全生園では、資料館の増設に伴う欅の木の伐採の他に、もうひとつ所沢街道に沿う樫の並木を伐採する計画が進められています。こちらは、道路の側の歩道と自転車道を拡張することが理由になっています。歩道を拡張することは、お年寄りや車椅子を使うかたがたの爲になることで、それ自身は歓迎すべき事ですが、樫の並木を伐採せずに問題を解決する方法を講ずるべきであったのでは無いでしょうか。関係者からの情報によると、樫の並木の内側に仮歩道をつくり、樫木を移植するオプションも検討されていたようです。そのためには、全生園の敷地の一部を東京都に譲渡しなければならず、また樹木の移植ということ自体繁雑な作業であるので、もっとも簡便な道として、樫の並木を伐採することが決定されたとのこと。
しかしながら、敷地の一部を東京都の管理下に置き、樫の並木を残しつつ、その内側を歩道に解放するというプランは、もういちど検討する価値があると考えます。そうすることによって、全生園を「人権の森」として残そうとされた1970年代からの療養者たちの願いにもっともよく答えることが出来るのではないでしょうか。ここで、全生園で緑化委員として長きにわたって、植樹や樹木の世話をされてきた方のご発言をビデオインタビューとして記録したものがありますので、是非ともお聞き下さい。
ビデオインタビュー 消えゆく並木
しかしながら、敷地の一部を東京都の管理下に置き、樫の並木を残しつつ、その内側を歩道に解放するというプランは、もういちど検討する価値があると考えます。そうすることによって、全生園を「人権の森」として残そうとされた1970年代からの療養者たちの願いにもっともよく答えることが出来るのではないでしょうか。ここで、全生園で緑化委員として長きにわたって、植樹や樹木の世話をされてきた方のご発言をビデオインタビューとして記録したものがありますので、是非ともお聞き下さい。
ビデオインタビュー 消えゆく並木