平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ムーンリバーとオウケンムーン

2018-02-11 18:32:37 | 競馬
今日は出かけないで、競馬の東西の注目レースをじっくりと見ていました。やはり、録画だと印象が薄くなりますから。

西の京都記念は、昨年のダービー馬レイデオロと皐月賞馬アルアインの他に、エリザベス女王杯馬モズカッチャンほかが出走。勝ったのは菊花賞2着の重馬場巧者クリンチャーでした→結果。クリンチャーは自転車のクリンチャータイヤから来ているのではないか。レイデオロはアルアインにも差されて3着止まり。やはり、このレースはダービー馬が70年間も勝てないジンクス通り ^_^;

東の共同通信杯は、クラシックに直結するレースの一つですが、今年は京都2才ステークスを勝ったグレイルが危険な一番人気。京都2才を僅差で勝った馬は大敗する傾向にあるから危険なのです。僕の注目は、父親がオウケンブルースリと地味な血統のオウケンムーン。未勝利戦と500万を楽勝しているのに、案の定、人気はありませんでした。6番枠で6番人気で楽勝→結果。名前で分かるように両方共同じ馬主です。オウケンはオーナーが経営する空手道場の桜拳から。

昔から、菊花賞は天皇の菊花紋の影響が強く出て、聖書や皇室に関する馬名の馬が活躍してきました。古くはミナガワマンナのマンナ(モーセが契約の箱に入れたマナの壷)やミホシンザン(神山)。オウケンブルースリが勝った時は、何てダサい名前と思ったものでしたが、オーナーの意向とは別に、オウケンは王権と読めるので、なるほどと思ったものです。天皇の権威ですね。

福井が大雪で大変ですが、このオウケンのオーナーが福井さん。大豪雪の直後に福井からパーツが届いたばかりです。クロネコヤマトもストップするほどだったので危機一髪。

ムーンリバーは天皇ヒロヒトへのメッセージ。このことを書いてから、オウケンムーンの事が気になっていたのです。月は女性名詞なのに男馬に何故につけるか?

で、オウケンムーンの血統を調べて分かりました。オウケンムーンの祖母はAfter the Sunとムーンリバーの歌詞「after the same」とクリソツ。しかも、母のムーンフェイズ(Moon Phase)は月の満ち欠けを意味します。After the Sunで月曜日は日曜日の次なのです。太陽の後に月が出るから (;^ω^)

オウケンブルースリは父がダービー馬ジャングルポケット(その父は凱旋門賞馬のトニービン)なのに、社台グループはトニービンの血統をないがしろにしています。サンデーサイレンスやキングカメハメハに傾倒し、その他の血統はどうでもよいと言わんばかり。

僕は、種牡馬にしたいと思った馬が、社台グループの馬喰精神で廃用になったケースを夥しく見てきました。社台は馬で金儲けする馬喰で、馬で文化を作るホースメンではないのです。人間としての品性に欠けるから、種牡馬も金になるかどうかという判断でしか見ない。

サンデーサイレンスの直仔ディープインパクトは優れた種牡馬で、世界の血統に大きな影響を与えるかもしれない。でも、競馬の世界は本来、多様な血統の馬がいてこそ盛り上がるし、最近のように人気が凋落することもないはず。競馬ファンは、サンデーやキンカメ一色の競馬にはウンザリしているのです。同じことは欧州のサドラーズウェルズ系にも言えますが。

平成天皇退位から皇太子様が即位するまで、競馬の世界も王権の重みを反映した動きになる。大相撲もモンゴルの横綱ではダメになった。世相を反映する競馬に、オウケンムーンが投じた一石は波紋を作り、新たに波と縞模様が形成される。何だか、世の中が大きく動く前の些細な兆候なのかもしれません (~_~;)
コメント (4)
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