25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

NHK大河ドラマ

2019年11月12日 | 映画
  長年の付き合いのようなもので、NHKの大河ドラマ「いだてん」を見ている。このドラマは、話の腰を折るドラマで、噺家の話がでてきてストーリーを中断させる。中断させる方の話も面白かったら2本立てと割り切って見ればよいのだが、ビートたけしとそのまわりは気の毒なくらいドラマの流れを壊している。ビートたけしのせいではなく、脚本担当の宮藤官九郎や制作側のスタッフのせいだが、視聴率が悪いのは「勘九郎の面白味のなさとストーリー中断が頻繁な前半ですっかり白けてしまった。今はもう「喜劇」として見ている。おもしろくないなあ、と思いつつ、休んだこともあったが、まだ見ている、と思ったら、はやあと一か月ほどで終わりである。
 来年は「麒麟がくる」。NHKホームページよると、「脚本は、第29作「太平記」を手がけた池端俊策のオリジナル。大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生にも光があてられます。物語は、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描いていきます。若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして秀吉が、家康が、所狭しと駆け巡る…
「麒麟がくる」―新たな時代の大河ドラマの始まりです。」 とある。大河ドラマの原点に戻る、ということなのだろう。たぶんしっかりと気合を入れて観ることになると思う。明智光秀の登場はいろいろな小説では突然である。信長が「安土桃山城」に建築するときにこだわった思いも描いてほしいと思う。天守閣を金閣寺にするとは、八角形にする意図も知りたいものだ。明智光秀を「まんぷく」の福子の夫、立花萬平を演じた長谷川博巳だ。この俳優、夏目漱石までも演じるようになった。明智光秀役もよく合うような気がする。生真面目で才能ある伝統・格式を重んずる男を演ずるのだろう。

 「麒麟がくる」のキャストをいくら調べても織田信長が出てこない。まだ役を決めかねているのだろうか。
 松永久秀が吉田剛太郎。本木雅弘が斎藤道。染谷将太が織田信長。題字 中塚翠涛。この題字、大河ドラマはいつも良いと思う。

 これまでの大河ドラマでよかったものぼくのベスト5


  1.獅子の時代
  2.炎立つ
  3.独眼竜正宗
  4.花の乱
  5.太平記