25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

上中下社会

2017年01月08日 | 社会・経済・政治

 120cmの子供用ワンピースとシャツのセットで24000円。これはファミリア製。イオンにいけばこの種のものが1500円から2000円で買える。もちろんデザインは違う。

 別にファミリアのものを着なくてもイオンのものでよいと言える。ナカミチにいけばもっと安いものがあるかもしれない。

 高額な塾代が払える親、塾代が出せない親。一部の金持ちの子供が高学歴を得て、ピラミッドの上層を形成する。つまり社会を牽引していくことになる。

 彼らは合法的な詐欺的行為を堂々と行う。税金詐取と呼ばれたくないから、法律を作り、堂々と天下る。一つめ、二つめと転々とし、その度に、給料とボーナスと多額の退職金をもらう。

 発展途上国では収賄、贈賄は当たり前のことで、日本もそうだった。またその額もたいしたものでもない。とことが先進国になってくると、知恵を絞って、増収賄を巧妙に合法化する。

 5分の診療で1600円。3割自己負担だから、あとの7割は国からもらう。この医療費の高額はどうやって算出されるのだろう。

 この20年の間で、一億総中流社会が上と中と下と分断が起こった。その値の幅が先のファミリアとナカミチの幅である。それでも生きていけるのだから、日本は豊かだともいえるのだろう。

 朝ドラ「べっぴんさん」の主人公は高度経済成長の波に乗り、つぎの知価社会、高度消費社会をブランドを築くことで生き残っている。孫にプレゼントするじいさん、ばあさん、ブランド志向の裕福な家の母親を相手にしていることを予想していただろうか。

 さあ、3時になった。期待の小柳が琴恵光に網打ちで負けた。

追記: 中立親方の論理的解説はすごい。