今日は秋葉原に買い出しに行って来ました。この前のアンプ製作会で足らなかった金属板抵抗が見つかったからです。福島双羽というメーカーのオーディオ用抵抗です。
福島双羽製 2W型 MPC78 0.22Ω
足を表に出して曲げて丸める
アンプ製作会は、最初に予定した場所が使えなくなり、代わりの場所も年度末のゴタゴタでダメになり、最終的に決まったのが若松通商の6FにあるアキバNET館でした。実は、若松通商のルーツは福島県の会津若松市にあり、アンプを作る読者の一人が会津若松市から出てきたのです。なんという奇遇。
奇遇なのはこれだけではありません。若松通商は有名なパーツ屋なのに、当日に予定したパーツが半分もなく、多くが買い直しとなったのです。14回転の半固定抵抗はサトー電気で。終段のMOS-FETは茨城県の牛久市から。そして、FETアンプの出力部にソース抵抗として使われるのが、福島双羽というメーカーのMPC74 0.22ΩやMPC78 0.22Ωです。
福島双羽という名前から福島県のメーカーだと分かりますが、MPCというのは金属板抵抗を略したものです。日本製のアンプの大半に使われた定評のあるもので、上記の2つはワット数の違いです。74が5Wで誤差10%。78が2Wで誤差10%。どちらも誤差の一番少ないタイプです。
この金属板抵抗は市場で探すのが大変で、若松通商以外では、以前は鈴商にあったと思います。ヤフオクにも出てきません。出てきても0.22Ωではありません。本当は0.2Ωでも構わないのですが、昔から電流計算を0.22Ωで計算してきているので、やはり0.22があればベストです。
ネットで探すこと数時間。最初に見つけたのは似ているMPRという抵抗。そっくりなので買うところでしたが、値段が1個20円と安すぎるので調べ直したら、メーカーが韓国だと判明しました。日本のメーカーをコピー製品で苦しめている韓国製を使うわけには行きません ( -`д-´)キリッ
それで更に検索したら、秋葉原に卸売している会社がありました。三晃電子さんですが、サイトの写真を見ると袋売りしているみたいなので、思い切って訪ねてみました。そっけないサイトのとおりに小さい事務所に数人が机を並べている会社ですが、快く100個単位の袋で売ってくれました。立派なカタログもありがとうございます。
100個単位の袋入り MPC74 0.22Ω(左)とMPC78 0.22Ω(右)
小さな鉄工所を引き継いだ若い娘が活躍するコミック『ナッちゃん』がありますが、この続編として描かれたのが蒲田を舞台にした東京編です。これを昨日から読んでいるのですが、驚く無かれ、福島双羽は蒲田営業所があり、取引銀行も某銀行の蒲田支店です。
福島双羽は名古屋営業所もあり、『ナッちゃん』東京編はその名古屋から送られてきたもの。そして、福島双羽の工場は岩手の紫波にもあるのです。僕の兄の家があるところです。
このように、読者に作らせているアンプは、パーツが福島や岩手や茨城県と関係があり、作った場所も若松通商と福島がルーツでした。僕がアクリルパネルの色をブルーに統一したのも、3.11の鎮魂のアンプとしたかったからでした。神が道筋を付けられて、このような不思議な縁が続いたのです。
説明用に組み立てたバラック LEDは点滅式
このように青く明滅する
祈るように作れ。いや、祈ることと作ることは同じ。その精神があれば、神が不思議な道を作って下さる。佐藤あり紗さんが復興募金のTwitterをしてくれましたが、僕も何もしていなかった訳ではなく (;´∀`) 汗、秋葉原まで福島双羽の抵抗を探しに行っていたのです。しかも、パーツ関係の会社が倒産するこの頃。少しでも、実際の金回りに貢献できたとしたら幸いです。経済は回すもんやで。貯めこんだらアカンで。
一番進んだ松戸の読者の基板
エフライム工房 平御幸
福島双羽製 2W型 MPC78 0.22Ω
足を表に出して曲げて丸める
アンプ製作会は、最初に予定した場所が使えなくなり、代わりの場所も年度末のゴタゴタでダメになり、最終的に決まったのが若松通商の6FにあるアキバNET館でした。実は、若松通商のルーツは福島県の会津若松市にあり、アンプを作る読者の一人が会津若松市から出てきたのです。なんという奇遇。
奇遇なのはこれだけではありません。若松通商は有名なパーツ屋なのに、当日に予定したパーツが半分もなく、多くが買い直しとなったのです。14回転の半固定抵抗はサトー電気で。終段のMOS-FETは茨城県の牛久市から。そして、FETアンプの出力部にソース抵抗として使われるのが、福島双羽というメーカーのMPC74 0.22ΩやMPC78 0.22Ωです。
福島双羽という名前から福島県のメーカーだと分かりますが、MPCというのは金属板抵抗を略したものです。日本製のアンプの大半に使われた定評のあるもので、上記の2つはワット数の違いです。74が5Wで誤差10%。78が2Wで誤差10%。どちらも誤差の一番少ないタイプです。
この金属板抵抗は市場で探すのが大変で、若松通商以外では、以前は鈴商にあったと思います。ヤフオクにも出てきません。出てきても0.22Ωではありません。本当は0.2Ωでも構わないのですが、昔から電流計算を0.22Ωで計算してきているので、やはり0.22があればベストです。
ネットで探すこと数時間。最初に見つけたのは似ているMPRという抵抗。そっくりなので買うところでしたが、値段が1個20円と安すぎるので調べ直したら、メーカーが韓国だと判明しました。日本のメーカーをコピー製品で苦しめている韓国製を使うわけには行きません ( -`д-´)キリッ
それで更に検索したら、秋葉原に卸売している会社がありました。三晃電子さんですが、サイトの写真を見ると袋売りしているみたいなので、思い切って訪ねてみました。そっけないサイトのとおりに小さい事務所に数人が机を並べている会社ですが、快く100個単位の袋で売ってくれました。立派なカタログもありがとうございます。
100個単位の袋入り MPC74 0.22Ω(左)とMPC78 0.22Ω(右)
小さな鉄工所を引き継いだ若い娘が活躍するコミック『ナッちゃん』がありますが、この続編として描かれたのが蒲田を舞台にした東京編です。これを昨日から読んでいるのですが、驚く無かれ、福島双羽は蒲田営業所があり、取引銀行も某銀行の蒲田支店です。
福島双羽は名古屋営業所もあり、『ナッちゃん』東京編はその名古屋から送られてきたもの。そして、福島双羽の工場は岩手の紫波にもあるのです。僕の兄の家があるところです。
このように、読者に作らせているアンプは、パーツが福島や岩手や茨城県と関係があり、作った場所も若松通商と福島がルーツでした。僕がアクリルパネルの色をブルーに統一したのも、3.11の鎮魂のアンプとしたかったからでした。神が道筋を付けられて、このような不思議な縁が続いたのです。
説明用に組み立てたバラック LEDは点滅式
このように青く明滅する
祈るように作れ。いや、祈ることと作ることは同じ。その精神があれば、神が不思議な道を作って下さる。佐藤あり紗さんが復興募金のTwitterをしてくれましたが、僕も何もしていなかった訳ではなく (;´∀`) 汗、秋葉原まで福島双羽の抵抗を探しに行っていたのです。しかも、パーツ関係の会社が倒産するこの頃。少しでも、実際の金回りに貢献できたとしたら幸いです。経済は回すもんやで。貯めこんだらアカンで。
一番進んだ松戸の読者の基板
エフライム工房 平御幸