マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

キナ臭いウクライナ情勢に思う

2022-02-17 11:21:57 | 国際問題
ウクライナ情勢が流動的である。
テレビのニュースではロシアの戦車が貨車に載せられ移動している様が映し出されていたがロシア国防省が発表しているように国境周辺からの撤兵であればひとまず緊張は緩和の方向に進んでいると言っていい。
なぜロシアは振り上げた拳を下ろそうとしているのか?
ロシアはフランス・ドイツの意外に強硬な態度に考え直したたのかもしれない。
独仏と米国の分断は難しいと判断したのだ。
ロシア大統領はわざわざ北京まで出向いて習主席と会談していたがこのテーマにはあまり援軍にはならなかったようだ。(笑)
もう1つウクライナ国民の反ロ団結力も軽視できないだろう。
一般市民が戦闘訓練している様をあれだけ見せられてはねぇ・・・。
「クリミア併合のようには上手くいかない」と慎重になっているという説もある。
一方で今回の撤兵は単なるジェスチャーであってむしろ軽装備の軍隊は増強されているとの報道もある。
こうなるともう何が正しくて何が間違っているか分からない。
ウクライナ東部は穀倉地帯であって特段大きな地下資源があるわけでもない。
それでも食料自給の観点から十分価値があるとみているのだろうか。
それでなくともウクライナは古今政争の混乱に翻弄されてきた。
果たして出口はいつになったら見つかるのだろうか。

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ストレス・コントロールを考える

2022-02-16 09:39:19 | 社会一般
このところ社会の様々な場でストレスの限界を超えて暴発したと思われる事件が起きている。
交通機関の中であったり、クリニックの中であったり、ショッピングセンターの中であったり、…だ。
長引くコロナ禍が背景にあるのかもしれない、・・・あるいは新自由主義が生んだ貧富格差なのかもしれない。
いずれにせよこんなことを放置していてはいけない。
政府は無論最大限の努力をしているのだろうがなかなか追い付いていないというのが率直な感想である。
そもそも政策だけで全て解決させようというのが無理なのかもしれない。
国民一人ひとりが主体的にストレスを上手くコントロールする術を身に付けることも重要なファクターだろう。
筆者が励行しているのはストレスを感じた時には他人のせいにするのではなく自分の努力が足らなかった結果だと思うようにしていることだ。
自分のせいならしょうがない。
多少なりともストレスが減少するのである。
「ストレス・コントロール」「ストレス・マネジメント」・・・今、誰もが再考してみる課題だと思うが如何?




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キリンHDのミャンマー事業撤退に思う

2022-02-15 14:32:07 | 経済
キリンHDがミャンマー現地企業(国軍系)との合弁事業継続を断念、ミャンマー市場からの撤退を表明した。
その昔グローバル経営なるテーマを学んだことを思い出した。
グローバル経営の要諦の1つに「カントリー・リスクの見極め」というのがあった。
今回のケースは軍政への移管が背景にあるのでまさにそのものなのだが10年前の同国の民政移管後誰が今日の状況を予想できたのだろうか、と思ってしまう。
ビジネスというのはなかなか思い通りにはいかないものだ。
それよりも驚いたのはこのミャンマー合弁事業がキリンHDの連結事業利益の10%を稼ぎ出していたことだ。
東南アジアの小国でのビジネスに我が国を代表する飲料メーカーがこれだけ依存していたのである。
このマイナスを取り戻すのは容易なことではないだろう。
なんと今も「カントリー・リスク」の持つ意味は厳然と生きているのだねぇ・・・。
どこもここも経済ナショナリズムが跋扈し始めている兆候もある。
「その昔」以上にカントリー・リスクを考慮しなければいけない時代になったのかもしれない。
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米菓工場の深夜火災事故に思う(その2)

2022-02-14 11:41:38 | 社会一般
先般のブログの続きになるのだが、その後のニュースを見て当該企業が過去何度もボヤを出していたことに本当に驚いてしまった。
まるで反省も改善もないのである。
過去20年近くで8回も火災事故を起こしているのである。
なにがしかの手を打っていれば今回のような尊い人命を失うことはなかった。
一方で消防行政の監督指導は適切だったのか、との疑問を禁じ得ない。
度重なる事故にもう少し厳しい対応をすべきだったのではないか。
業務停止命令だって、実名公表だって手段はいくらもあったハズである。
たしかにあまり厳しくすれば企業の存続権を奪いかねないが罪もない人命があまりに軽んじられるのもどうだろう。
特に今回のように度重なる法令違反があった場合は躊躇なく過不足のない行政権を行使すべきだと思う。

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米菓工場の深夜火災事故に思う

2022-02-12 23:25:17 | 経済
新潟にある米菓工場で火災事故が起き少なくとも5人の死亡が確認された。
煎餅の焼き場から出火したとの情報があるがどんな油断、不注意があったのだろうか。
そうそう出火原因とは直接関係ないが今回の事故で筆者が意外に思ったことがある。
それはこの煎餅工場が24時間操業を行っていたことだ。
24時間操業というのは莫大な設備投資が必要で且つ技術革新の激しい、例えば半導体産業などではよく見られる生産方式だが伝統的な煎餅工場でこんな生産方式が採用されているるとは思わなかった。
しかも今回の事故の犠牲者の多くは70歳前後の高齢女性従業員(清掃担当とか)というのもなかなかイメージできなかった。
余程納期に迫られていたのだろうか。
それとも米菓工場もハイテク化・自動化が進み生産設備も短期に償却することが必要になっているのだろうか?
ただどんなことがあっても安全管理はどの企業にとっても最重要課題である。
BCPなどと高邁なことは言う前にまずは「安全第一」という標語を反芻することだ。



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