松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

危険な食べ物って一体?

2008-09-05 22:12:52 | ニュース
こんにゃくゼリー窒息死、遺族と製造元などが和解(読売新聞) - goo ニュース

昨年、こんにゃくゼリーの裁判のニュースがあった時、両親がテレビで「こんにゃくゼリーが10年前になくなっていれば事故はなかった。命を危険にさらす商品はなくなってほしい」と言っているのを見て、唖然としました。
確かに、こんにゃくゼリーが小さい子どもや年寄りの喉につまりやすいから危険だって報告があり、メーカーは注意書きを入れて喚起していたようですが、両親がこんにゃくゼリーを目の敵にして撲滅運動をするってのが、今でも私には到底理解できません。両親のセリフをちょっと言い換えてみましょう。

「餅が10年前になくなっていれば事故はなかった。命を危険にさらす商品はなくなってほしい
「自動車が10年前になくなっていれば事故はなかった。命を危険にさらす製品はなくなってほしい」
「プールが10年前になくなっていれば事故はなかった。命を危険にさらす施設はなくなってほしい」
「海が10年前になくなっていれば事故はなかった。命を危険にさらす自然はなくなってほしい」
…まだあるけど、このくらいにしとこう。

この事件については、アメーバニュースでも意見が紛糾していますので、興味のある方はどうぞ読んでみて下さい。
こんにゃくゼリーで死亡した児童 ネットで意見紛糾

300以上のコメントは「訴えた親が悪い」がほぼ圧倒的です。当時私も裁判の行方が気になっていました。結局、和解とはいえ実質的には両親の勝利です。メーカー側は賠償金7500万を両親に払い、こんにゃくゼリーの製品開発を断念させられ、現在の製品も他社も含めて同種事故があったら生産中止にするそうです。こんにゃくゼリーも蒟蒻畑も、いずれお店の棚からなくなってしまうんでしょうかね。

この事故から裁判への流れの中で、両親の気持ちやメーカー側の事情など、案外微妙で感情的なもつれがあるような気もしますけど、結果としてこういう和解に至ったと考えると、こういう事件から、日本がいよいよアメリカみたいな訴訟社会へ進んでいくのかなと思って釈然としない気持ちになります。

ともかく、「命を危険にさらす食べ物」って言えば、今日はコレでしょ。
工業用の米、食用と偽り転売 農薬・カビ含有 (朝日新聞) - goo ニュース
おいおいおい。勘弁して~。
味噌や焼酎やせんべいに使われた可能性があるらしいです。私も食べたかも。ひ~~。
この米を使っているメーカーは、いつ名前が公表されてしまうかと今頃戦々恐々としていることでしょう。

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