日から忙しくなるので、早めにジャパンカップの予想します。
逃げ馬不在のジャパンカップということで、思い出すのはカツラギエースが逃げ切ったレース。三冠馬ミスターシービーとシンボリルドルフにアメリカの強豪が牽制し合い、気がついた時はカツラギエースが逃げ粘っていた。
スローな展開になると、かかる馬は消耗が激しく、かと言って凱旋門賞の三馬鹿トリオのような後方待機では間に合わなくなる。全部の馬にチャンスがあるし、スクリーンヒーローのように突然確変する馬も出るかもしれない。レースとしては極めて難解です。
こういう競馬は騎手によるウエイトが大きくなるので、名手ムーアのジェンティルドンナと、隣のスミヨンのエピファネイアはチャンス大です。最内枠のジャスタウェイは凱旋門賞の悪夢が再現されないことを祈ります。ハープスターも同じ。ジャスタウェイの福永騎手は、今までに怪我をする落馬がゼロというチキン。父親の大事故が脳裏にあり、それで安全策しか選択できないのです。
ルメールから岩田に乗り代わったフェノーメノは不気味です。外枠でも逃げ馬不在ならインに潜り込んで脚をためられる。3歳馬のイスラボニータは2400mに疑問で、ワンアンドオンリーも菊花賞からの強行軍に疑問。遅れてきた5歳馬のディサイファとスピルバーグなら、距離適性はディサイファの方ではないか。
ところで、試聴会に読者が自作アンプを持ち込む予定ですが、回路図と組み立て写真を見たら、突っ込みどころが山ほど。これは教材的に取り上げるべきだと判断して画像を借りました。
まず、この回路自体が古い本のものでパーツが入手難。回路も古臭いし、熱暴走するトランジスタだけというのも疑問。初心者は熱暴走しないオールFETアンプにするべきです。また、10Wという小パワーなのに、終段のパワートランジスタが100Wも可能なパラレル。著者も何を考えているんだか?
たかだか10Wのアンプなら、片チャンネルを一組のコンプリメンタリー(プラス側とマイナス側各一個)でいいし、しかも大型トランジスタでなく中型トランジスタで十分です。大きな放熱器を必要とする大型トランジスタを使う意味が理解できません。
終段を半分にしたこれで十分
また、読者は定電圧電源を自作していますが、これに使われるレギュレータの容量は1.5A。5Wアンプの片チャンネルだけで目一杯という小ささです。終段の石より小さい石で足りると思う所が不思議。この定電圧電源を使うなら、ドライバ段から前だけにして、パワー段は高電圧の裸電源(定電圧でない)にすべきです。
さらに、この電源部の整流ダイオード他に使われているコンデンサーはフィルムコンデンサー指定だと思います。しかし、実装を見るとタンタルコンデンサーみたいです。タンタルコンデンサーは極性があり、間違った時に爆発するそうな。僕は使ったことがありませんが、こういう回路に使うコンデンサーではありません。ヤマハB-2の入力に使われていますが、これがB-2の評価を下げているように思えます。
実装面で言えば、電圧調整用の半固定抵抗が普通のボリュームになっていて、しかも安全面からショートすべき端子がショートされていない→こちら。回路図にはない抵抗を追加して煙を出したそうですが、電流計算も出来ないのに危険な改造はやるべきではありません。
作る前に相談されたら却下の連続が怖くてこっそり作っていたみたいですが、恥をかくことを前提にしないとダメと何度言ったら。格好をつけているうちは何事も上達しません。中身が大事なのは人間もアンプも同じです。
なお、読者2人が購入したパイオニアのアンプ。電源に使われているブロックコンデンサーの10000μFは中国の無名ブランド(Acon)です。昔はパイオニア御用達で、国産のエルナーやニッケミなどが使われ、若松通商では今でもパイオニアと刻印されたコンデンサーが高価で売られています。そのパイオニアが中国製を使うくらい経営が苦しかった。日本製なら10年は使えますが、中国製だと5年でも心配です。何せ、アメリカでは、故障の多いサムスン製テレビの補修用コンデンサーとして売られているメーカーですから。
Imported ACON 25V680UF electrolytic capacitors commonly used power supply board Samsung 943NW
Price:SGD $0.07
エフライム工房 平御幸
逃げ馬不在のジャパンカップということで、思い出すのはカツラギエースが逃げ切ったレース。三冠馬ミスターシービーとシンボリルドルフにアメリカの強豪が牽制し合い、気がついた時はカツラギエースが逃げ粘っていた。
スローな展開になると、かかる馬は消耗が激しく、かと言って凱旋門賞の三馬鹿トリオのような後方待機では間に合わなくなる。全部の馬にチャンスがあるし、スクリーンヒーローのように突然確変する馬も出るかもしれない。レースとしては極めて難解です。
こういう競馬は騎手によるウエイトが大きくなるので、名手ムーアのジェンティルドンナと、隣のスミヨンのエピファネイアはチャンス大です。最内枠のジャスタウェイは凱旋門賞の悪夢が再現されないことを祈ります。ハープスターも同じ。ジャスタウェイの福永騎手は、今までに怪我をする落馬がゼロというチキン。父親の大事故が脳裏にあり、それで安全策しか選択できないのです。
ルメールから岩田に乗り代わったフェノーメノは不気味です。外枠でも逃げ馬不在ならインに潜り込んで脚をためられる。3歳馬のイスラボニータは2400mに疑問で、ワンアンドオンリーも菊花賞からの強行軍に疑問。遅れてきた5歳馬のディサイファとスピルバーグなら、距離適性はディサイファの方ではないか。
ところで、試聴会に読者が自作アンプを持ち込む予定ですが、回路図と組み立て写真を見たら、突っ込みどころが山ほど。これは教材的に取り上げるべきだと判断して画像を借りました。
まず、この回路自体が古い本のものでパーツが入手難。回路も古臭いし、熱暴走するトランジスタだけというのも疑問。初心者は熱暴走しないオールFETアンプにするべきです。また、10Wという小パワーなのに、終段のパワートランジスタが100Wも可能なパラレル。著者も何を考えているんだか?
たかだか10Wのアンプなら、片チャンネルを一組のコンプリメンタリー(プラス側とマイナス側各一個)でいいし、しかも大型トランジスタでなく中型トランジスタで十分です。大きな放熱器を必要とする大型トランジスタを使う意味が理解できません。
終段を半分にしたこれで十分
また、読者は定電圧電源を自作していますが、これに使われるレギュレータの容量は1.5A。5Wアンプの片チャンネルだけで目一杯という小ささです。終段の石より小さい石で足りると思う所が不思議。この定電圧電源を使うなら、ドライバ段から前だけにして、パワー段は高電圧の裸電源(定電圧でない)にすべきです。
さらに、この電源部の整流ダイオード他に使われているコンデンサーはフィルムコンデンサー指定だと思います。しかし、実装を見るとタンタルコンデンサーみたいです。タンタルコンデンサーは極性があり、間違った時に爆発するそうな。僕は使ったことがありませんが、こういう回路に使うコンデンサーではありません。ヤマハB-2の入力に使われていますが、これがB-2の評価を下げているように思えます。
実装面で言えば、電圧調整用の半固定抵抗が普通のボリュームになっていて、しかも安全面からショートすべき端子がショートされていない→こちら。回路図にはない抵抗を追加して煙を出したそうですが、電流計算も出来ないのに危険な改造はやるべきではありません。
作る前に相談されたら却下の連続が怖くてこっそり作っていたみたいですが、恥をかくことを前提にしないとダメと何度言ったら。格好をつけているうちは何事も上達しません。中身が大事なのは人間もアンプも同じです。
なお、読者2人が購入したパイオニアのアンプ。電源に使われているブロックコンデンサーの10000μFは中国の無名ブランド(Acon)です。昔はパイオニア御用達で、国産のエルナーやニッケミなどが使われ、若松通商では今でもパイオニアと刻印されたコンデンサーが高価で売られています。そのパイオニアが中国製を使うくらい経営が苦しかった。日本製なら10年は使えますが、中国製だと5年でも心配です。何せ、アメリカでは、故障の多いサムスン製テレビの補修用コンデンサーとして売られているメーカーですから。
Imported ACON 25V680UF electrolytic capacitors commonly used power supply board Samsung 943NW
Price:SGD $0.07
エフライム工房 平御幸