明日の13日はファイナル6の2戦目。相手は日立が全勝と圧倒している久光ですが、やはり全敗のNECが京都で久光に勝ったように、ファイナル6は対戦成績をリセットして臨む必要があります。大田区総合体育館では負け越しているので、やはり苦手意識の払拭ができるかどうか。この体育館で久光とは初手合いですね。頑張って応援してきます (; ・`д・´)
ところで、京都大会で読者が撮影したパオリーニ選手の画像を借りて掲載します。撮影した方の読者と違うもう一人の読者に、窓を開けて手を振ってくれたそうで、おそらく金沢での大会前に娘さんを亡くしたことを知っていて励ましてくれたのではと思います。改めて深く感謝します m(_ _)m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/78/9211663ec1955b2905173ecff27f00d4.jpg)
土曜から曇りで日曜日は雨が降るかもしれないという関東の天気予報。暖かくなるらしいですが、東京競馬場ではクラシックへの重要レースであるトキノミノル記念・共同通信杯が行われます。トキノミノルは無敗でダービーを制した後に急死した名馬で、ダービーと同じコースのレースということからトキノミノル記念とサブタイトルが付けられました。
共同通信杯は、昨年も皐月賞とダービーの二冠馬ドゥラメンテが2着に負け、皐月賞2着でダービー4着のリアルスティールが優勝。2強対決という構図は今年も同じです。
一番人気が予想されるのは、暮れのホープフルステークスを勝った、ディープインパクト産駒のハートレー。対抗は武騎手の乗る、同コース・同距離の東京スポーツ杯を勝ったスマートオーディン。こちらはNHKマイルカップをレコード勝ちしたダノンシャンティの子ですが、僕の本命はハートレーです。
ハートレーは、デビュー戦で乗ったイギリスの名手ムーア騎手と、オーストラリアのトップジョッキーであるボウマン騎手が共に絶賛する素質。今回は凱旋門賞三馬鹿トリオの一人である横山騎手に乗り替わるのがネックですが、アイルランドのオブライエン厩舎の主戦を務め、欧州の名馬の背中を知るムーア騎手が絶賛するのだから相当に良い馬のはずです。
ハートレーはまだ未完成ですが馬体のバランスが良く、僕は本当に良くなるのは秋からだと感じています。ゆったりとして伸びやかな馬体。前駆も後駆も窮屈さがなく、マイラーに多いムキムキの筋肉も付いていない。距離も心配ないはず→競馬ブックパドック。
唯一気になるのが、立ち姿でやや前傾姿勢になる事で、このタイプは後駆が前駆より発達していて、コーナーワークでロスが出やすいこと。実際に、狭い中山コースのホープフルステークスでは、大外を回るロスがありました。同じディープインパクト産駒でも、先週にきさらぎ賞を勝ったサトノダイヤモンドは、前駆の発達も良くてコーナーワークが苦にならない。昔の三冠馬シンボリルドルフと似たタイプ→ルドルフ(リンク先のミスターシービーは間違い画像)。
スマートオーディンの方は、クロフネやキングカメハメハを育てた松国流と言われる、筋肉むきむきのマッチョタイプです。この筋肉から直線での豪脚が生まれるのですが、筋肉を付け過ぎると距離の融通性がなくなる。馬の筋肉には、長距離向きの細い遅筋と、短距離向きの太い速筋があるからです。マッチョは速筋ばかり鍛えるので距離が持たなくなる。
プロ野球でも、投手向きの体型は昔から知られており、細くてスラっとしたバネタイプ、なで肩で小太りの筋肉質タイプ、大柄でがっしりの万能タイプ、の3つのタイプから外れると大成しません。特に首の短いのはダメで、頭ばかりが大きいのも歓迎できません。
サラブレッドの場合は、尻が高いのは短距離向き、首が背中に近くて高いのも短距離向き、首が太いのも短距離向き、体の線が直線的なのも短距離向き、横から見て胴が前後に短いのも短距離向き、前駆の可動範囲が狭いのも短距離向き、と僕は分類しています。胡瓜に割り箸のお盆の馬は短距離向きなのです。
昨年までのディープインパクト産駒で言えば、トーセンスターダムはラインが直線的でズングリムックリだから、適距離はマイルより少し長い1800mくらいと判別できます。キズナは前駆の可動範囲が少し狭いので2400mはギリギリ。リアルスティールやワールドエースは、ほんの少し尻が高いのでステイヤーでもなく、能力で距離もこなす万能タイプ。
今年のサトノダイヤモンドはステイヤー体形ですが、唯一気がかりなのは前駆の曲がり具合。故障するとしたら前駆の屈腱炎だと思います。マカヒキは筋肉質タイプで2000mから2400mで活躍するタイプ。故障するとしたら後駆。心肺機能はハートレーより上かもしれませんが、バランスとしてはハートレーが上に見えます。
エフライム工房 平御幸
ところで、京都大会で読者が撮影したパオリーニ選手の画像を借りて掲載します。撮影した方の読者と違うもう一人の読者に、窓を開けて手を振ってくれたそうで、おそらく金沢での大会前に娘さんを亡くしたことを知っていて励ましてくれたのではと思います。改めて深く感謝します m(_ _)m
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/78/9211663ec1955b2905173ecff27f00d4.jpg)
土曜から曇りで日曜日は雨が降るかもしれないという関東の天気予報。暖かくなるらしいですが、東京競馬場ではクラシックへの重要レースであるトキノミノル記念・共同通信杯が行われます。トキノミノルは無敗でダービーを制した後に急死した名馬で、ダービーと同じコースのレースということからトキノミノル記念とサブタイトルが付けられました。
共同通信杯は、昨年も皐月賞とダービーの二冠馬ドゥラメンテが2着に負け、皐月賞2着でダービー4着のリアルスティールが優勝。2強対決という構図は今年も同じです。
一番人気が予想されるのは、暮れのホープフルステークスを勝った、ディープインパクト産駒のハートレー。対抗は武騎手の乗る、同コース・同距離の東京スポーツ杯を勝ったスマートオーディン。こちらはNHKマイルカップをレコード勝ちしたダノンシャンティの子ですが、僕の本命はハートレーです。
ハートレーは、デビュー戦で乗ったイギリスの名手ムーア騎手と、オーストラリアのトップジョッキーであるボウマン騎手が共に絶賛する素質。今回は凱旋門賞三馬鹿トリオの一人である横山騎手に乗り替わるのがネックですが、アイルランドのオブライエン厩舎の主戦を務め、欧州の名馬の背中を知るムーア騎手が絶賛するのだから相当に良い馬のはずです。
ハートレーはまだ未完成ですが馬体のバランスが良く、僕は本当に良くなるのは秋からだと感じています。ゆったりとして伸びやかな馬体。前駆も後駆も窮屈さがなく、マイラーに多いムキムキの筋肉も付いていない。距離も心配ないはず→競馬ブックパドック。
唯一気になるのが、立ち姿でやや前傾姿勢になる事で、このタイプは後駆が前駆より発達していて、コーナーワークでロスが出やすいこと。実際に、狭い中山コースのホープフルステークスでは、大外を回るロスがありました。同じディープインパクト産駒でも、先週にきさらぎ賞を勝ったサトノダイヤモンドは、前駆の発達も良くてコーナーワークが苦にならない。昔の三冠馬シンボリルドルフと似たタイプ→ルドルフ(リンク先のミスターシービーは間違い画像)。
スマートオーディンの方は、クロフネやキングカメハメハを育てた松国流と言われる、筋肉むきむきのマッチョタイプです。この筋肉から直線での豪脚が生まれるのですが、筋肉を付け過ぎると距離の融通性がなくなる。馬の筋肉には、長距離向きの細い遅筋と、短距離向きの太い速筋があるからです。マッチョは速筋ばかり鍛えるので距離が持たなくなる。
プロ野球でも、投手向きの体型は昔から知られており、細くてスラっとしたバネタイプ、なで肩で小太りの筋肉質タイプ、大柄でがっしりの万能タイプ、の3つのタイプから外れると大成しません。特に首の短いのはダメで、頭ばかりが大きいのも歓迎できません。
サラブレッドの場合は、尻が高いのは短距離向き、首が背中に近くて高いのも短距離向き、首が太いのも短距離向き、体の線が直線的なのも短距離向き、横から見て胴が前後に短いのも短距離向き、前駆の可動範囲が狭いのも短距離向き、と僕は分類しています。胡瓜に割り箸のお盆の馬は短距離向きなのです。
昨年までのディープインパクト産駒で言えば、トーセンスターダムはラインが直線的でズングリムックリだから、適距離はマイルより少し長い1800mくらいと判別できます。キズナは前駆の可動範囲が少し狭いので2400mはギリギリ。リアルスティールやワールドエースは、ほんの少し尻が高いのでステイヤーでもなく、能力で距離もこなす万能タイプ。
今年のサトノダイヤモンドはステイヤー体形ですが、唯一気がかりなのは前駆の曲がり具合。故障するとしたら前駆の屈腱炎だと思います。マカヒキは筋肉質タイプで2000mから2400mで活躍するタイプ。故障するとしたら後駆。心肺機能はハートレーより上かもしれませんが、バランスとしてはハートレーが上に見えます。
エフライム工房 平御幸