25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

2045年

2017年01月06日 | 日記

 近年にないほど雲ひとつない正月の三ヶ日が続いた。しかも不思議なことに風もなかった。僕は桃の木を植えた。

 年末に息子親子が来て、三日に帰り、三日から娘親子が来て、孫一色の生活を強いられることになり、今も続いている。息子の娘は4歳半、娘の娘はもうすぐ五歳になる。娘の息子はまだ一歳である。

 息子の娘は積極的であり、ちょけることをする。俳句を25を丸暗記している。娘の娘は少々人見知りをする。ピアノを習い始めるらしい。

 孫たちは2045年で40歳ほどだ。この頃の世はどうなっていることか。仕事の形態が相当変わっているように思える。空にはドローンが飛び交っている。ビルの屋上に宅配をするものだ。車は水素車となり、自動運転をしている。癌はすべて退治されるようになっている。体の中にはチップが入っており、脳とコンピュータがつながっている。

 僕はその頃はこの世にいない。しかしきっと。2045年までに一度大きな危機がくる。日本はこのままではもたない。金がないのにある振りをするというのは、転落の証である。津波のために堤防を高くしているような考えでは、お金は無駄だということになる。

 新年早々、こんなことを思う。