松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

二年目の櫨の台木苗

2008-04-16 22:17:47 | 復活奮闘日記
暖かくなってきました。
昭和福櫨の種から育てた台木用の苗は二年目を迎えます。
すでに新しい葉っぱが元気よく出ています。

しかし接ぎ木するにはまだ小さすぎるので、今年もまだまだポット苗。
とりあえず去年より大きいポットに移しかえてやりました。

実を言うと、昨年は時々水をやり忘れたり、
あるいは暑い日中に水をやってしまい、水蒸気で煮えたりして、
そのせいでイマイチ生長がよくなかったんじゃないかと反省しています。

今年は来年の接ぎ木のために、ちゃんと水やりしよう!
そう誓いを新たにしたのでした。

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三輪の山桜

2008-04-15 22:13:10 | 美しい風景
先日、筑前町の山中に樹齢300年近くになろうかという大きな山桜があるらしいと聞き、
さっそく道順を教えていただいて、登ってみることになりました。

現地に行ってみると地元の方がケモノ道を切り開いて、きちんとロープを張り、
登りやすいように木材を置いた階段が作られていました。

あまり高くない山だったので、30分ぐらいで到着。
上画像のような大きな山桜で、ちょうど花びらが散っている真っ最中。
なんだか秘境の山桜って感じです。
残念ながら空が曇っていたので、白い花びらが全然わからない。
桜を撮影するのは難しいですね。

その後、神功皇后がお化粧直しをしたという「お滝」へ。



普通の滝だけあるのかと思っていたら、



たくさんの仏像が置かれていました。
三輪の山中には、何か古代のロマンが多く秘められているようで
謎めいた雰囲気の滝です。
ちなみに水も飲んだら美味しかった~。

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オープンガーデン おまけ

2008-04-14 21:20:58 | 美しい風景
え~、田主丸のオープンガーデンは昨日までだったんですが、
行きそびれたガーデンがあったので、それに天気も快晴。
ついつい出かけてしまいました。

上の画像は内山緑地の敷地内の山。この季節は山が華やかな色に染まります。
ログレストランの「あかまつ」も見えます。



同じく敷地内のガーデニングショップ「さんぽ道」
今日もお客さんが多く訪れていました。

九州農園にも行ってきました。



こちらの庭園のシンボルツリーで、樹齢80~100年くらいの松です。
昨日はお座敷で水墨画の展示もあったそうで、てんてこまいだったとか。
今日は私一人。昨日の余韻を残しながら、ゆっくり鑑賞させていただきました。



花や植木を育てるのがとても上手な人もいますが、私は正直苦手な方です。
でもこういう人間でも、美しい庭を目の前にして、
花や木の特長や、それにまつわる話を聞くと、
なんだか心豊かな気持ちになれるものですね。

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オープンガーデン二日目

2008-04-13 23:14:14 | 美しい風景
今日はオープンガーデンの二日目。花華果里(はなかがり)を訪ねました。
上の画像は花華果里。
こちらは古い瓦や瓶を利用して庭木を植え込んでいます。
「割れた瓦や鉢を利用して遊んでみるの。」と言われる通り、独創的な花木が庭に溢れています。
手前は水の入った瓶を下に置き、さるのこしかけをベースにして、
5~6年ほど生長させたもの。



後ろの垣根はなんと竹ぼうき。ほとんど投げ売り状態だったものを利用しています。
枯れ木のうろや根っこなど、いらなくなったものを利用して、
次々に生き返り、花を咲かせている様子を見ると、元気が出てきます。

夕方ぎりぎりセーフでたどり着いたのが吉祥園。



こちらは田舎町の田主丸の中でも、
人里離れた山の中にあるので、空気がさらに澄み切っています。
なんというか、この庭に立つだけで森林浴できるような、深呼吸したくなる所です。
今は柿若葉の季節なので、周辺の風景も素晴らしいものでした。



今日は残念ながら曇りで、下界が見えない~。
晴れていたら、筑後川の向こうまで見えるそうです。
この眺望の良さ。ここ、本当に狭い日本?って感じ。
こちらの奥様も大変親切な方で、たわいもないおしゃべりに付き合ってもらいました。
また晴れた時に撮影に来ようと思います。

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今日から二日間オープンガーデン

2008-04-12 22:03:40 | 美しい風景
今日から二日間、田主丸町ではオープンガーデンが開かれています。
オープンガーデンとはイギリス発祥の文化で、個人の庭を一般に公開するボランティア活動です。
田主丸のオープンガーデン彩の会に所属するガーデンは皆、
耳納連山と調和した素晴らしい庭ばかり。
個人の庭は普段めったに立ち入ることができませんが、
明日までは「こんにちは~」と挨拶しながら、ずんずん入っていくことができます。
公式サイトはこちらです。

上の画像は井上果樹園。
シナモンティーとおやつをいただきながら、しばらく庭を観賞させていただきました。



こちらは「華の石垣」の木の根っこを利用したテーブル。
迫力があります。
こちらではみのうサイダー200円を飲んで、しばらくまったり。



そしてこちらが高山果樹園の結麗桜。
今が見頃ですので、人が入れ替わり立ち替わり訪れていました。



近くで見ると、ソメイヨシノよりもずっと大きくて丸い桜に感嘆の声が。
「太白」という品種だそうで樹齢280年です。

もっとアップで見ると…。



ああ、やっぱり大きくて迫力がありますね。
素晴らしい桜です。

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高橋善蔵という人

2008-04-11 22:08:27 | 復活奮闘日記
最初の櫨の技術書として有名な「窮民夜光の珠」。
著書である那珂川村の庄屋・高橋善蔵について
ちょっとばかし書きたいと思います。

なぜ善蔵は櫨の技術書である
「窮民夜光の珠」を世に出したのでしょう。
秘密にして息子達にだけ教えた方がよっぽど子孫に有利だし、
みんなから大切にされ崇め奉られるってもんです。

善蔵は著作の動機も本の前書きにきちんと書いていました。
以下は現代訳(山田龍雄氏)の文章です。
-------------------
つたないながらもその大よそをいま筆をとって書き残しておけば、
いろいろな知識のない地方の人々や
身近な親類の子や孫たちにとって、
ゆくゆくは世渡りの助けとなるのではなかろうか。
私の願いは財宝を貯え、金持になることではない。
身分の低い百姓たちはただひたすら農業に
精を出さなければならないのである。
一日の計は早朝にあり、一年の計は元旦にありというではないか。
十年の計は樹を植えることであろう。
-----------------
この時善蔵は39才。
なんという志の高さでしょう。
これが江戸時代の農民の人間性だと思うと、
あまりに感服して頭が下がってしまいます。

江戸時代は士農工商で農民は貧しく無知で迷信を信じ…って
なんとなく思っていませんか?
少なくとも以前の私は思ってました。
しかし現代人の私の方が、よっぽど無知でした。

松山櫨の発見者である庄屋・竹下武兵衛に関する文書によると
大体、庄屋レベルだと息子達は下級武士らと同様、
藩校に通っていました。
(もちろん末席だったでしょうけど)

村では住職が寺小屋で農民の子供達に
和算や漢文を教えたりしていましたし、
際だつ才能を持った無名の農民が、
和算を駆使して精巧な水車を作ったりしたわけですよ。

今みたいに著作権なんてない時代ですから
そういう天才農民は無償で周囲の人々へ智恵による恩恵を与え
それが広がっていたんじゃないかと思われます。

善蔵に櫨の植え方を教えた人も、
自分の技術を惜しむことなく与える植木の達人だったのでしょうし、
その人から習った善蔵自身、
他人に技術を教えることを惜しむようなことはしませんでした。

善蔵は53才で亡くなっていますが
晩年まで、九州各地から多くの人々が那珂川村に訪ねて来ては
善蔵から櫨の植え方を習っていたとの記録があります。

勝ち組、負け組を生む格差社会と言われる現代に
自分よりまず人のためを考える善蔵のような人はいるんでしょうか。

現代は本当に江戸時代より進んでいるんでしょうか。
少なくとも人間性は変わってない、というより
むしろ江戸時代より退化してるような気がしてなりません。

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聖火リレー抗議で英語を学ぶTorch relay

2008-04-10 21:23:20 | ニュース
今日は英語の勉強です。

聖火リレー抗議で英語を学ぶTorch relay


なんつーか、これ、真面目に作っているだけに面白すぎ。
繰り返し見て勉強しましょう。

さて、Torch relayは、サンフランシスコでは第一走者がいきなり倉庫へ隠れるという
Torch hide(トーチハイド)をやったあげく、
偽の船や車を出した隙にバスで聖火を運ぶTorch drive(トーチドライブ)という
新語(命名・NBCのキャスター)を生み出しました。

聖火リレーそのものは単なる平和の象徴ですから、
たとえ火が消されても(パリで3回も消されたらしい)
サンフランシスコで裏道をこそこそと走っても、
別にオリンピックが中止になるワケじゃありません。

しかし今回の聖火リレーは業火リレーとも呼ばれています。
平和の象徴に既に不吉さが漂う北京五輪の夏は、
一体どんなものが待ち受けているんでしょうね。

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櫨のお値段 江戸時代編 その3

2008-04-09 21:45:56 | 復活奮闘日記
さて、毎日イロイロあって、しばらく間隔があいてしまいましたが
今日こそ櫨の木の値段の話です。

今日は脱線しないで「窮民夜光の珠」をさくっと見てみましょう。
著者の高橋善蔵は、算数の苦手な私でもわかるように
きちんと丁寧に記述しているので助かります。

---------------
最近、私の持っている畑に櫨の木を八本植えた。
収量は次のようであった。
 一、一本は五十斤    一、一本は四十斤
 一、一本は三十五斤   一、一本は十二斤
 一、一本は十斤     一、一本は八斤
 一、一本は七斤     一、一本は五斤
合計 百六十七斤
この売上げ代銀は六十文銭で換算して銀百十八匁八分六厘であった。
ただし、一斤を銭四十三文で売ったものである。
---------------

この場合、一斤を銭43文で売ったと書いてあるので
167斤で7181文。一文=35円で計算すると
櫨の木たったの8本で、約25万円です。
現代風に言えば、ちょっとしたボーナスですね。

ちなみに一斤は600グラムだから167斤は100.2キロ。
そうすると、当時の櫨の実は1キロ2500円位。
現在の櫨の実は1キロ150~190円位ですから、
いかに櫨が珍重されていたかがわかりますね。
ああ、いい時代だったんだなぁ。

善蔵の時代は、まだ櫨の黎明期。
今私たちが目にする伊吉櫨のような大きな櫨の実はなく
やや小ぶりの実だったし、まだまだ若い木だったので、
善蔵はこれがもっと増え、大きく生長したらと思うと
櫨は予想がつかないほどの莫大な儲けを生み出す
宝の木であるという確信を、より深めていました。

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松山櫨、元気です

2008-04-08 20:12:06 | 復活奮闘日記
暖かくなってきたのか、植樹した松山櫨から元気よく芽が吹き出してきました。
植樹するまでは狭苦しいポットの中で、
ぐるぐる根っこが回っていてはらはらしていましたが
ようやく土に根をおろすことができて、
これから伸び伸びと育ってくれることでしょう。

よく見たら、先端が赤いですね。
昨年、他の櫨の写真を撮影して気づいたんですが、
櫨の若葉は赤い色がつくものと、緑の色がつくものとあります。
その違いは?というとよくわかりません。
単に見た目が華やかになるだけみたいです。

櫨は接ぎ木した頃はとてもナーバスな樹木ですが、
いったん山に植えると、他の樹木よりもたくましく育っていくそうです。
もうすぐ若葉が見られそうですね。

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聖火バスリレー

2008-04-07 22:23:44 | ニュース
不謹慎かもしれませんが、聖火リレー、面白いことになっています。

信じられないほどの厳戒態勢の中行われたリレーでしたが、
なんとすでに二回消されてしまいました。

------引用------

パリで聖火リレー 抗議避けるため、2度も消される2008.4.7 21:20
 【パリ=山口昌子】チベット騒乱での中国当局の人権弾圧に抗議してロンドンで30人以上の逮捕者を出した北京五輪の聖火リレーは7日、舞台をパリに移して再開された。仏治安当局は警官ら約3000人を動員したが、各地でデモ参加者との衝突が相次ぎ、多数の負傷者が出た。フランス通信(AFP)によると、妨害を避けるため、2度にわたって聖火の火が消されてリレーが中断し、少なくとも5人が逮捕された。平和を象徴するはずの聖火は花の都で激しく揺らいだ。
 聖火はセーヌ川沿いのエッフェル塔を出発。凱旋門やシャンゼリゼ大通り、ノートルダム寺院などを約80人でリレーし、約28キロ先のシャルレティ競技場を目指した。
 聖火ランナーの周囲を中国人の警備員や警察官らが二重三重に取り囲んで併走。さらにその外側をオートバイ65台が併走する異様な警備態勢が敷かれた。
 しかし、開始から200メートルでデモ隊と衝突。安全上の理由で聖火が消され、混乱が収束するまで伴走するバスの中に移された。
 さらに警察官らは、デモ参加者が掲げる“チベット国旗”をたたむよう指導。チベット人支援者らは怒りをあらわにしてパリ市内は各所で騒然となった。産経ニュース

--------------------------------
もうバスリレーになっちゃってる。
ネットではこうした騒動をまとめたエクストリーム・聖火リレーもあり、
こうした聖火リレーの様子が書かれています。
この後サンフランシスコもあるし、どんなことになるのやら。

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春の地方審査

2008-04-06 21:36:42 | 和弓と櫨
今日は弓道審査の日。
初めて受けるので、朝早くから起きて緊張気味でした。

無指定で受ける私の順番は13番目。いい番号です。
なぜって真ん中の立ちになるから、前の人に合わせていけばいいからです。
10時頃には実技があり、結果が11時半頃に公表となっていました。
同じ無指定で受験する人は約40人。
遠的の練習場が待合室になっていたので、そこの窓から桜を観賞です。



最初に矢渡しが行われ、その後すぐに審査が始まりました。
順番を待っている間、心臓バクバクになるのかも?と思っていたら
案外落ち着いていました。
脇正面にはズラリと審査員の先生方が並んでチェックしていますが、
頭の中は射の事でいっぱいですから、思ったほど気になりません。

甲矢は12時の方向でわずかに外れ。でも近かったので少しほっとしました。
乙矢は思いっきり引こうと…思いっきり…大きく10時の方向へ外れていきました。

一緒に来た参段のM子さんは学科を受けていたため、
私の射を確認した人はいませんでしたから
自分がどんな射をしていたのかわからずじまいでしたが、
まあ、外れたってことは、結局いつもの射だったんだろうと思います。

それから食事に行って戻ってきて結果を見たら、一級でした。
中ったり、優秀な人は初段候補となって学科を受けることになりますが
私は一級に決定したのでここでGAME OVER
ほっとした反面、なんかさびしーような…。
せっかく足踏み、丸暗記したのに。

その後はM子さんの実技時間まで、うつろな、いや、のんびりした時間になり
お隣に座っていた方達とお菓子をいただいたりして、
(自分は何も持ってきてなかった)
おしゃべりしながら情報交換したりします。
回りを見渡すと簡易テーブルにお茶やお菓子を並べている道場組とかもあって
こうして空いた時間をうまく補ってるんですね。

一級から初段を受ける方に聞いてみました。
「いつもどのくらい練習してあるんですか?」
「審査前の数週間は毎日夜8時から10時くらいまで。」

聞くところによると錬士6段のS先生に至っては、
日曜以外は毎日夜引いているそうです。
ひぇ~。
や、やっぱり絶対的な練習量が違うようです。

そのS先生にもインタビューです。
「大学時代に引いていたけど、結婚してしばらくやめてたの。
でも子供がある程度大きくなると、何かぽっかりと自分の中に空いたものができてね。
私の場合は弓があったからよかった。私には弓しかないの。」

このフレーズ、「私には弓しかない。」
これ、他の弓引きの先生方もよく使っているフレーズです。

私から弓をとったら、何も残らない。

んなこたーないはずですが、そういうセリフが出てくる程、
高段者は他のいろんなものを淘汰していき、
弓を選んだということかもしれません。

人生には、親が病気して看病しなくてはならなくなったり、自分が病気したり
仕事が忙しくなったりと、なかなか思うようにはいかず、
弓を続ける事がどうしても困難な時期もあります。

しかし審査を受け続けて昇段していく人は、
そういう困難な障害を乗り越え、
わずかな時間を作っては弓を引き続け、
弓を人生の友としていくのではないかと思いました。

それにしても実技や学科だけではなく
他の道場の方の話を聞くというのも、大変勉強になるものです。



審査の様子です。
男性の肌脱ぎは60代以上限定かと思っていたら
なんと若い男の子もやってました。(当たり前か)
いや、見たことなかったもので。こないだは女子審査だったし。
肌脱ぎと真剣な表情は、5割増しぐらいイイ男に見えてくるから不思議ですね。
女性の着物での射は四段から。凛々しい姿です。



は~、とにかく今日は二本しか引いてないのに疲れました。
自分のヘタレぶりを実感させられたっていうか。

今日の満開だった桜を思い出しながら、明日からまたがんばるか。


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旅籠鶴小屋にて

2008-04-05 22:10:57 | 復活奮闘日記
今日から二日間、小郡市松崎の旅籠鶴小屋で当委員会の展示販売を行っています。
こちらは築130年になる木造二階建ての建築物です。
明治時代の代表的な造りが当時のままよく残っています。



玄関口のドア近くには「持送り」があります。

郷土史によると、松崎は江戸時代に鶴の飛来地だったそうで、
鶴は当時の高級食材で、この鶴小屋の持ち主Kさんの祖先は
有馬藩の殿様が鷹狩りをするための御鶴番をしていたことが由来とのことです。

大正期の詩人野田宇太郎の両親がこの鶴小屋で料亭を営んでいた時期もあり、
さらに櫨蝋業を営んでいた時期もあるとのことで、
時代の空気を映しながらも、落ち着いた佇まいを残してきました。



朝日、毎日、読売、西日本と、小郡で櫨の展示をやるという新聞記事が掲載され
新聞記事を見て訪れるお客様がよく訪れて
櫨の話を含めていろんな方たちと楽しいおしゃべりをしました。



正徳芯和ろうそくや眞櫨きゃんどる、石鹸、ワックスなど、割と好評です。

明日も引き続き展示即売をやってますが、私は弓。
博多の森での弓道審査を受けるため、丸一日行ってきます。

あ~、筆記の勉強、全然やってない。
明日は朝から弓道場に缶詰なので教本を持って行ってそこで覚えるかな。
一夜漬けならぬ、朝漬け。どうなることやら。

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桜満開の秋月

2008-04-04 23:08:10 | 美しい風景
明日から二日間、小郡市松崎の旅籠鶴小屋で当委員会の展示即売を行います。
それで今はその準備と、
日曜の弓道審査のことで頭がいっぱい。

とはいえ、今日はなんとなく時間もないのに秋月へ行ったのでした。
桜が満開の時の秋月に行くのは初めてです。
人大杉。
いつも季節はずれの時が多かったので、秋月にこんなに人が歩いてるなんて。

でも満開の桜を見ながら、ゆるゆる歩くだけでも目の保養になりました。

帰りは高木久助葛本舗へ。
実はこっちが目的だったりして。
先日葛切りをいただいて、とても美味しかったのでもう一度食べたくなりました。

今日は人が多くて葛桜とか葛もちとか売り切れでした。残念。
店内で葛切り630円を食しました。



そうめんみたいに、氷水に入った葛を黒みつにつけて食べます。
うま~~。

駐車場には大きい葛の根がありました。


本葛は葛の根から一割足らずしかとれず、「白い金」と呼ばれたのだそうです。
店のサイトで工程を見ると、
ほとんどが複雑な手作業で、まさに食のアート。
以前から葛湯とか好きだったんですが、もっと好きになりました。
こういう美味しいものをいただけるとは、山の恵みに感謝感謝。

さて桜と葛でリフレッシュした後は、明日は小郡松崎です。

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櫨のお値段 江戸時代編 その2

2008-04-03 21:09:51 | 復活奮闘日記
最近はすっかり弓モード。
弓道場の入り口ドアから見える桜を見ながら、的前に立ちます。
今日の練習の結果はイマイチでしたが、今更ジタバタしてもどうしようもないので
こういう風景を見てなごもうと…。

さて前回に引き続き、櫨の値段を知るために、江戸時代のお金事情を調べてみました。
こちらのサイトをもとにさせていただきます。

かけそば一杯16文(幕末20文)を500~600円とすると、一文31~38円。
つまり今で言う「早起きは三文の得」の三文は約100円だそうです。
ああ、昔からこのことわざは一体いくらだろー?という疑問が解消しました。
まずはスッキリ!

ここで、さらに連想はふくらみます。
近松門左衛門作の「冥土の飛脚」という有名な歌舞伎があります。
あらすじをちょっと紹介してみると…。
----------------
大阪の飛脚問屋亀屋忠兵衛は、
馴染みの遊女梅川を自分のものにするため
届けるべき相手がある為替五十両で
身請けの手付け金を支払ってしまう。

金を使いこまれた忠兵衛の友、八右衛門は
忠兵衛のため心を砕いてとりなそうとするが、
八右衛門の心を知らぬ忠兵衛は
怒って手持ちの為替三百両の封印を切り、
梅川の身請け金にしてしまう。

他人の為替の封印を切ってしまったからには、極刑は必定。
忠兵衛と梅川はただ二人寄り添いながら、
忠兵衛の生まれ故郷へ逃げていく…。
-------------------
私は歌舞伎版を見たわけじゃなくて、
宝塚歌劇でミュージカル化した「心中・恋の大和路」を見たんですけどね。
それでも、泣きました。これ。

惚れた女のため、こんな愚かなことをするなんて。
でもこれが人間なんだと思います。
近松門左衛門という人は、人間の愛憎の深さや弱さを
えぐり出すように作品に昇華させていて本当に偉大な劇作家だと思います。

ところで、ここで三百両が出てきました。
相撲の十両は今でいう200~300万円ですから
6000~9000万円ぐらいでしょうか。確かに大金ですね。
当時は「十両盗めば死罪」だったそうですから
三百両というのは、とても庶民は手にすることのない金額です。
「冥土の飛脚」は、そんな途方もない金・美しい遊女と
時代のキーワードもばっちり入っていた
人気ドラマだったってのもうなずけますね。

ん?櫨のお金の話でしたが、脱線してしまいました。
それじゃまた明日。

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樹蘭のいちごパイ

2008-04-02 22:24:01 | 美味しい食事
田主丸でぶどう園&フルーツパイのお店をしている「樹蘭」に行きました。
ここはすごく美味しいパイを焼いてくれる店で、店の向こうにはぶどう畑が広がっています。

ただいま季節限定の「いちごパイ」が人気。

画像の通り、いちごがパイに、そのままのっかってるって感じですけど
いろいろ手を加えるより、自然といえば自然かも。

パイは食べているうちに、皮の破片がばらばらになるので、
まずいちごを全部食して甘酸っぱい酸味が口の中にいっぱいになったところで
カスタードクリームの入ったパイ生地を口の中に放り込む。(こんな食べ方でいいんか?)

いちごとパイを別々に食べたような感じでしたが、
いちごも美味しかったけど、パイ生地はパリッとした食感があって美味かったです。

樹蘭を紹介したHPはたくさんありますが、こちらをどうぞ。

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