平安中期、いよいよ弓の歴史の中で
エポックメイキングとなる弓の登場です。
木と竹で張り合わせた合成弓
「伏竹弓(ふせたけゆみ)」です。
以前から使われている木材(檀など)の外側に
竹を張りつけたシンプルな構造でしたが
弾力性のある竹を強靱な檀に張り合わせることで
随分たわむようになります。
さぞかし旧来の弓とは違い、
威力があったのではないかと思われます。
木と竹を組み合わせるのには、藤が巻かれていたそうです。
なかでも等間隔に藤を巻いた重籐(しげとう)という弓が
装飾的にも美しく、好んで使われたようです。
また軍記物などに描かれる「二人張り」「三人張り」などの表現は
弦を張る時に弓をたわませるのに必要な人数だそうで
伏竹弓に限って使われる表現だそうです。
この伏竹弓はちょうど「武士」が誕生した頃に誕生しました。
新開発の弓を背負い、平安貴族の荘園内を
馬で颯爽と駆け抜ける武士たちの姿が
思い浮かびませんか。
この後、戦国時代にかけて弓はますます進化していきます。
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エポックメイキングとなる弓の登場です。
木と竹で張り合わせた合成弓
「伏竹弓(ふせたけゆみ)」です。
以前から使われている木材(檀など)の外側に
竹を張りつけたシンプルな構造でしたが
弾力性のある竹を強靱な檀に張り合わせることで
随分たわむようになります。
さぞかし旧来の弓とは違い、
威力があったのではないかと思われます。
木と竹を組み合わせるのには、藤が巻かれていたそうです。
なかでも等間隔に藤を巻いた重籐(しげとう)という弓が
装飾的にも美しく、好んで使われたようです。
また軍記物などに描かれる「二人張り」「三人張り」などの表現は
弦を張る時に弓をたわませるのに必要な人数だそうで
伏竹弓に限って使われる表現だそうです。
この伏竹弓はちょうど「武士」が誕生した頃に誕生しました。
新開発の弓を背負い、平安貴族の荘園内を
馬で颯爽と駆け抜ける武士たちの姿が
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