テレビ番組内で「モナコ」についてちょっと紹介したコーナーがあった。ここに住む五人の80%は移民だそうな。6000万円の貯金証明を見せる必要がある。治安がよくお金持ちだけが暮らす。ウエイターをやっている隣のフランスから毎日国境を越えて自転車で働きに来る男性によれば、賃金はチップも含めてフランスの3倍になるという。
モナコ公国。立憲君主制国家。アルベール2世が現在のモナコ大公。高級カジノ。ヨットハーバー、モナコグランプリが有名である。お金持ちに有名なのは所得税がないことだ。タックスヘーブンの都市国家としてもよく知られている。テレビではファッショナブルな女性や男性を紹介していた。世界でも有数の富裕国である。腕時計が1200万円だとか、身につけているもので、何百万とか、なんと人間は無駄なことをしているのかとは思う。
昆明。中国雲南省の都市。この昆明は年中春だと聞いたことがある。快適な気温が毎日続く。昆明から尾鷲に越してきた人の話だ。話から想像だけしていたのだが、もっと小さな都市だと思っていたら巨大な都市であった。これもテレビで紹介していた。東北地方は寒いので、昆明への移住希望者が多いという。
昆明の池のほとりには柳が並んでいた。ぼくは中島みゆきの「川風」はまさにこんな風なところで、歌えばとってもよい歌だろうな、などと思ったのだった。ここは一度行ってみたい。高倉健の「単騎千里を走る」は昆明が基地となって撮影がされたと聞いたことがある。暑くもなく寒くもなく、1891メートルの高原にある。ユリカモメが池に居て餌をやる人々がいた。ロシアに飛び立っていくのを見送る人たちもいた。
世界には多くの都市があり、町がある。以下は行ったことがある町である。
バンクーバーからフェリーで30分。ビクトリアという花の公園と花でいっぱいの島があり、カナダの人は老後、ここに住みたい人が多いという。この島の美しさには堪能した思い出がある。
シアトルからも近い。シアトルの中にマーサーアイランドという島がある。中州である。周囲の湖は年中穏やかであるからレイクサイドが人気の不動産だ。この町も安全で上品でよい町だった。モナコのような雰囲気はまるでない。アメリカ人の良き良心がある島だと思う。人々は寛容で優しく、理知的である。
バリ島は相変わらずまた行きたくなる島だ。バリ島には伝統音楽、舞踊、絵画、織物、銀細工、木彫り、石彫がある。そのようなものを大事にしている。ホテルリゾート区域と自分たちが生きる地域とは一線を画している。その徹底さにも人々は惹かれる。神々にお供えをし、物静かに生きているように見える。
リスボン。ぼくは二度行った。リスボンの街はアルファーマ地区の路地を歩き、ファドを聞くのだ。ワインを飲みながらいわしを食べ、亀の手を食べるのだ。
いろいろな都市や町のことを想っていると、もう時間に限界がきつつあることに気づく。かつてどこにでもいける、どこにでもいく、と、時間は無限にある、と思っていたのが、有限性にふと気づく。
モナコ公国。立憲君主制国家。アルベール2世が現在のモナコ大公。高級カジノ。ヨットハーバー、モナコグランプリが有名である。お金持ちに有名なのは所得税がないことだ。タックスヘーブンの都市国家としてもよく知られている。テレビではファッショナブルな女性や男性を紹介していた。世界でも有数の富裕国である。腕時計が1200万円だとか、身につけているもので、何百万とか、なんと人間は無駄なことをしているのかとは思う。
昆明。中国雲南省の都市。この昆明は年中春だと聞いたことがある。快適な気温が毎日続く。昆明から尾鷲に越してきた人の話だ。話から想像だけしていたのだが、もっと小さな都市だと思っていたら巨大な都市であった。これもテレビで紹介していた。東北地方は寒いので、昆明への移住希望者が多いという。
昆明の池のほとりには柳が並んでいた。ぼくは中島みゆきの「川風」はまさにこんな風なところで、歌えばとってもよい歌だろうな、などと思ったのだった。ここは一度行ってみたい。高倉健の「単騎千里を走る」は昆明が基地となって撮影がされたと聞いたことがある。暑くもなく寒くもなく、1891メートルの高原にある。ユリカモメが池に居て餌をやる人々がいた。ロシアに飛び立っていくのを見送る人たちもいた。
世界には多くの都市があり、町がある。以下は行ったことがある町である。
バンクーバーからフェリーで30分。ビクトリアという花の公園と花でいっぱいの島があり、カナダの人は老後、ここに住みたい人が多いという。この島の美しさには堪能した思い出がある。
シアトルからも近い。シアトルの中にマーサーアイランドという島がある。中州である。周囲の湖は年中穏やかであるからレイクサイドが人気の不動産だ。この町も安全で上品でよい町だった。モナコのような雰囲気はまるでない。アメリカ人の良き良心がある島だと思う。人々は寛容で優しく、理知的である。
バリ島は相変わらずまた行きたくなる島だ。バリ島には伝統音楽、舞踊、絵画、織物、銀細工、木彫り、石彫がある。そのようなものを大事にしている。ホテルリゾート区域と自分たちが生きる地域とは一線を画している。その徹底さにも人々は惹かれる。神々にお供えをし、物静かに生きているように見える。
リスボン。ぼくは二度行った。リスボンの街はアルファーマ地区の路地を歩き、ファドを聞くのだ。ワインを飲みながらいわしを食べ、亀の手を食べるのだ。
いろいろな都市や町のことを想っていると、もう時間に限界がきつつあることに気づく。かつてどこにでもいける、どこにでもいく、と、時間は無限にある、と思っていたのが、有限性にふと気づく。