上の図は木と弓を組み合わせた伏竹弓が登場してからの
弓の断面図の変遷です。
ごらんのとおり、いかに竹を木とうまく組み合わせるか
苦心してきた歴史がわかりますね。
とくに三枚打弓を見ると、竹で木を挟む構造になっています。
四方竹弓ではついに竹が木を囲んでいます。
ところが弓胎弓は逆に木が竹を挟んでいるのを見ると
いわゆる逆転の発想だったんじゃないかと思われます。
弓胎は竹の材料のことで、
竹を裂いて作られ通常「竹弓胎」と呼ばれます。
張り合わせる弓胎の枚数によって
三本弓胎とか五本弓胎とか呼ばれました。
(上図の場合は三本弓胎)
その竹を挟む木こそ、何を隠そう「櫨」でした。
櫨は竹との複合材として使うと強靱なバネの働きをするそうで
側木(そばき)として適しているとのことです。
また内部の竹がずれるのを防ぐ「関板(せきいた)」としても櫨が使われます。
…他の木(サクラなど)でも代用できますが
やはり櫨を使うのが一般的だそうです。
さて、ここまで文献やHPなどを見て書いてきましたが
実際のところ、イマドキの弓道具の事情は
どうなっているんだろうと気になってきました。
そこで久留米市内にある弓道具店を訪問して
取材してみることにしました。
(資料参考・都城弓製造業協同組合HPより)
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弓の断面図の変遷です。
ごらんのとおり、いかに竹を木とうまく組み合わせるか
苦心してきた歴史がわかりますね。
とくに三枚打弓を見ると、竹で木を挟む構造になっています。
四方竹弓ではついに竹が木を囲んでいます。
ところが弓胎弓は逆に木が竹を挟んでいるのを見ると
いわゆる逆転の発想だったんじゃないかと思われます。
弓胎は竹の材料のことで、
竹を裂いて作られ通常「竹弓胎」と呼ばれます。
張り合わせる弓胎の枚数によって
三本弓胎とか五本弓胎とか呼ばれました。
(上図の場合は三本弓胎)
その竹を挟む木こそ、何を隠そう「櫨」でした。
櫨は竹との複合材として使うと強靱なバネの働きをするそうで
側木(そばき)として適しているとのことです。
また内部の竹がずれるのを防ぐ「関板(せきいた)」としても櫨が使われます。
…他の木(サクラなど)でも代用できますが
やはり櫨を使うのが一般的だそうです。
さて、ここまで文献やHPなどを見て書いてきましたが
実際のところ、イマドキの弓道具の事情は
どうなっているんだろうと気になってきました。
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取材してみることにしました。
(資料参考・都城弓製造業協同組合HPより)
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